iPadそっくりなLinuxタブレット:JingPad A1
◉自分はタブレット型大好き人間ですから、iPad ProにiPad mini、KindleやMediaPad系などAndroidタブレット、Chromebookもタブレット型になりますし、Windowsタブレットも過去には所有していました。もっと普及して欲しいと思っているところに、さらにLinux系のタブレット型が参入とのこと。Androidプラットフォームは元々がLinux系ですから、アプリに互換性があるので、興味深い存在ですね。
【iPadそっくりなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン6月15日スタート!】INTERNET.COM
Jingling Techが開発しているLinuxタブレット「JingPad A1」。このタブレットの出荷までのスケジュールや入手に必要な支援金額などが判明しました。
Jingling Techが開発しているLinuxタブレット「JingPad A1」。このタブレットの出荷までのスケジュールや入手に必要な支援金額などが判明しました。
「JingPad A1」はiPadOSを参考に開発されたJingOSを搭載したLinuxタブレット。Jingling Techは「JingPad A1」ではAndroidアプリが使用可能で、NetflixやYouTubeで動画を楽しんだり、Spotifyで音楽ストリーミングを楽しんだりできるとしています。
Androidプラットフォーム自体は無料ですが、Linux系という選択肢が増えると、これ自体がChromebook系でやや弱いタブレット型の穴埋めになりそうですね。
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■Linux系に期待■
Linuxは、フィンランド出身のプログラマーであるリーナス・トーバルズ氏が、知的権利に抵触しないUNIX系のカーネルを世に問うたのが始まり。本来は、これが天下を獲る出来だったのですが、やはり商用OSとはダッシュ力で差がありますからね。でも、GoogleがLinux系のAndroidプラットフォームとChromeOSを前面に押し出して、ようやくトップ戦線に押し出されてきたというイメージです。
Apple信者を自認する自分ですが、社会全体のためにはLinux系が主流になるべきだと思っています。Appleにとっても、OSとしては構造が違いすぎるWindows系よりも、同じUNIX系のLinux系のほうが、共存共栄しやすいと思いますしね。というか、将来的にはChromeOSが主流になり、Windows系は企業や官公庁でしぶとく生き延び、MacOSは独自路線を歩き、さらなるLinux系OSの登場を願っています。
■気になるスペックは?■
細かいスペックについては、下記リンクにありました。こういう、iPad──というかApple製品を徹底的にまねるのは、Microsoft社やGoogleも採用した、王道の手法。もっと言えばXiaomiやHUAWEIなどもやっていますが。それが手強い少数派としての、Appleの価値です。それで、Apple以上の製品が出れば良いんですから。実際、Googleのインターフェイスとか、Macよりもシンプルでとてもわかりやすいです。
スペックを書き出すと、だいたい以下のような感じです。ううむ、iPadの画面の縦横比を愛する身からすると、これは良いスペック。素晴らしいです。この内容なら、Amazon KindleのFire HD10よりもバランスは良いですし、Fire HD10 Plusレベルのような。RAM6GBは、上回っていますし。内蔵ストレージが128GBあれば、かなり余裕のある使い方ができますね。HD10Plusを注文してなければ、応募したいレベル。
【JingPad A1スペック】
・2K解像度の11インチサイズAMOLEDディスプレイ搭載
・縦横比は4:3
・CPUはARMベースの8コア
・RAMは6GBを搭載
・内蔵ストレージは128GB
・重さは500g以下
・バッテリーは8,000mAhが搭載
・フル充電で最長10時間の利用が可能
・アウトカメラは16MP/インカメラは8MP採用
■Windows系の未来■
思うに、Windows系も将来的にはOSの基幹部を、UNIX系にしてしまうのはありかもしれません。MacOSはフリーBSD系のDarwinを機関部に置き、LinuxよりもUNIXであると認定を受けていますし。QWERTY配列のキーボードが、実際はベストの配列ではなくても、慣れの面から普及しているように。Windows系のインターフェイスだけは従来のモノを踏襲し、基幹部は堅牢なUNIX系へ。
Windows10Xで、Microsoft社が巻き返せるとも思わないので。Microsoft社はOSやアプリケーションを販売する会社ではなく、企業向けのサービスを提供する会社になるのが、生き残り戦術でしょうね。Appleの模倣で始めた垂直統合も、Surfaceはお値段の割りにスペックも良くないですから。Microsoft社はタブレット型を〝不完全なノート型パソコン〟としか、見做していませんし。
タブレット型は、ノート型パソコンの未来だと自分は思っていますので。Microsoft社がハードウェア戦略を諦めていないなら、あんがい評価が高かった教育分野でのWindowsタブレットの、復権に期待です。その場合、いっそのことLinux系の基幹部にしちゃえば、GoogleがParallels社と開発した仮想化技術が、逆にアプリケーションの移行で有効に利用できそうな。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ