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今年も迷走する毎日新聞
◉毎日新聞が、新春から炎上しています。それも、2本の記事で。最初の一本が、こちら。
【「若者よ、投票に行こう」ではダメ? 投票率も「質」の時代に】毎日新聞
投票率が上昇する、とりわけ若者が投票に行けば、民主主義はより強いものになるのか。
ただ、海外の事情をよく知る専門家はむしろ、投票の「量」よりも「質」が大事な時代になっているという。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■若者の質が低い?■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。若者=リベラルという、60年安保70年安保の頃の手垢のついた図式で、未だに毎日新聞はその図式に固執しているわけです。そりゃそうでしょうね、未来を担う若者に支持されるって、大事ですから。そこで若者の投票率を上げようと、さんざん選挙に行こうと呼びかけをしたら、その若者はリベラル税を見放しているという結果が、もう何年も顕著ですからね。
・2021年衆議院選挙
・2022年参議院選挙
・2023年統一地方選挙
・2024年東京都知事選挙・衆議院選挙・兵庫県知事選挙
連戦連敗です。というか、安倍政権時代も国政選挙などで負けが多く。
記事では、ドイツの例とナチスを持ち出し、延々と語っているのですが……要は、自民党に投票するような若者は質が低いと、そう言ってるわけです。なにやら、「安さ爆発!」をスローガンにしていた某家電量販店が、安売り競争に負けたら「好感接客!」とか言い出したのを、思い出します。そこは、程なく潰れましたが。毎日新聞は、底意を読者に見透かされて、この記事を取り上げた𝕏(旧Twitter)の毎日新聞公式アカウントのポストは、引用ポストやリプライ欄は、大炎上です。毎日新聞公式アカウントのポストを、以下にリンクしておきますね。
「若者よ、投票に行こう」ではダメ? 投票率も「質」の時代に https://t.co/wYYeGM4P80
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) January 4, 2025
「若者よ、投票に行こう」ではダメ? 投票率も「質」の時代に
786.7万閲覧・874イイネ・イイネ率0.011%
紛うことなき炎上です。たぶん、この勢いなら1000万インプレッションを超え、イイネ率も0.009%台になりそうな――。
■戦争を煽った新聞■
それ以上に批判を浴びているのが、こちらの記事です。TBSラジオ『荻上チキ・Session』に出演した栗原俊雄毎日新聞記者の、記事なのですが……。荻上チキ氏や青木理氏を重用しだしてから、毎日TBSグループは、本当に劣化が止まらない感じで。毎日新聞は、二度目の倒産をやらかしそうな勢いですね。だいたいマスコミは、戦争を止める側どころか、火に油を注いだ側で、本来は戦犯として裁かれる側レベルだったのに。陸軍の推す日独伊三国同盟も推進、ヒトラーと手を組む最悪の選択を促したわけで。関東大震災で不逞朝鮮人が〜と煽った新聞が、まともなはずもなく。100年前から変わらぬ、大衆迎合の風見鶏が、日本のマスコミです。
【なぜ、新聞は戦争を止められなかったのか? 課せられた二つの使命】毎日新聞
昨年12月4日、TBSラジオ「荻上チキ・Session」で話す機会があった。テーマは「なぜ、メディアは戦争を止められなかったのか」。私には1時間程度が割り当てられた。
ゴールデンタイムとしては長い。しかし、メディア史の専門家が研究者人生をかけて探究するような重いテーマだけに、時間内でうまくまとめる自信がなかった。番組には2015年から10回以上出演してきたが、荻上さんやリスナーからしばしば想定外の質問を受けるので、なおさら不安があった。
たとえば満州事変を批判した朝日新聞は、部数を大きく落とします。大阪朝日と東京朝日の国内販売総部数は、満洲事変勃発の年には150万部を切り144万部になりますが、そこで主戦論に転じたら部数が爆増、翌年には182万部と、前年比38万部増の爆増。これで味をしめた朝日新聞は1944年には293万部と、終戦までに満州事変のときの2倍ぐらいにも増えました。毎日新聞も似たようなモノ。いや、朝日新聞よりも早く、主戦論に転じており。毎日新聞の前身である東京日日新聞と大阪毎日新聞の、元日付発行部数は1926年の200万部超から、1941年に約350万部を記録したとか。押し紙込みの数字でしょうけれど、こちらもとんでもない数字です。
【戦争反対の先頭に立っていたのに…朝日新聞を「戦争扇動メディア」に変えた満洲事変というインパクト】PRESIDENT Online
■戦争責任は何処に■
戦前のマスコミに関しては、志位和夫氏のこちらの批判が正鵠でしょう。
日本の大手新聞は、侵略戦争をすすめた時期に、戦争礼賛の記事によって、販売部数を拡大し、国民世論を誤った方向に導いた。その責任はきわめて重大です。ところが、敗戦をむかえた1945年、真剣な反省をしないまま、しかも戦前・戦中の旧経営陣の多くが居座ったまま、戦後も新聞を発行しつづけました。 https://t.co/IA2hw8v0NO
— 志位和夫 (@shiikazuo) February 14, 2022
日本の大手新聞は、侵略戦争をすすめた時期に、戦争礼賛の記事によって、販売部数を拡大し、国民世論を誤った方向に導いた。その責任はきわめて重大です。ところが、敗戦をむかえた1945年、真剣な反省をしないまま、しかも戦前・戦中の旧経営陣の多くが居座ったまま、戦後も新聞を発行しつづけました。
解説を加えると、ドイツのマスコミは戦後、戦争に加担したとして責任を問われ、解散させられています。このときに多くの新聞が廃刊になり、戦後に出直したところが多く。志位氏のポストは、それを踏まえています。「昭和天皇の戦争責任が~」と言うリベラル派は多いですが、戦争責任を取っていないのは、朝日新聞や毎日新聞ら、主要マスコミです。読売新聞の正力松太郎は、公職追放を受けていますが、それぐらい。ちなみに、軍部は大手マスコミに協力的で、戦時中に統廃合されて日本の地方紙は極端に減り、これが朝日新聞や毎日新聞の部数増にも、貢献しています。戦争のことを語るなら、まずは自社の汚点から語ればいいのに。
なぜ、新聞は戦争を止められなかったのか? 課せられた二つの使命 https://t.co/Gr3MVyd6Iw
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) January 4, 2025
なぜ、新聞は戦争を止められなかったのか? 課せられた二つの使命
36.3万閲覧・92イイネ・イイネ率0.025%
こちらはまだまだインプレッション数が伸びていませんが、ある意味で厳しいツッコミがバンバン入っています。ひとつだけ、引用して転載しておきますね。
『なぜ、新聞は戦争を止められなかったのか?』
— 💙💛 k u r i t a 🐈⬛ 🐈 𓃭 𓃠 𓃬 (@kuri_kurita) January 4, 2025
目を疑ったこの見出し。😳
満州事変を“後援”した毎日新聞の言って良いことか?
記事の中身もとても酷いと思う。
画像はここから。https://t.co/gvtbQUDX5n https://t.co/q8xiUU9qpk pic.twitter.com/40DwCs2Whk
『なぜ、新聞は戦争を止められなかったのか?』
目を疑ったこの見出し。😳
満州事変を“後援”した毎日新聞の言って良いことか?
記事の中身もとても酷いと思う。
画像はここから。
http://masrescue9.jp/column/maesaka/back_no/maesaka8.html

こういう歴史こそ、語り伝えるべきでしょうに。
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