行動が未来を変えた
前回の続きです。
ツインの彼のことばかり考えてしまう日々をどうにかしたくて、ケリをつけるために告白を決意。
うまくいけばラッキーだし、だめならだめですっぱり諦める。
元々私は、白黒はっきりさせないと気がすまず、グレーが苦手なタイプなのです。
さらに、思い立つとすぐ行動したいタイプでもあるので、うじうじ悩んでいる状況というのが自分的にすごくストレスなのですね。
それなのに、ツインをわざわざ呼び出して2人きりで会う時間を作ってもらったのに、結局告白できずにおずおずと帰る私・・。
しばらく本気で落ち込みました。
自分自身の情けなさが本当につらかった。
2日ほど落ち込んで、反省点やどうすれば良かったのか?などを振り返ることができるようになってから記憶を遡って考えてみた。
ツインソウル(ツインレイ)とは写し鏡とはよく言うけれど、今回のことに関してはまさにそれだと思った。
私の心の状態がそのまま彼に反映されているように感じた。
私の心がいっぱいいっぱいで、相手の様子や状況を見たり感じることが出来ず、自分の心しか見れていなかった。
2人でいるのに、会話は交わしているのに、お互いが見ているのは自分の心だけで、ちゃんと相手を見てコミニュケーションが取れていなかった。
そして一番の反省点は、私自身が相手に期待してしまっていたこと。
完全な自分軸、自分でやるという意識が足りていなかった。
何かあったの?と相手が聞いてくれるものだと信じて疑わなかった。
私の思う私の常識に当てはめて考えてしまっていた。それに尽きる。
そしてもうひとつの反省点。
私は自分がいっぱいいっぱいだったせいで、彼の存在をおざなりにするような行為をしてしまった。
その時には気づかなかったけど、私がしたとある行動のあと、彼が少し傷ついたような表情をしていたことがあった。
私は良かれと思ってした行動だったのだけれど、あれはもしかしたら彼を傷つけてしまったのかもしれないと後になって思った。
彼はすごく年下だけど、彼に限らず相手が物心ついた年齢の人なら、大人に接するのと同じように接したいといつも思っている。
対等にひとりの人間として接することが、相手の尊厳を尊重することだと思っているから。
それなのに私は、その日無意識に彼の尊厳を傷つける行為をしてしまったのではないかと思った。
それだけは謝らないといけないと思って連絡した。
正直、連絡するのはこわかった。
彼からしつこいなとかめんどくさいなとか思われるのではないかという恐れがあったし、もしかしたら気のせいで彼は何も感じてないかもしれない。
だけど、どうしても謝りたかった。
そのことについて彼からは、「気にしないでください」みたいな返事があっただけなのだが、その後彼の態度が少しずつ軟化しているような感覚があり、心の距離が近づいた感じがした。
理由はわからないけれど、嫌われたりうざがられたりすることはなく、むしろ以前より打ち解けた雰囲気が感じられるようになった。
彼の気持ちは本当にわからない。
元々感情表現に乏しいタイプ(愛想や人当たりはよいが本心が見えないタイプ)なのだけれど、前より少し心を開いてくれるようになった気がする。
これから会える予定は全くないし、どうやって関係を進展させればいいのか、自分の気持ちに整理をつければいいのかわからない状態だったけれど、彼との会話の中で嬉しいことがひとつあった。
そのほんの一言が、その後の私たちの関係を少しずつ進めていくことになるのであった。
つづく