維新の会が支持される理由
◉関西のアンチ維新の会の方は、「維新の議員が各局のテレビ番組に朝から晩まで出ている、偏向マスコミによる作られた人気だ」といった趣旨のことを言いますね。具体的に、百田尚樹氏の影響とかを口にする人もいます。でも、そういう人って維新の会が同和利権に切り込んだことについては、言葉を濁すんですよね。言葉を濁す時点で、説得力がないんですよね。一昨年の衆院選・昨年の参院選・今年の統一地方選挙と、維新の会は一貫して議席を増やしているわけで、そこはまず認識しないと。松本創氏の維新の会の分析記事が、朝日新聞に掲載されています。有料ですけどね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、太陽の塔の写真です。
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■アンチ自民もアンチ立民も投票■
自分も、維新は緊縮波の面が強くあり、基本的には支持できません。しかしそれ以上に、大阪の自民党が左派勢力とズブズブで、腐ってるってのが大きいでしょうし。マスコミの偏向という点では、それこそ立憲民主党や共産党、泡沫政党に落ちぶれた社民党も、マスコミは好意的に取り上げていますよね。政策本位の国民民主党は、マスコミの露出が少ない印象です。ゆえに、選挙では議席を減らしています。それこそ、マスコミの露出が問題なら、根本問題とは言えないでしょうに。松本氏は、こんな補足説明もTwitterで試みています。
これらのツイートに案の定、ワンパターンの金太郎飴批判がリプライや引用ツイートで、寄せられているのも情けないですが。自分たちでアンチ維新の思考停止を証明してどうするんでしょうか……。自分たちは正しく維新の会は汚い手で票を集めているという、神話。でも、現実には維新の会へはアンチ自民党の票も、アンチ立憲共産社民の票も、両方流れていますからね。そこの現実は認めないと、立憲共産社民れ新などの野党は、国民の信託に答えられないと思うんですけどね。
■立憲民主党が支持されない理由■
無能な方の菅元総理大臣が昨年「維新の『役人天国』批判に低所得者層の人達が共鳴し、支持を広げたとの分析が有力」とTwitterでツイートし、顰蹙を買いました。現実には、維新の支持層は低年収層よりも年収800万円以上の高年収層のほうが厚いという分析が、読売新聞社の世論調査分析や冨田宏治関西学院大学法学部教授の分析で、明らかです。ちゃんと稼いでちゃんと税金を払ってるからこそ、雑な税金の使い方をしている大阪自民や、公金垂れ流し政策を出す立憲共産社民れ新などの野党に、批判的なわけで。根本認識が間違っているわけです。
いやいや、候補擁立で「ウチの候補取り下げますんで、ひとつ選挙協力を」と国民民主党が言ってくるとでも? どんだけ殿様商売なんだって話です。こういうのは、立憲民主党側から打診していかないと、どうしようもないでしょうに。玉木雄一郎代表の批判が真っ当です。
■うな丼大臣を即時更迭しろ愚論■
で、国会では谷公一国家公安委員長が、岸田総理大臣襲撃事件の当日、報告を受けた後も「うな丼をしっかり食べた」と発言したから更迭しろと、立憲民主党の宮口参議院議員が要求したそうで。馬鹿ですね。莫迦としか言いようがない。その程度の軽口に目くじらを立てて、自党の議員のサル発言は注意で済ませる党が、バカ丸出しです。うな丼を食べるのをやめたら、事件が解決するんですか? うな丼を食べずに廃棄したら、今度はもったいないと攻撃するんでしょ? 途中で食べるのを辞めても同じでしょう。そうやって、睡眠時間や食事時間を軽視するモーレツ主義が、過労死を生んでいるのに。
こんな質問をする議員に、「よくぞ言った!」と拍手喝采するようなコア支持層しかいないなら、そんなコア支持層は切り捨てて出直すか、もう解党したほうがいいですね。どうせ、全学連・全共闘の老人世代が支持層のメインでしょうし。泉健太代表とか、党を割って国民民主党に合流して、そういうコア支持層は菅・福山・小西・杉尾・辻元・斎藤らの人気議員に押し付ければいいのではないかと。その人達は、社民党と合流するでしょうから。ちゃんと政策本位で、国民の優先順位を把握し、こなしていく野党が必要です。健全な野党がなければ、与党も腐っていくものです。大阪自民がそうであったように。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ