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犬山紙子さんの〝娘のフェミニズム〟

◉なんか、Twitterで話題になっていた、少し前の記事。TOYOTAのアクアの宣伝用の記事なんですが、意識高い系の気持ち悪さや、他人に求めてばかりで自分は手を汚さない〝娘のフェミニズム〟っぽさが満載で、笑ってしまいました。取りあえず、犬山紙子さんが自分の顔の右側からのアングルに自信があるのは、理解できました。10枚の写真中7枚が右からで、左からの2枚は正面アングルに近く、残り1枚は手のディティール・ショットでした。

【犬山紙子さん「女性だけがおにぎりを握るのは疑問」防災に“女性の視点”が必要な理由】ハフポスト


自然災害が多いと言われる日本。国土交通白書2020によると、大雨や土砂災害をはじめとした自然災害の発生頻度はさらに増加傾向にあります。防災は他人ごとではなく、日本に生きる私たちに深く関わる問題です。
(中略)
たとえば、女性だけが避難所のおにぎりを用意したり、炊事当番を任されたりした話。大切な仕事だからこそ性別役割分業が前提であってはいけないし、無償であることにも疑問を感じます。日ごろから女性は無償でケア労働をするもの、という前提ありきなんですよね。

ヘッダーの写真は、noteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■娘のフェミニズム=甘えと依存■

上野千鶴子御大のフェミニズムとは、女性に四年制大学進学率が低かった時代に、地元富山県でない大学に進学(京大ですが同志社も受けている)して大学院まで進むのを許した医者の父親に、パパの下着といっしょに洗わないでよ〜レベルの不平不満をぶつけるレベルの、〝娘のフェミニズム〟ですから。彼女と6歳ほどしか違わない叔母とか、学年トップの成績でも高校進学さえ叶わず、集団就職してた時代にです。

もちろん、上野御大がそういう恵まれた環境を自覚し、弱者にも機会の平等を訴えるならまだしも。自分はタワマンに住んで高級外車乗り回して、「平等に貧しくなろう」ですから。そんな気はカケラもないのに。上級国民の上から目線の啓蒙主義とか、実に醜悪です。そりゃあ御本人は父親と葛藤もあったでしょう。でもそれは、コロナ禍で経済が苦しい中で夫婦別姓の実現とか言ってる利権民主党の公約といっしょ。そりゃ喫緊に解決すべき事ですか、そんなに重要ですか、という話です。

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■何ができるかが不明■

この方、コラムニストだそうですが、寡聞にして存じ上げませんでした。この犬山紙子さんの主張も、私は瓦礫撤去などの力仕事の方が好きだ・得意だからそっちをやらせてほしかった、とかならまだしも納得できます。土建屋の叔父の飯場とか、女性もけっこうな比率でしたから。でも、そういう話でもない。文句や批判ばかりで、建設的な提案や仕組みのビルドができない、典型的な左翼仕草。

そもそも緊急時の役割分担とか、ある程度ステレオ対応にならざるを得ないわけで。個別性をジックリ検討できないからこそ、緊急事態なんですから。投網をかけるようになるのは必然。自分は男性と同じぐらいこういうことが出来る、って話でないのなら。男性のような力仕事とはしたくないが、おにぎりを用意したり、炊事当番を任されたくないって話ですか? それとも、男は力仕事もしておにぎりを用意したり炊事当番をしろとか? 

■平等ってなんですかね?■

緊急時は女性が弱い立場に追いやられ、搾取されてしまいますよね。」とか、犬山紙子さんは主張されますが。例えば、タイタニック号のような悲劇に立ち会ったら、自分だって命は惜しくても「救命ボートは女子供優先だ」と言うでしょう。犬山紙子さんが「いや、男性も女性も、老人も子供も、等しい数に振り分けるべきだそれが男女平等だ」とか言うなら、自分も納得します。でも、そういう話ではない。というか、日本のフェミニストはおおむね、こんな感じ。

女性は被害者で、搾取され、やりたくもない仕事や役割を押し付けられる被害者。いやもう、そういう被害者コスプレして一方的に男性を糾弾する、薄っぺらい男女平等には、自分は辟易します。実際、この内容には疑問や不満の人が多く、今ごろになって発見され、話題に上ってるのですから。朝日新聞別働隊のハフポストらしい、内容のないPR広告でした。TOYOTAとしては話題になったから、うれしいのかもしれませんが。

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