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2024衆議院選挙雑感

◉個人的に思ったことを、ツラツラと。

【衆院選 開票速報】朝日新聞

https://www.asahi.com/senkyo/shuinsen/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。


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■自民党大敗、だが…■

詳しくは、上記リンク先を、ぜひお読みいただくとして。開票速報に関して言えば、朝日新聞のこの表が、公示前数字や無所属の与党系・野党系も分かって、見やすいですね。

自由民主党191議席、公明党24議席、維新の会38議席、国民民主党28議席、与党系無所属6議席。これらの合計が287議席。衆議院の3分の2の310議席には届かず。立憲民主党の伸びが、自分の予想以上でした。ただ、自公政権はギリギリ踏みとどまった感じですかね。きちんとした法案や予算案ならば、維新の会や国民民主党は基本、賛成するでしょうから。党利党略で牽制することもあるでしょうけれど、国会はなんとかなりそう。

しかし石破茂総理大臣と小泉進次郎選対委員長の、責任が問われるでしょう。石破内閣はたぶん、1年保てば御の字か……。石破茂氏に人気がなかったというか、マスコミによって作られた人気?はあった。自民党の議員でありながら、党に批判的で背中から撃つ人だったから、マスコミが持て囃したので。でも、マスコミによって作られた人気だったから、マスコミが応援しなければ、有権者の人気は消滅する。当然ですわな。批判ばかりで対案がない、荻上チキイズムの政治家は、右も左も実務能力に欠ける、ということで。

■年代別の比例投票先■

ペケッターで流れてきた、こちらの年代別比例投票先のグラフも、かなり参考になる内容です。立憲共産党が、ジジババ中心の老人政党だって、可視化される内容。逆に、国民民主は若者政党。今後も伸びしろがあります。維新の会は、各年代にほぼ万遍なく。これはこれで強いです。各年代に万遍なくは、公明党もですが、やや共産党の分布に近く、高齢者ほど指示が高い傾向が……。公明・共産の、事実上の宗教系政党が今回、沈んだ理由ですかね? 両党とも信者の高齢化が顕在化。そして、新興宗教のれ新参政に、若者票が流れたと。

そして自民党は、全世代に万遍なくの、維新の会の強化版なんですが、今回は30代と50代の離反が大きかったかなという印象です。特に30代が、れ新・参政・保守党などに流れたかな? 高齢者層は旧メディアの扇動によって、立民に流れましたが。インターネットとSNSの発達によって若者は、旧メディアからの影響力は落ちているのですけれども。お灸を据えるなら、立民ではなく国民民主党へという賢明な層と、陰謀論や威勢の良い奇論珍論に流れる軽佻浮薄な層と、二極化してるようです。

■トンデモ&ヤケクソ■

反ワクチンや放射脳デマを垂れ流す、陰謀論の信奉者は、立民の原口一博議員や社民の福島瑞穂・大椿裕子コンビ、れ新などなど、各党にも浸透してるし、自民や維新や国民民主にもけっこういます。自分は、安倍元総理と旧統一教会の関係や、取り巻きの親学・江戸しぐさ・EM菌推しのアホンダラともども、是々非々で批判してきましたけれど。「壺壺! 裏金裏金! ベクレてる! ワクチン危険!」と連呼する、声の大きなトンデモ系とヤケクソ系が、票と議席を奪ってしまう問題。

彼らトンデモ系とヤケクソ系は、旧しばき隊や菅野完と愉快な仲間たち的な、威嚇や実力行使を厭わないでしょうし、大石あきこ議員程度のパフォーマンスも繰り返されるでしょう。ああいう、人の話も聞かず喚き散らす系が今後、与野党ともに、問題になるのは確実かと。この、トンデモ系やヤケクソ系の政党に投票する若者って、第二の全共闘世代になりそうで、かなり問題ですね。境界知能云々と見下しても、解決策にはならないので。地道に説得していくしかないんですが、ほんと人の話を聞かないからなぁ……。

双方向性のインターネットで、集合知を活かして監視し、エビデンスなきデタラメを吹聴したら、ツッコミを入れるしかないです。

■裏金裏金と騒ぐが…■

どこぞのテレビ局は、裏金問題というレッテル貼りをした上に、辻元清美議員のコメントを流したようですが。ただのパーティ券の不記載で、国民の税金とは関係ないです。自民党の場合は、会計責任者が罪に問われていますが、政治家自身は刑事罰は受けておらず。国民の血税を詐欺して実刑ギリギリの執行猶予5年で有罪の前科者と、どっちが酷いんだって話です。しかも辻元清美議員は、執行猶予中に早くも出馬。あの時マスコミが、今回ほど批判しましたか? 詐欺詐欺と連呼しましたか? 

ほんと、ダブスタがひど過ぎ。政治とは本来、政策で戦うべきです。なのに、敵失を煽るばかりのネガキャン選挙では、ヒトラーとナチスとヒトラーユーゲントとのやり口と、何が違うのでしょうか? そんな政治をマスコミが煽って、どうするんですか。それは必ず野党にもマスコミにも、跳ね返ってくるのに。実際、石破茂総理は、自分がやってきたことのブーメランを、特大の形で食らってしまっていますよね?

しかし今回は、追加公認やらでギリギリ、自民は踏みとどまったかな? 党内野党を気取り、背中から撃ってきたエエカッコシイの、化けの皮が剥がれましたし。失点がないだけのセクシー選対委員長の無能さも可視化。今後、自民党は多数派工作がどこまでできるかに、なるでしょうけれども。

■左右に獅子身中の虫■

問題は、維新の会と国民民主に早くも浸透している、左右のトンデモ系議員です。この、獅子身中の虫は自民党にも公明党にも一定数いて、コイツラが悪さをする可能性があります。国民民主党は、玉木雄一郎代表はかなり まともなのですが、とにかく脇が甘く、社会運動系のアホな候補を起用してしまう、悪癖があります。井戸まさえ元議員とか、その典型例ですが。もうひとつ、今回の選挙で、一般にも可視化された問題点は、比例復活によるゾンビ議員の問題でしょう。

松下玲子議員、有田芳生議員、大石あきこ議員も含め、国民の審判を受けて落選したはずの議員が、ゾンビのように復活してしまう比例制度。選挙区で最下位だったのに、国会議員になってしまう。これでは名簿順位を決める人間に、権力が集中するわけで。共産党や立憲民主党で、特にこの悪癖見られますね。人気や知名度はなくても、政策通の議員を当選させられたり、良い面もあるんですが。というか立憲共産れ新社民は、明らかに悪用していますから。

国民民主党が7月の段階で、比例復活の廃止を訴えていましたが。なるほど、その可能性も検討すべきでしょうね。立憲共産れ新社民は、死に物狂いで反対してくるでしょうけれど。中選挙区の部分的な復活と、比例復活の条件の見直しなど、最初のステップを検討すべきでしょう。

■万機公論に決すべし■

今回も、新聞・テレビ・ラジオ・雑誌の、旧メディアの影響力が、まだまだ大きいのと実感させられました。でも、メディアの力を弱めるために、スポンサーに圧力をかけるのは、良手とは思わないです。その手法は、左派が散々使ってきましたし、それ自体は言論の自由 を圧迫するものですから。そもそも旧メディアは、読まない・観ない・聴かないで、地道に影響力を落とせば宣伝力がなくなり、宣 電力がなくなればスポンサーは、自然に離れていくから。

それよりも朝日新聞とか買っている親に、通信機能付きのiPadとか買ってやるほうが、まだしも多様な情報に触れるから、マシかもしれません。朝日新聞や毎日新聞の報道は、こういう形でツッコミがバンバン 入っているんだよと、旧メディアの信頼性がいかに低いか、思い込みを打ち破ってやるのが大事かと。ただ、元々が権威主義的な人間は、アホな陰謀論にも簡単に染まる危険性もあるのですが……。それでは最後に、こちらのポストを紹介して、自分なりのまとめを。

異論はあるだろうけど、今回の選挙の感想

・石破さんは本当にケンカがへたくそ
・安倍さんは完全に歴史の人になった
・自民最大の実力者は岸田さんになった
・公明も共産も地盤がだいぶ傷んできた
・立憲は過去最多議席だがMAX風が吹いてこれなら、未来に対しても今回が最多だろう

https://x.com/ebi_kosuke/status/1850549438508683377?t=99vB1yV1Z1mPsQOw17-GnQ&s=19

昭和が精算される令和の世、という印象でしょうか。でも同時に、昭和が再生産される面も、感じました。全共闘世代も含まれる団塊の世代は、本当にろくでもない世代だと思うのですが。れいわ新選組や参政党、日本保守党などに、形を変えた団塊の世代の浅薄さが、受け継がれているな……と。ただ、その再生産されたトンデモ系やヤケクソ系は、そこまで数は多くはないのが現状です。ある種のガス抜きとして、それらはゼロにはならないでしょうから。責任感を持つ政党は、経済政策を頑張ることで、支持は回復すると思います。


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