【美女研究4】スクエアオフが似合う人
旅行会社のカウンターでカタカタとキーボードを打ち、テキパキと書類を手配する友人の爪先は、いつもスクエアオフに整えてられていた。
こんなにもスクエアオフが似合う人を見たことがない。
スクエアオフは、手元を酷使して働く人にとって最適な爪の形。丈夫で割れにくいとされているが、実は1番、人を選ぶ形だと思う。
爪の幅とネイルベッドの広さ、Cカールのカーブ、フリーエッジの長さなど、全てのバランスが良く、そして何より手指の美しさが揃っていないと、少し、爪の主張が強くなりすぎてしまうのがスクエアオフのように思う。
と、さっきから偉そうに論説しているが、実はネイルは持っている資格のひとつ。結構専門的なところまで勉強したので、人の手元には自然と目が行ってしまうのだ。
ポイントやオーバルはスタイリッシュな一方で、目の錯覚で、割と簡単に誤魔化しが効く。
ので、私はもう何年も、迷わず、細めのオーバルで誤魔化している。
いつか、きれいなスクエアオフに整えたい。スクエアオフの、シンプルな白いフレンチで、注目してとばかりのいい気分でキーボードを打っている自分を想像し、まずは手のシワをなんとかしろともう1人の自分がツッコミをいれている。笑