ハイブリッド魚の時代
◉以前書いて、そのままアップするのを忘れていました。哺乳類でも、オスのロバとメスのウマの交雑種のラバや、その逆のテッケイとか。ライオンのオスとトラメスの間にライガーが生まれ、逆だとタイゴンが生まれます。魚も種類的に近いと、雑種が生まれるのは昔から知られていました。同じコイ目コイ科クセノキプリス亜科の、オイカワとカワムツの交雑とか。これがオオサンショウウオのような絶滅危惧種とかだと、チュウゴクオオサンショウウオとの交雑が問題化するのですが。そうでない種類は、ハイブリッド化で良心の良い遺伝的特徴を併せ持つことがあるようで。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、魚のイラストです。
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■カイワリ? カイワレ?■
詳しくは、リンク先を読んでいただくとして。スズキ目アジ科のカイワリを、そもそも知らなかったのですが。日本では、太平洋側で宮城県、日本海側で能登半島以南に分布する、暖かい海を好む魚なんですね。名前的に、貝とかをバリバリ食って、割ってしまうのかと思ったのですが。甲殻類が好みのようですね。まぁ、蟹の殻とか硬いので、それなりに歯が発達していて、釣り人が針を外すときに噛みつかれたりしたんでしょうかね? ウィキペディアの説明を転載しておきます。
写真を見ると、きれいな魚ですね。身体は紡錘形というか、ひし形に近い、魚らしい魚の体系ですね。場所によっては、シマアジよりも美味しいという評価も。魚に詳しい人なら、おなじみの魚なんでしょうけれど、自分のような一般人には耳にしない名前なので、幻の魚なんでしょうね。そういう魚を養殖で増やすのもいいですが、さらに一歩踏み込んで、ハイブリッド魚としてより市場価値を高める。養殖の、新しい未来ですね。
■先端技術・代理親魚技法■
代理親魚技法という、生殖幹細胞を代理の親となる魚に移植し、その移植した親同士からさらにハイブリッド魚を生み出すという、かなり高度で複雑な行程を経て、生み出されるようで。飼育がしやすい親と、味が良い親とか、そういう形で自然交雑が起きにくいタイプでも、叶になるんですね。なるほど、これなら簡単に技術を盗まれませんね。先日、シャインマスカットを食べたのですが、久しぶりに食いましたが美味しいですね。でも、せっかく開発した品種を他国に盗まれ、蹂躙される。日本の甘さですが、残念です。
こういう先端技術なら、おいそれとは難しいでしょうし。魚を盗んでというわけにも行かないでしょうしね。あ、でも和牛は精子が盗まれましたしね。いずれにしろ、技術の流出や、特許申請での甘さは、致命傷ということで。ただ、シャインマスカットも苗や種は盗めても、日本人の勤勉さや細やかさは盗めませんから。結果的に、同じ農作物でも日本の農家の完成度は、盗んだ側には備わっておらず。当たり前ですね、安易に盗んでくる人間に、手間ひまをかけて最高の味にしようなんて、文化は希薄でしょうし。
■バイオテクノロジー活用■
自然界には、ブリとヒラマサの交雑種とかもいるそうですが、何やら名前だけでも美味しそうですが。自分は、バイオテクノロジーには期待しています。日本人の気質的には、化学的な調合とか、品種改良とか昔から得意ですしね。こういうのは、文化の厚みって大きいですから。鹿児島大学とか、農業県らしく農林水産の各種研究は、かなり頑張っていますので。けっきょく、儒教文化の影響で晴耕雨読の生活に価値観があるわけですから、農業とか牧畜や水産業に、やりがいを感じる人も多いです。
ならば、科学技術と融合させることで、より高付加価値の商品を開発して、設けを大きくするのは大事かと。日本のロボット工学は、人手不足解消にも省力化にも、貢献するでしょうし。マスコミはすぐに、日本は終わった終わった、政治が悪い悪い、自民党が悪い悪いと、60年安保の頃から半世紀異常変わらぬ繰り言と、不安煽りをしますが。自分は、科学には失敗もあるが失敗を克服する力もあると思っていますので。需要は低くても、こういうnoteはこれからも書いていきます。だって、アトムの子どもですから。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ