終わったら次の場所へ

はじめに


アルカナ地方、ハロウィン交流。終始、アシマリのリリー視点です。

お借りした方
・ザクロくん
・アルヴァちゃん
・キャルペロちゃん

※お相手様の行動を制限するものではありません。

お借りした流れ


終わったら次の場所へ

「リリー、お疲れ」
ザクロとエムにバトルで勝った。セラヴィーが両手をわたしに近付ける。わたしはその手にハイタッチをした。
さくさくと音を立てて、ザクロが駆けてくる。

「セラ、はいこれ。僕のチップ__っと、その前に……」
ザクロはフードを脱いで、セラヴィーの前に手を差し出した。
「すっごく悔しい!でもセラとバトル出来て楽しかった!…の、握手!」
「オレも楽しかった!またやろうぜ」

セラヴィーはザクロとがっちり握手を交わして、笑顔を浮かべた。
「アル!セラ達は強いけど…僕らの仇、取ってよね~」
アルヴァの方を見れば、ザクロに向かってニッと笑みを見せている。
「ザック、何言ってるのよ。あなたには次もあるんだから、仇なんて取らないわよ!」

みんな、みんな、ライバルなんだね。

「わたしは、セラヴィーの次にあなたにも挑戦する!」
大きな声で宣言するアルヴァ。セラヴィーとザクロは一瞬顔を見合せて、それからすぐアルヴァの方へ顔を向けた。

「覚悟しててよね!二人とも!」
晴れやかな表情のアルヴァに、セラヴィーとザクロは一安心って顔をしてる。
「言ったな、アル。でも、オレも負けるつもりはないからな!」
「ふふ……アルとのバトル、楽しみにしてるね~」

そうして、いつもみたいにみんな笑った。三人が笑い合うのを見るのが好きだから、わたしは嬉しかった。

「じゃあ、ここから別行動だな」
「うん、二人共がんばって」
「また後で~」

あっ、そうだった。みんなチームがバラバラだから、ここからは別行動だ。
『エム、リルケ!後でね~!』
大きく手を振った後、わたしはセラヴィーについていく。
いつもザクロやアルヴァがいたから、何か変な感じ。

もしもいつか、みんなとお別れをしたら、こういう感じなのかな。


相手を知るならバトルが一番

「セレビィ?」
「セラヴィー!」
森で出会った女の子に、名前を間違われたから、セラヴィーはちょっとだけ怒った。でも、最初に間違えたの、セラヴィーだからね。
「ああ、でも、オレもキャロットとか言ったしお互い様か」
セラヴィーもすぐそれに気付いたみたいで、怒った顔はすぐ元に戻った。

それからの二人は、お互いの地元のことやポケモンのことを少し話していた。
「ノルンっていったら、研究所があるとこだな。リリーの故郷だ」
「その子、研究所でもらった子なのね!」
モノズの仮装をした女の子……キャルペロの顔を見れば、にっこりと笑顔を返してくれた。

「そっちのパートナーは、ミズゴロウか~。上手くやれてる?」
「当然!あっ、でもたまに水かけてくる」
「水、かけてくるのか……水タイプ持ちは水かけられる運命なのかな~」
同い年で、同じ水タイプのポケモンがパートナーだから、セラヴィーはキャルペロのこと色々知りたいみたい。

そうなると、多分。

「なぁ、その腕章ブルーチームだよな?オレとバトルしないか?」
「えっ?」
「どんなバトルするのか、知りたいんだよ。賭けるチップは何枚でも良いから」

やっぱり、バトルを仕掛けるよね。わたしも、キャルペロのバトルが見たいな。

ねぇ、あなた達はどんなバトルをするの?わたし達に教えてほしい。


※キャルペロちゃんにバトルを仕掛けました。不都合であれば、断っていただいても大丈夫です。
賭けるチップ枚数:キャルペロちゃんの希望する枚数
使用ポケモン:(特に指定が無ければ)アシマリのリリー

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