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室温超伝導体を発見か?
◉常温超伝導(超電導じゃないよ)は以前にも話題になましたが、立ち消え。常温核融合同様、また与太話かと思ったら、アメリカのロチェスター大学の研究で、しかもネイチャーに論文発表だそうです。ロチェスター大学はアイビーリーグではないですが、新アイビーリーグ25校のひとつと呼ばれる名門大学で、1850年に創設。そして、言うまでもなくネイチャーは科学界の最高権威。あらゆる理系学者が、ネイチャーに論文掲載されることを夢見ていると言ってもいいでしょう。これは信憑性が高まりますね。
【夢の「室温超伝導体」を発見した事が報告されたが、精査が待たれる】TEXAL
抵抗がなく電気を通すことが出来る超伝導体は、現代においてMRIやリニアモーターカー等に用いられる、不可欠の技術だ。だが、超伝導体は1世紀以上にわたって研究されているが、既知の超伝導材料はすべて超低温でしか機能せず、その冷却のためにも多くのエネルギーが必要になるなど、不便なものだ。室温レベルで動作するものも過去にはあったが、それは極めて高い圧力で、素材自体が破砕寸前になるレベルでしか超伝導を示さない実用性のないものだった。
もし室温レベルで機能する超伝導体が発見されれば、我々の生活は一変するとされている。より高速な電子機器や、より効率的な送電網など、その価値は計り知れない。そんな、実用レベルの圧力下で室温超伝導体としての特徴を示す物質を、ニューヨークのロチェスター大学の研究者たちが発見したとして、科学誌『Nature』に報告している。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、なんかかっこいい写真が出てきたので。使わせていただきました。
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もともと超伝導は、特定の金属や化合物などの物質を冷却すると、極低温で電気抵抗がゼロになる、不思議な現象です。発見は1911年と100年以上前、オランダの物理学者ヘイケ・カメルリング・オンネスにより報告されました。液体ヘリウムなど、4Kという低温で起きるのですが、これがある時期から、どんどん新素材の発見で、液体窒素ぐらいの温度でも超伝導が起きることが解り、1980年代後半に一気に開発競争が起きました。その時既に、室温での超電導の可能性は、報告されていた記憶が。
近年は鉄系超伝導物質で、160K(約マイナス110度)付近で超電導が起きる物質も発見され、100度以上の温度上昇。でも、さすがに室温は難しそうですけどね。もし実現したら、エネルギー問題が一気に変わります。なにしろ、ほとんどロス無しで送電できるんですから。でも、マイナス30度ぐらいで起きるだけでも、科学の世界ではとんでもない大躍進ですから。どうなるか解りませんが。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
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