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毎日新聞のマイナ保険証記事がおかしい

◉毎日新聞が、2025年1月のマイナ保険証の利用登録の解除申請が1万3212件、累計の申請数は5万8426件に上ったと報じています。見出しも【マイナ保険証の解除申請、累計で5万8000件に 1月は1万件超える】と打っていますが……。内容を読むと、広告を挟んで最後にちょこっと、〔一方、新たな利用登録は87万3386件増えて、累計の登録数は8153万414件となった。健康保険証の新規発行は昨年12月2日に停止されている。【松本光樹】〕と出てきます。呆れました。

【マイナ保険証の解除申請、累計で5万8000件に 1月は1万件超える】毎日新聞

 厚生労働省は18日、1月のマイナ保険証の利用登録の解除申請が1万3212件あったと公表した。解除申請は昨年10月下旬から受け付けが始まっており、累計の申請数は5万8426件に上った。

https://mainichi.jp/articles/20250218/k00/00m/040/177000c

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。


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■数字と割合を比較する■

詳しくは、上記リンク先の毎日新聞の全文を、ぜひお読みいただくとして。 累計の登録数は8153万414件で、新規の利用登録は87万3386件の増加。なのに、新規解除申請1万3212件と、累計の解除申請数5万8426件を強調する。ここまであからさまな誘導も、珍しいですね。新規登録より66.1倍も少ない解除申請を、さも重要な情報のように報じる。累計登録者数よりも1395.4倍も少ない累計解除申請数を、見出しで強調する。マイナ保険証に親でも殺されたかのよう。こんなことを繰り返してきたから、日本の旧メディア──新聞・テレビ・ラジオ・雑誌は、デジタルネイティブの若者世代から信用を失い、見放されつつあるわけです。

累計解除申請5万8426件で、新規解除申請1万3212件ということは、先々月の累計解除申請は45214件。累計登録数は8153万414件で、新規の利用登録は87万3386件ということは、先々月の累計登録数は8065万7028人。つまり、2024年12月末で0.056%だった解除率が0.071%にと、0.015%も増えた……と。毎日新聞様におかれまして、そこを強調したいわけですね? 自分には、ただの誤差の範囲内にしか見えませんが。こうやって、マイナ保険証は悪と、言いたいわけです。もちろん、そんなことをあからさまに言えば反発が出るので、見出しや冒頭で誘導し、広告を記事の途中に挟んで、新規の登録数と累計登録数を目立たないようにする。せこいですね。

旧メディアが数字を出してきたら割合を、割合を出してきたら実数を見る。まぁ、今回の件はそれ以前の話なのですが……。

■デジタル処理で効率化■

マイナ保険証って、当人が亡くなると自動的に解除されるんですよね? 2023年の日本の年間死亡者数は、159万503人とのこと。月に13万2500人ぐらい亡くなっているんですから、手続きミスでもけっこうな数が出そうな……。そういう部分においても、マイナ保険証はとても効率的なシステムで、行政の省力化に役立っていると思うのですが。このシステムが憎くて憎くて仕方がない人がいます。アメリカでは、イーロン・マスクが、社会保障を受けている人数がアメリカの人口を大きく上回っていることを指摘し、大騒ぎになっています。なんと100歳以上のアメリカ人が2000万人以上、140歳以上が約500万人いるという衝撃。

何しろ、2024年9月1日時点で、日本の100歳以上の高齢者数は9万5119人とのこと。世界的にも長寿な人間が多い日本ですら、この数字。人口3億人と、日本の2.4倍の人口を誇るアメリカとはいえ、20万人ちょっとぐらいが、実際の数字でしょう。それが、2000万人。100倍ぐらいいるわけです。東京都の人口をはるかに上回る数字です。世界記録を大きく上回る140歳以上の人口が500万人に至っては、悪いジョークのようです。もちろん日本でも、死亡届を出さずに親の年金を受け取っていたり、手続きミスでとんでもない長寿になっている例は、指摘されていますが。これは驚愕の数字ですね。

さすがに、ひどすぎる数字なので、イーロン・マスク氏の勘違いや、何らかの入力ミスの可能性は、保留しておきます。ですが、逆に言えば アナログな事務処理では、大きな問題が起こる可能性も 排除できないわけです。

■立憲共産れ新社民の愚■

紙の保険証に異常にこだわるのは、立憲民主党に共産党、れいわ新選組、社民党など。でも、その論拠は強引だったり、破綻していたり。傍目には、紙の保険証を悪用して使い回したり、身分証明書として 顔写真が必要ないことから、なりすましをしているのではないか……と疑われるわけです。日本では、国際テロ組織の幹部連中が、偽造パスポートなどで密かに帰国しており、国内に潜伏していたところを、逮捕される事例が多々ありますが。あの人達は何年も潜伏している間、一度も病気にならなかったのでしょうか? 自分は 比較的健康な方ですが、それでも年に何回かは、病院や歯医者で保険証は利用しますからね。

けっきょく、戦後の言論空間を歪めてきたマスコミと野党が、マイナ 保険証にここまで反対するということは、日米安保や自衛隊、皇室、国旗国歌に反対してきた過去と同じで。今となってはそれら全てを、国民は支持しています。反原発も、福島第一原子力発電所の事故当初は、感情的に反原発の機運が、高まりましたが。今となっては、電力料金の値上げに苦しみ、ようやく一般の人たちも、原発再稼働を容認する方向に多数が傾いています。マイナ保険証も同様に、国民の多数はすでに多数が登録し、順調です。そこで悪用していた人たちが、文句を言ってるようにしか見えないのですが。自営業者としては、マイナカードの普及で確定申告がなくなれば、さらなる省力化・効率化が進むと思っています。


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