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トンガ王国が日本に支援要請

◉トンガ王国から、正式に要請が来たようです。言われる前に積極的に動けとか、イチャモン付けてる人間もいるようですが。日本は要請主義ですから。勝手に動いていいんなら、それこそ近隣の被災地に邦人保護の名目で、軍事侵攻する口実にすることも可能なんですから、当然ですね。でも、要請されたら信義に応える。災害が多い日本は、災害派遣は練度も高く、海外でも概ね評価が高いですから。

【トンガ、日本に正式に支援を要請 松野官房長官「豪やNZと連携」】毎日新聞

松野博一官房長官は18日の記者会見で、大規模な海底火山噴火の被害を受けた南太平洋・トンガから、正式な支援要請を受けたと明らかにした。具体的な支援内容や輸送手段などは「今後、トンガ政府と詳細に調整する」としている。

ヘッダーの写真はnoteのフォトギャラリーより。トンガ王国の夕陽だそうです。美しいですね。

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■トンガ王国と東日本大震災■

現状は、まだまだトンガ王国の現地の情報が足りません。ただ、津波は15メートルに達したそうですから、かなりの人的被害に物理的な被害が予想されます。なので、水や食糧の支援、道路や通信、電気ガス水道のインフラ復興が主な支援になるでしょう。ただ、遠い国ですから先ずは飛行機で先発隊がニュージーランドに行き、そこから船で移動でしょう。後発隊が、船で物資で運ぶ感じですかね。

トンガ王国は、多数の島が集まった国で、合計すると対馬ぐらいの面積だそうで。ラグビーの強豪国で有名ですが、人口は10万人ちょっと。自分の実家の市と変わりません。大柄なサモア系の人間が多いんですね。にも関わらず、東日本大震災では1000万円の義援金を送ってくれた親日国でもあり、皇室との関係も深いです。日本なら単純計算で126億円に匹敵する額です。タイもそうですが、こういう支援は本当に有り難い。

経済力の差(GDPは世界182位で5億0300万ドル。日本は4兆9105億8000万ドルで9762倍ほども違います)を考えれば、1200億円に匹敵します。自分は信頼度や実績の点からも、日本赤十字の口座が開設されるまで待ちます。こういうときには、金だけを出して、後は現場を解ってる人達に任せるのが吉。千羽鶴を送るとか、一人猪狩の善意の押しつけはダメです。とにかく、現金が一番。

■日本が長期的にできること■

ところで、トンガから日本への輸出品は、マグロなどの海産物の他に、カボチャが有名。日本と季節が逆の南半球で、端境期に出荷されるので。日本の商社が持ち込んだら、気候も合っていたのかものすごく良く育ったようで。ただ、普及しすぎてモノカルチャーになってる部分もあるので、トンガ政府としては新しい産業の育成に苦慮しているとか。

我が故郷の鹿児島県も、カボチャの生産が盛んで、全国2位だったはず。つまり、サツマイモとかも育ちやすいとか? あるいはラッキョウや馬鈴薯の栽培にも、適しているとか? 同じ火山灰土の地質でしょうし。ただ、商品単価を考えると、野菜は利幅が少ないので。そうなるとマンゴーなどの、高級フルーツの方が良いかもしれません。パパイヤとか、気候にも拠るのでしょうけれど。

あるいは、島嶼部が多い島国の海洋国家という環境を活かして、マグロの養殖とか? 近畿大学の出番ですね。トンガ王国の復興が先ですが、長い目で見ての支援が大事。それはお金を出すだけ出なく、地場産業の育成が大事。雇用を生む、と言っても良いですが。ラグビーの強豪国ですから、アメフトでも活躍できる人も多そうですが。いずれにしろ、これを機に日本との絆が強まれば。

トンガ王国の皆さんの、不屈の闘志を信じて。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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喜多野土竜
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