時代が変わっても俺たちはストロングを愛し続ける
今年の1月、アサヒがストロング系チューハイの新規販売をしない方針を明らかにした。既存の商品は廃止されることなく販売される。他のメーカーも明言はしていないものの、同様の流れになりそうだ。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240126-OYT1T50189/
そのニュースを聞いた時、私はたしかにコンビニでストロング系チューハイを手に取る機会は減ったなと思った。
昔は手っ取り早く酔いたくて、宅飲みのお供と言えばストロングだった。
社会人1年目で仕事に慣れずうまく行かない時、いつもそばにいて励ましてくれた存在でもある。
失恋したときは、一人暮らしの家でロング缶を抱えてあんな男とは別れて良かったと思わせてくれた。
時代の流れと健康志向の台頭によって狭まった市場に思いを馳せながら、今までの感謝の意を示して久しぶりに缶を開けてみたいと思う。
まずストロング系とはアルコール8%以上のお酒が前提だ。
近所のローソン、ファミマ、セブンと主要コンビニ3社でどのぐらいストロングが売っているか見てみた。
(美味しく健康にいただくことが目的なので、育児に影響を及ぼしそうなロング缶は今回避けました)
私は愕然とした。
え???こんなに種類少なかった?????
しかもほぼレモン味しかない!?
昔は季節ごとに新しい味が出てなった??
シークワーサーとかさ!梅とか!!
あとなんかラベルの情報量が多すぎてどういう商品なのか全然わかんなくない???
こうなってしまったのも我々消費者がストロングを忘れつつあった、いつでも飲めると思って飲まなくなったことの怠慢が原因なのだろうか。
試しにサントリーさんで調べてみたところ、大好きだった青リンゴ味やパイナップル味は既に製造終了していた…
サントリーでもストロング系の新商品が販売されない可能性は高いと思うので、今後はほぼレモンしか飲めなくなるということだ。
かろうじて梅とシークワーサーなどは存在していたが、今回のコンビニ調べではなかったのでスーパーや酒屋にしか流通していないのだろうか。
私が少し離れていたうちにこんな事態になっていたとは衝撃だった。
「いつまでもあると思うなストロング」この言葉を噛み締めつつ1本ずつ飲み干した。ほろ苦さとアルコールのガツンと感が懐かしくて美味しい。
やっぱり私はストロングが好きだと実感する。酒離れが叫ばれている昨今で、私はこれからもストロングスタイルで応援していく。
一度に全部飲んだわけではないのだが、この記事は健康診断2日前に思いついて実行したので結果が若干心配である。