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平田弘史先生逝去
◉残念です。ただただ残念です。ヘッダーにもアップした講座の題字揮毫をお願いしに、伊豆まで数年前お伺いしたとき、「わしゃ100歳まで生きる」とおっしゃっておられたのに。何かもう、今年は大物漫画家の訃報が続いて、残念でなりません。生老病死は世の常、仕方のないことですが。昭和から平成を彩った先達が去るのは、辛いです。もちろん、残された作品は永遠に輝き続けますが……。
【平田弘史氏 逝去に関するお知らせ】平田弘史公式サイト
劇画家の平田弘史氏が、2021年12月11日夜 心不全の為逝去されました。
葬儀はご親族で行われました。
生前のご功績に心から感謝を申し上げ、謹んで氏のご冥福をお祈りいたします。
若い人には今ひとつピンとこないでしょうけれど、生前の三島由紀夫が絶賛したマンガ家です。作品の内容は時代劇が多いですが、部落解放同盟に糾弾されて絶版回収に追い込まれた『おれらに告ぐ』など、人間の存在や本質に迫る作品を描かれました。宝暦治水を描いた代表作の『薩摩義士伝』も、本当は平田家老の切腹シーンまで描いて完結という構想であったと、揮毫後終わった後に筆を洗いながら、お話しいただきました。
大友克洋先生が代表作『AKIRA』の映画化にあたって、わざわざ題字の揮毫を求めたほどの作家。ある意味で、作家が尊敬する作家と呼べるでしょう。いや、作家が尊敬する作家が尊敬する作家、と呼んだらいいでしょうか。漫画界の太陽ちばてつや先生ほどメジャーではないにしても、同業者にとって平田弘史先生は、圧倒的存在感を放つ巨人。おそらくは、最後の揮毫をお願いできたことを、誇りに思います。
平田弘史先生の御冥福をお祈りします。合掌
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平田弘史先生による、MANZEMI題字の揮毫動画を、限定で公開します。有料ですが儲け目的ではないので、返金は受け付けますので。平田弘史先生のファン、あるいは同業者としてその生きた姿を見たいという方のみ、視聴いただければと思います。作品も御本人も、古武士の風格のある平田先生の揮毫は、まさに真剣を筆に持ち替えての勝負の如き迫力。1分ほどの短い動画ですが、静寂を切り裂く気合いと筆致は、一見の価値があるでしょう。
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