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平岩弓枝さん死去

91歳は大往生ですが、時代劇好きとしては、残念です。

【「御宿かわせみ」平岩弓枝さん死去…「肝っ玉かあさん」など「茶の間のヒットメーカー」】読売新聞

 「 御宿かわせみ」シリーズをはじめ、小説からテレビ・舞台の脚本まで多彩な活動で親しまれた作家の平岩弓枝(ひらいわ・ゆみえ)さんが9日、間質性肺炎で死去した。91歳だった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女、小池三佳さん。

 東京・代々木八幡宮司のひとり娘として育ち、日本女子大国文科を卒業後、小説家を志し、戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸の「新鷹会」に入会した。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230618-OYT1T50083/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、冬のカワセミの写真です。どうにも、書家のトリという印象なので、実に味わいのある一枚ですね。

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27歳で直木賞を受賞され、それからずっと干支が一周りしても人気作家としてトップを走っていたわけですから、すごいですよね。テレビドラマ『肝っ玉母さん』シリーズや『ありがとう』シリーズの脚本家としても有名ですが、時代劇の『はやぶさ新八御用帳』や代表作である『御宿かわせみ』も、息の長い人気でした。特に後者は、1974年からですから、来年で50年周年という長寿シリーズ。明治に舞台を移した『新御宿かわせみ』は、2017年の『青い服の女』で止まっていますが、時代劇に女性作家らしい視点での艶っぽさとか加わり、人気シリーズに。

ちなみに『御宿かわせみ』は世代的に、NHKでの真野響子さんの庄司るいと小野寺昭さんの神林東吾でのドラマ化が、印象深いですね。お二人とも、清潔感があって。もっとも当時は小学生で、御家人株を返上して宿屋を始めたるいと、世継ぎがいない南町奉行所吟味方与力・神林通之進の弟という武家の制度とかが理解できず、ちょっと大人のドラマという印象でした。高橋真梨子さんの主題歌『祭りばやしが終わるまで』が、そんな大人の恋愛模様によく合っていて。民放でも何度か、ドラマ化されていますが、やはり真野さんの印象が強いです。

平岩弓枝先生のご冥福をお祈りします。合掌


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喜多野土竜
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