蓮舫候補の敗因は「人気がなかった、嫌われていた」?
◉集英社オンラインが、歯にきぬ着せぬ、蓮舫元議員への批判を、繰り広げています。朝日新聞は、社員を守りもせず速攻で謝罪させましたが、出版社系の新興メディアである集英社オンラインは、左派系マスコミが忖度して報じないようなことでも、ズバズバと指摘しますね。朝日新聞今野忍記者のX(旧Twitter)のポストを問題視するなら、こちらは裁判不可避ではないですかね? 知らんけど。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、青山学院大学の正門です。
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■取らぬ狸の皮算用?■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。蓮舫元議員の暴れっぷりは、選挙戦が終わって2週間近くが経とうとしているのに、一向に荒ぶりが収まりません。それどころか、ますます加速しているというか……。なにかもう、政界復帰は無理なので逆ギレしているような、そんな風情さえあります。ご本人的には、あわよくば東京都知事、ダメでも今秋が噂される衆議院の解散総選挙で鞍替え、最悪でも来年の参院選で国会議員復帰、ぐらい考えていたのかもしれませんが。もうそれも、難しいそうです。ここまで暴れまわったら、お仲間からもポツポツとダメ出しが出ていますから。
……全国紙政治部記者? いったい誰だろー。まさか朝ひし……イエなんでもないです。元立憲民主党の松原仁議員への刺客のはずが、とても現状では勝てないというのが、都知事選の結果で見えましたしね。世田谷や杉並区という、意識高い系富裕層という、蓮舫元議員が自分の支持層だと思っていた人間が多い地域でさえ、勝てなかったのですから。目黒区や大田区では、なおさら勝機はないでしょうね。御本人や参謀は、都知事選で200万票かそれ以上を集めて、接戦で惜敗して衆議院選挙になだれ込む、ぐらいの取らぬ狸の皮算用をしていたでしょうに。現実には、緑のタヌキの圧勝。赤い応援を受けた白いキツネでは、勝てないでしょうね。知らんけど。
■敗因は女性嫌悪者?■
今回の選挙では、蓮舫候補は女性の支持が薄かった。これは、いろんなマスコミの調査で出ています。それを「ミソジニーが~」とか、手慣れたテンプレートに落とし込んで論点逸らししても、しょうがないんですけど……。それで拍手喝采するのは、お仲間だけで。そうでない人に届く言葉がなかったから、選挙でも負けたんじゃないですか? このnoteの表題にも使った、全国紙政治部記者のこの指摘は、正鵠だと思いますけどね。個人の感想ですが。
こちらのNHKの報道が、投票内容を細かく分析してあるので、参考にどうぞ。
この棒グラフが、ひとつの証拠かと。小池候補にダブルスコア以上ですね。女性候補が同じ女性候補に、女性の投票率で圧倒的に負けた。そこにミソジニーとか言い出す余地があるのでしょうか? 自分には疑問です。これが石丸候補ならば、男性の支持が女性より多いですし、当てはまるかもしれませんが。小池都知事は明らかに、男性よりも女性の支持を受けています。
ついでに、年代別の支持率のグラフも、転載しておきますね。
ある意味で、老人世代ほど支持率が高い、という点では小池百合子都知事と、被っていますね。30代だけ、妙に支持率が高いのは謎ですが。ここのエコーチェンバーを、全世代の支持と勘違いしたんですかねぇ? 逆に、石丸候補は若い世代の支持率が高く、上になるほど低いという。その石丸候補も、選挙後に吹き出した批判記事で、一気にパワーダウンしていますけれどね。どうなることやら。
■蓮舫待望論に期待?■
立憲民主党としては、ある意味で厄介払いが出来たのでしょうけれども。そういう意見もありますが、でも自分はその見方には、ちと疑問です。いやだって、彼女の政治力や政界のパイプでは、共産党からの支持を取り付け、あんなに大規模な事前運動とか、展開できないでしょう。蓮舫候補はあくまでも神輿で、野党共闘を推進しようと動いた、フィクサーがいたわけで。それが、真っ先に泉健太代表批判を始めた小沢一郎氏か、菅直人元総理かは、わかりませんが。蓮舫候補としては、あなたが他の策に乗ったら惨敗、責任取ってよという感じではないでしょうか?
今秋の衆院選はともかく、来年の参院選では辻元清美ルートでの、参議院議員復帰を用意しなさい、でないと都知事選の裏側をぶちまけるわよ、という指桑罵槐にも見えます。はい、あくまでも自分の邪推です。でも、その可能性はゼロとは言えないような。来年になれば、ほとぼりも冷めて、「やはり、なんだかんだ言って知名度のある蓮舫さんは、立憲民主党に必要だ」とか、誰かが言い出す可能性。もっともその前に、衆院選で大敗して、立憲民主党が分裂騒ぎになるか、その前に分裂騒ぎになる可能性も、充分あるかも……です。
2021年の衆院選、2022年の参院選、2023年の統一地方選、そして今年の東京都知事選と、野党共闘路線は失敗。五度目の正直で今秋の衆院選も負ければ、もうさすがに責任問題でしょう。野党第一党から滑り落ちたら、それこそ分裂不可避。その前に、連合の支持を受けて共産党と距離を置くなら、蓮舫議員復活の目は、たぶん無くなるでしょう。芸能界に復帰しようにも、どこのマスコミが枠を用意するのか? TBS系列ぐらいですかねぇ。政治評論家として、でもこのカミツキガメぶりでは、怖く適用できないと思うのですが……。
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