フリーランスのみち その3
独立(フリーランス)スタート
スタート時のお客様は
・ 印刷屋さん
・ 製版屋さん
・ 製本やさん
・ 同業者の写植屋さん
・ 直接印刷物を受けた場合は、個人や店舗や会社
です。
自宅兼事務所で制作したものを、ほぼ毎日それぞれ納品する。
それをひとりでやろうとすると範囲は広くできません。
自転車やバイク、印刷物は重くてかさばるので車での納品になります。
朝、原稿を取りに行って、帰ってきてその日のうちに制作して翌日納品となると営業範囲はなるべく近場ということになります。
DMをつくって直接ポストへ
スタート前に、ハガキサイズに業務内容を記載した営業開店のDMを印刷し、あらかじめタウンページ 業種別で近場の印刷関係会社に目星をつけておき、それを郵送ではなくスタート当日の早朝に直接会社のポストに投函して回りました。
運良くその日のうちに数軒の問い合わせがありスタートすることができました。
制作費用 港区と下町地区の格差
独立前に勤めていた制作会社は港区芝公園(東京タワーの近く)に事務所がありました。
そこで、それぞれの版下などの制作費用をわたしが決めてました。
独立後は、同じ23区といっても下町で事務所を構えるのですから版下費用は今の半額くらいになるかな?と考えていました...実際、それが正解だったようです。
郷に入れば郷に従え
印刷業界〜グラフィック業界とでもいうのでしょうか...足を踏み入れてからさまざまデザイナーさんや制作スタッフ(特に専門学校出の若い方)と付き合っているうちに、制作側は制作側の論理になっている...そのことに疑問をもっていない...そういう思いがいつもしていますた。
平たく言えば、デザインのことは素人さんにはわからないからある程度プロに任せてください、印刷用版下制作も技術がいるのだから費用はそれなりかかる...など。
わたしも制作側のひとりですから、そういった思いは理解できます...ですが、理想と現実は違います。
自分で営業して仕事をとってくるとなると制作者側の論理は通用しない場合も多いです。もちろん、クライアントさんや仕事内容によって違いますけれど。
港区で相手にしていたクライアントさんと独立した地域のクライアントさんとでは根本的に異なりますから当然制作費用も変わってきますし、そういったことを受け入れるのは自然のことだと思います。
勤めていた頃は版下費用にデザイン料を別途含めていましたが、独立した地域の印刷業界ではデザイン料はとれません...物価の違いやニーズなど、さまざまな要因があるのでしょう。
フリーランスのみち その4 につづく
次は
当時の業務内容など です
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