安倍元総理への野次訴訟:男性への賠償命令取り消し
◉札幌地裁での判決が、札幌高裁で一部取り消しになりましたね。警察側の甘さもあったとはいえ、一国の元総理大臣がテロによって暗殺され、現役の総理大臣が爆発物を投げつけられるという事態が、1年以内に起きたのですから。この札幌地裁での判決が、萎縮させる効果がなかったと、断言できますか? 難しいように思います。野次を飛ばすのも言論の自由なら、選挙で有権者は政治家の主張を聞く権利があり、それを妨害することは、これまた民主主義の否定でしょう。
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そもそも、この野次による妨害というのは、野間tpkn易通氏と愉快な仲間たちによる、集団的かつ組織的な演説妨害という形で、すでに行われていたわけで。その文脈から言っても、確信犯的にやって、わざと排除された上で裁判に持ち込もうという意図がなかったのか? 大竹優子裁判長は女性の原告を排除した行為について「囲んで移動させたり、聴衆エリアに行かないよう引き止めたりしたほか、その後も長時間にわたってつきまとったのは、警察官職務執行法の要件を満たさず違法だ」と指摘。1審と同様に道に55万円の賠償を命じましたが。
男性の原告については「やじを飛ばして隣にいた聴衆といさかいになったほか、その後も演説車両に詰め寄って大声を上げるなどした。警察官が、直ちに阻止しなければ物を投げるなどの危害が加えられてしまうと判断したことには客観的合理性が認められる」と指摘。二人でやってる時点で、個人的には男女同罪だと思いますけどね。片方は積極的に、もう片方は消極的に妨害工作し、両方排除されたら最初から訴えるつもりだったのではと、計画性さえ感じます。個人の主観ですが。
自分がテロリストなら、大声で男が騒いで注意や警備を引き付けておいて、女性側に実行犯役を押し付けるでしょう。女性側に対する大竹優子裁判長の判断は、女性は暴力的行動には出ないというバイアスがかかっていませんか? そもそも野間tpkn易通氏と愉快な仲間たちによる妨害の時点で、安倍晋三元総理は訴えることもできましたが。マスコミのデタラメな報道にも鷹揚だったのが、仇になりましたね。立憲民主党のひろゆき議員のような、裁判連発議員だったら、あの凶事は起きなかった可能性も。いずれにしろ、札幌地裁判決の判決は問題でした。
個人的には、こういう野次による演説妨害を認めると、けっきょくは数に劣る野党側に不利になりますから、悪手なんですよね。自分たちは野次る側で野次られる側ではない、という左派特有の思い上がりが、そこにはありませんかね? 五野井郁夫教授の「キャンセルカルチャーを取り戻す」発言と同じで。多少の野次はあっていいと思うのですが、そこを杓子定規にやっては、暴走する人間が右にも左にも出る。両方とも、民主主義を損なうものです。万機公論に決すべし。
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