独検1級に合格する10のこと_00
留学経験者は、独検1級余裕なのか?
みなさまこんにちは。mogと申します。
都内在住アラフォー女性、2019年に無事独検二次試験に合格し、晴れて1級の証書を手にしました。
独検1級挑戦を思い立ってから数年(だいたい3年くらい)での合格となりましたが、常時勉強をしていたわけではありません。家事育児仕事プラスぼーっとしたいし、気が乗らないし。。。もう止めたい(涙)を、ひっくるめての3年間でした。今回から10回にわけて、そんな独検1級合格で大事だったな、と思うポイントを書いてみたいと思います。
今回は、なぜ独検1級を受けようと思ったのか、簡単な背景を。
mogはもともと大学の第二外国語でドイツ語を選び、その後1ヶ月の語学留学、半年の交換留学を経てドイツの大学に留学して現地で3年を過ごしています。
あ、ドイツに住んでたんだ。そりゃー1級くらい余裕でしょ?
って思いましたか?。。私もそう思っていました。
2010年にゲーテ・インスティテュート主催のKleines Deutsches Sprachdiplomというのにも受かっていたし、独検自体受けるのは久しぶりだけれど、まあなんとかなるだろうと。でも、結局1度不合格になりまして、そこから学習の見直しをはかり、なんとか合格しています。だからこそ大事な点が見えてきたとも言えます。
留学してなくても独検1級合格できそうな理由3つ
「留学経験ほとんどないし、やっぱ1級難しいだろうな」と思っている方。
そんなことはありません。むしろというか、やはりというか、留学していなくても、独検1級には合格できるんじゃ…と、mogは感じました。
理由は、以下。
- 独検1級で出題される内容はアカデミックなものが多く、留学していなければ知らない単語や表現が頻出するわけではないから。
- 長文やインタビュー並べ替え問題など、ドイツ語力という以前に、そもそもの国語力、論理的思考力が大事じゃね?という難易度だから。
- 問われる形式が、日本人が慣れ親しんだ英検だとか、学校の試験や大学入試(場合によるけど)に似てるから対策立てやすい。
割とコツコツ勉強とか、時々しんどくなるけど、ちょっとはできますよ!ってタイプには向いていると思います。
ちなみに、mogは大卒ですが、レベルの高い有名大学でもないので特に頭がいいというわけではないです。確かに語学は好きですが、机について何時間も勉強するってタイプではありません。(それこそ、上に書いた「ちょっとはできますよ!」レベルですね)ドイツ留学も、技術系なんでゴリゴリ長い論文をドイツ語で書いた経験もないんです。
ですので、おそらく独検の、それも1級をわざわざ受験しようなんて考えている多くの方のほうが、地頭が良いのではないかと思います。
なぜ独検1級を受けようと思ったのか?
の理由を書いてませんでした。すぐ脱線するんですすみません…。ちょうど数年前に子供を産みまして、少し時間ができたんですね。で、猛烈に焦り始めました。仕事も在宅でしてたんですが、やはり子供がいるんでなかなか集中できない。育児や家事は自分の苦手とすることがてんこ盛りで、うまくできなくて自信喪失、しかももうすぐ40になるだなんて、おいおいちょっと私の人生、早すぎ!?と、「このままでいいの?なんかこれやったんだぞ!ってことしとかないと!!」と思ったのです。
で、そういえば私語学好きだし… あ、独検の1級とか持ってないな(大学時代に3級までとった)。ゲーテの試験は受かったけど、ふつーの人は知らないよね〜…、やっぱ独検も1級だったら箔が付くんじゃ?という至極打算的な考えに至ったんですね。それに、この時点では「まあそこそこ試験勉強すれば受かるだろ」と思ってたんですよ…。
実際は、その後紆余曲折あって、ストレス性の頭痛やら腹痛に悩まされるんですが。でも、それも必要なかったな、と思いましてその辺りもお伝えできれば嬉しいです。
とにかく、独検の、それも1級の合格体験記ってほとんどないですよね!
そもそも受験者数が少ないですもんね…。
2016年度の一次試験出願者316名、受験者275名、合格者53名、合格率19.27%ですよ。ちなみに準一級は出願832, 受験760、合格者321の合格率42.24%です。(『独検2級、準1級、1級過去問題集2017年版』 郁文堂より抜粋)
この、準1級に受かった321名の方々!もしくは、私のように思い立っていきなり1級に挑んでみるか!って方!
そんな方々のお役に立てましたら幸いです。