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BIG4は入りやすいのか。

こんにちは。最近BIG4に入社した24歳です。人類皆猫が好きなので、サムネを猫にしています。
大学三年時に自分で作った会社で3年務め、USCPA試験を2科目合格した状態でBIG4税理士法人の内定をいただきました。
この記事ではBIG4と言っても「プロフェッショナルファーム」に限定した話をします。(コンサルは除きます)

選考フロー

新卒の”就活”

大学生が就職活動をする際にはいろいろな壁にぶつかると思います。

遊んでばかりだったのでESに書くことがない。
鬱陶しい意識高い系とグループディスカッションするのがダルい。
なんとか面接まで漕ぎ着けても圧迫面接や捻りすぎて意図のわからない気色の悪い面接官に当たったり。。。。
そもそも大学一回生の時から採用担当者にゴマをスってきたような「就活戦士」なんて視界に入れたくもない。。。

長くなりましたが、僕が大学時代に感じた就活は、一言で言えば「キモチ悪い」に尽きます。(まあこの気持ち悪さと引き換えに日本の学生は様々な努力から免除されていることを深く理解するべきですが)

BIG4の選考フロー

日本の新卒就活と比べて、BIG4の第二新卒就活はとーーっても楽でした。
みられているポイントはシンプルです。「コミュニケーションが取れるか」「資格をとっているか」です。
歴史的に擬似家族的な性格を持つJTCは勤続年数を重視するため「志望動機の深さ」をしつこく聞いてきます。
そのため面接の回数が嵩むのは仕方がないのです。それに対してBIG4の選考では面接の回数は「多くて2回」です。
しかもヘンテコな質問はほぼなく、「面接あるある」のようなテンプレ的な質問が続きます。

適性検査

BIG4の適性検査は基本的には「玉手箱」「SPI」かと思います。王道な検査は対策がしやすいのでありがたいですね。しかもそこの結果はあまり見られていないというのが正直な印象です。

考察(というより妄想)

ここは勘なのでアテにはなりませんが、BIG4では「人事部」という足切り機関にあまり権限がなさそうです。なので余程のことがない限り面接に進みます。
そして面接官は多忙な「パートナー」「マネージャー」なので事前に資料に目を通す時間はないです。
その結果、目に飛び込んできやすい「資格」と、「人当たり」に評価が偏るものと思われます。(妄想)

マクロな市況

BIG4の業績はどうなっているか。

基本的に、BIG4はここ5年以上右肩上がりで成長しております。
デロイトは2018-2022年で売上150%の成長。*1 PwCは同期間で1.7倍*2
EYについては同じ条件のデータをサッと見つけられませんでしたが、FY19-FY23の年平均成長率は10.6%だそうです。*3
疲れたのでKPMGは勘弁してください笑

基本的にはこの成長はコンサルファームが牽引しているのですが、監査と税務という盤石な事業基盤を持ちながら、成長性の高いサービスも提供できているため、経営の多角化に成功していると言えます。

そして重要な点は、BIG4はクライアントワークを提供しているということです。クライアントワークは労働集約型(=人が商品)なので、業績が上がればそれだけ人も必要になるのです。常にいい人を欲している状態ですね。

士業ならではの状況

めっちゃ単純な話ですが、会計士や税理士は基本的にどの企業からも引っ張りだこです。
また、親や親戚が代々会計士というパターンも多く、BIG4での経験もそこそこに跡を継ぐ方も多いです。(シンプルに自力で開業する人もたくさんいる)
このような構造も相まって、尚更人材が不足しがちなんですね。  

結論


BIG4のプロフェッショナルファームは、資格を持っている人にとっては比較的入りやすいと言えます。英語力・学歴などのわかりやすく証明できる肩書があればなおさらです。
BIG4に入社してからもグローバルファームならではの経験をつめるので、自分の未来が広がっていくイメージが湧いて、モチベーションになります。

つぎは面接時に準備したことでも書くと思います。

参考

*1

*2

*3


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