韓国国防相「ベトナム戦争での民間人虐殺は全くなかった」
◉1968年2月にベトナムで、韓国軍が70人あまりの民間人を虐殺した事件をグエン・ティ・タンさんが大韓民国を相手取った損害賠償請求訴訟を起こし、ソウル中央地裁は2月7日に原告勝訴の判決を下したのですが。これに対する韓国国防部長官（日本の防衛大臣に回答）の見解が、波紋を呼んでいます。この問題を昔から積極的に報じてきた、左派のハンギョレ新聞が報じています。
【韓国国防相「ベトナム戦争での民間人虐殺は全くなかった」…判決に真っ向から反論】ハンギョレ新聞日本語版
国防部長官、政府の賠償責任認めた司法判断に「同意しない」
「ベトナム派兵韓国軍による民間人虐殺は全くなかった」
イ・ジョンソプ国防部長官は、ベトナム派兵韓国軍による民間人虐殺について「国防部が確認したところによると、韓国将兵による虐殺は全くなかった」、「判決にも同意しない」と述べた。この発言は、ベトナム戦争に派兵された韓国軍による民間人虐殺と韓国政府の賠償責任を認めた7日の判決を否定したもの。
イ長官は17日の国会国防委員会全体会議に出席し、ベトナム派兵韓国軍による民間人虐殺について認めた地裁判決に対する見解を共に民主党のユン・フドク議員に問われ、このように答えた。イ長官は「当時の状況は非常に複雑だ。韓国軍の服装だったとしても（韓国軍では）ないケースが非常に多かった」とし「米軍の調査でも韓国軍による民間人虐殺はなかったという結論が出ている」と語った。また「裁判の過程で様々な資料を確認し、証人も確認してみたが、私たちが確認したところでは民間人虐殺はなかった」と付け加えた。イ長官はさらに、「当時、駐ベトナム韓国軍のチェ・ミョンシン司令官も民間人虐殺は絶対にするなと真っ先に強調していた」とし、「ベトナムに派兵された将兵の名誉を考えてもそうだし、この部分を重く考えている」と述べた。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、国立現代美術館ソウル館だそうです。
◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
■ベトナム戦争と韓国軍と■
まぁ、国防部長官の発言は、個別の事案に関してはともかく、民間人虐殺が一切なかったと言う根拠がないですよね。韓国軍のベトナム戦争における蛮行は、一次資料でいろいろと証拠があることですし。そもそも韓国軍によるベトナム戦争参戦は、外貨獲得目的での押し売り参戦という側面がありました。韓国軍の兵士も、アメリカ国籍が取得できるというので参戦した人もいましたね。宇多田照實氏も確か従軍されていたはず。
韓国は戦後の高度経済成長を「漢江の奇跡」と自画自賛していますが。それを成し遂げた原資の大きな部分を、ベトナム戦争参戦の見返りも含むアメリカからの多額の資金、日韓基本条約による日本の円借款が、かなり大きな部分を占めています。もちろん韓国人の海外からの出稼ぎの仕送りなどもありますが。日本からの技術供与もバカになりません。造船とか鉄鋼、液晶とか半導体など、韓国の主要産業が日本とそっくりなのはそこが原因です。
■韓国軍憎悪碑という現実■
この韓国によるベトナム戦争の押し売り参戦は、ベトナム各地で民間人虐殺を起こすことに。韓国軍は 1965 年から 1973 年にかけて、延べ31万人以上の韓国軍兵士ををベトナム戦争に派兵、5000人前後の死者を出したとされますが。この民間人殺害は前線での戦闘の混乱の中で偶発的に起きたことではなく、アメリカ軍の占領地で親米的な村で起こしたとされますから。
このためベトナムでは、韓国軍の悪行を忘れないように、各地に慰霊碑（憎悪碑）が建築されているとか。戦前の満州国でも、日韓併合によって日本国民となった朝鮮人は、満州国の中国人や満州人を見下して、虎の衣を借りて横暴な振る舞いが多かったとか。事大主義の弊害として、このような虎の威を借る狐的な文化があるようですね。こにため、高麗棒子なんて言葉が満州国の中国人には会ったとか。棒で殴ったからでしょうね。
■ベトナムの韓国軍慰安所■
さらに韓国軍はベトナム現地で、慰安所も経営していたことが資料から明らかになっています。システム的には日本軍の慰安所とほとんど同じようなものだと思いますが、日本軍は口を極めて非難し、強制連行20万人などとありえない数字を世界各国に向けて言いふらししているのに。自国の問題についてだんまりは、ダブルスタンダードの批判は逃れ得ないでしょう。
日本軍の慰安所は、曲がりなりにも業者への委託でしたが、こちらは直接経営。さらに、在韓米軍キャンプ村には、大統領命令で慰安所を作って、慰安婦を集め、外貨獲得の尖兵としていたわけで。自分はそれ自体は避難することだとは思いませんが、けっきょく韓国はこういうダブルスタンダードを繰り返して着たんですよね。針小棒大にフレームアップし、歴史的事実に嘘を絡めることで、日本を貶めてマウントを取ることを繰り返してきた。
■韓国最大野党代表に激震■
韓国は野党側と尹大統領の内部構造も、かなり激しくなっているようで。今回の韓国軍のベトナムでの蛮行に対する判決は自体は、国家間の問題を個人が裁判で問うという、かなり疑問な内容ではあります。日本の地方裁判所で左がかった裁判官が、国政や外交マターに変な判決を出すのと、似たような流れなのでしょうか？ 日本も韓国も左派の手法は似ていますからね。韓国の法律が日本の法体系の影響を強く受けいているのですから、当然なんですが。
【韓国検察が最大野党代表の逮捕状請求】産経新聞
【ソウル＝桜井紀雄】韓国検察は１６日、最大野党「共に民主党」の李在明（イジェミョン）代表がソウル近郊の城南（ソンナム）市の市長時代に手がけた都市開発を巡る背任容疑などで、李氏の逮捕状を請求した。検察は李氏の複数の疑惑を捜査。昨年の大統領選で）大統領に僅差で敗れた李氏側は、全面的に疑惑を否定し、「政敵への弾圧だ」と激しく反発してきた。最大野党トップに対する逮捕状請求は初めて。
李氏は１６日、党の緊急会議で「尹錫悦独裁政権が検察権の私有化を宣言した日として歴史に記録される。憲政秩序の破壊に毅然（きぜん）と立ち向かう」と主張した。
さてさて、韓国も保守系の新大統領になって、旗幟鮮明というか、日米との連携なしには韓国の独立は保てないという、意志をはっきりさせつつあります。韓国経済自体は、中国との貿易に依存しすぎていた部分もありあｍすが、そこはTPPへの参加などで対応できるでしょうし。安倍晋三元総理が打っておいた手が、ここに来て効力を発揮しそうです。ここで左派一掃できちんと対処できるなら、日本もアメリカも、ちゃんと面倒を見るでしょうし。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ﾉ
いいなと思ったら応援しよう！
