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国民民主党を攻撃した層の正体

◉X(旧Twitter)で先日、国民民主党に騙されたくない云々というハッシュタグが出回り、なぜかトレンド入りする事態が起きたのですが。ネット上のデータ分析の第一人者である鳥海不二夫東京大学教授が、一体どんな人たちが、この奇妙なハッシュタグ祭りを始めたのか、情報分析されています。

【国民民主党に騙されたくないのは誰だったのか】Yahooニュース

2024年10月15日に第50回衆議院議員総選挙が公示され,10月27日に投票日が迫ってきています.

ネット選挙が解禁されて以来,ネット上でも多くの選挙活動が行われるようになりました.その中でも日本ではXの利用が多いようで,多くの候補者や支持者がX上で衆議院選挙に関する議論を行っています.

そこで,公示日である2024年10月15日から21日までの各政党の言及数をXから取得してみました.

その結果がこちら.

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c52ced8f4544aef7106d821dc21046ef27c6e454

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。


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■特定の人間が動く?■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。内容的には「あ、やっぱり……」という分析結果でした。自分のTwitterアカウントに対しても、無知な上にエビデンスもなく、やたら汚い言葉で攻撃的に突っかかってくる人たち、れいわ新選組・共産党・立憲民主党シンパが多い印象です(ちなみに社民党シンパはこちらにばれないようスクリーンショットで陰口を叩き、日本保守党のシンパはフォローしてきます)。もちろん今回の件が、それらの政党のシンパによる工作なんて、そんな証拠はなく。

ただ、ある種の偏りがあるのも事実です。今回の衆議院選挙で、国民民主党の躍進を苦々しく思うのは、与党の自由民主党や公明党だって同じことです。また社民党や参政党や旧N国党などの小政党も、他の党の躍進は歓迎すべきことではありませんから。なのに、特定政党の支持者に偏る不思議。党の規模から言えば、れいわ新選組は衆議院3議席 参議院5議席の、小政党であるのは同じです。

ここから,上位5アカウントがかなりの拡散を担っていたことが分かります.上位5アカウントからの合計拡散数は83.5%に上ることが分かりました.要するにこの5アカウントのインフルエンサーによって拡散のほとんどが説明できるということになります.

この辺を見ると,トレンドに乗るほど拡散しても必ずしも大勢が使っているとは限らないということに注意が必要なことが分かります.

同上

上位5アカウントからの合計拡散数は83.5%──ほとんどがたった5人で巻き起こした騒動、といえそうです。イーロン・マスクがTwitterを買収する前までは、よく見られた光景ではあります。少数の、熱狂的信者のような人物の異常な行動力によって、トレンドが操作されてしまう。そしてマスコミがそれを マッチポンプ 的に報道する。昔はよくあったのですが、最近はすっかり聞かなくなっていたので、その点でもちょっと驚きです。

■玉木代表も反応する■

この分析に対して、今日の国民民主党代表である 玉木雄一郎議員が、反応されていました。批判された当事者ですから、当然といえば当然ですが。

東大の鳥海不二夫先生の分析が興味深い。
こういう客観的な分析は参考になります。

あまりお互いの悪口ではなく、建設的な政策論争ができればと思います。

国民民主党に騙されたくないのは誰だったのか(鳥海不二夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c52ced8f4544aef7106d821dc21046ef27c6e454

「この結果から,れいわ新選組公式アカウントのフォロワーが34.2%,共産党公式アカウントのフォロワー22.4%などとなっていることが分かりました」

「れいわ新選組のコミュニティがハッシュタグの利用を始めたのではないかと推測されます」

https://x.com/tamakiyuichiro/status/1848906050298384782

現在は7議席の国民民主党ですが、今回の選挙では議席が3倍増になるのではないか……と予想されるほど、絶好調ですです。国会で議員が法律案を提出するためには、参議院では10人以上・衆議院では20人以上の賛成者が必要なのですが、現在の勢いならその20人以上が、単独で揃えられる 勢いです。政策本位の国民民主党は、与党の批判と揚げ足取りしかできない野党にとって、目障りな存在なのは確かでしょう。玉木代表の「あまりお互いの悪口ではなく、建設的な政策論争ができればと思います。」は、なぜこんなネガティブキャンペーンが起きたかの、本質をついていますね。

■ネガキャンを依頼?■

それだけでなく、れいわ新選組について、こんな驚くべき暴露が、なされました。対立候補のネガティブキャンペーンを、選挙対策スタッフが依頼したとのこと。なんと言うか、とても稚拙ですね。とっくに古くなってしまった手法を、今さらながら・恥ずかしげもなく・やってしまう、そんな政党なのでしょうか。個人的にはこの菅野完氏も、日本会議の悪魔化や、モリカケ騒動の立ち回りや、パフォーマンスにしか見えないハンストなど、胡散臭い人物で、その言説には日頃から批判的なのですが。この場合は、依頼した当人の発言ですから。

れいわ新選組の人から入電

https://x.com/noiehoie/status/1848565270992019619

動画では、れいわ新選組の選挙対策スタッフが、愛知15区に出馬した辻恵候補(れいわ新選組)の対立候補である小山千帆候補(立憲民主党)の悪評を広めて欲しいと、菅野完氏にネガティブキャンペーンを持ちかけかのを、暴露されていますね。シンパがやったことならば、暴走して勝手にやったことと言い逃れもできますが。この場合は 選挙対策のスタッフ。これは非常にまずいのではないでしょうか? 

そうでなくてもれいわ新選組は、先頃起きた自民党本部と首相官邸に対するテロリストを、山本太郎代表がフォローしていたことが、指摘されています。またテロ事件に対して、他のやつが一斉に批判する中、れいわ新選組だけ批判声明を出さないという、不可思議な対応もしています。


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