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英語が拙いスクラムマスターがフィリピンチームのタスク消化率を98%にして、ついでに英語も話せるようになった話
こんにちは。virapture株式会社のもぐめっとです。
最近ご近所のホテルに泊まったのですが、近所でもいつもと違う体験ができて気分がリフレッシュするので近くても環境を変えてみるのはいい経験だと思いました。
本日は英語でのコミュニケーションのスクラムのお話になります。
最近、英語物語というアプリを開発しているFreCre Incという会社の開発部隊であるフィリピンチームの面倒を見ていたのですが、チームのみなさんがある程度成長し、お仕事が一区切りしたので、今までやっててよかったスクラム活動や英語できないながらでも行ったコミュニケーションでの工夫を紹介しようと思います。
ベロシティの把握
スプリントプランニングを行ってる時に各メンバーのタスク内容や量をチェックしてなるべくスプリント内にタスクをこなせるように適宜指摘を行っています。
その際に自分はいつもスプレッドシートでまとめていて、各メンバーのこなせるストーリーポイントを把握した上でその人がいつもどれくらいの量をこなせてるかを把握しています。
最初の頃は6割とかだった消化率も後半は80~90%付近を安定して出せていけるようになったので、大分成長したなとおもいます。
最後は98%とありますが、残り1タスクというところでタスク数でいえば実質99%の消化率です!すごい!!惜しい!
(JIRAにもベロシティレポートはあるのですが、チーム単位でしか見れず、個人全員で見たい場合の方法がわからないため現状はスプレッドシートで頑張ってますが、もしいい方法知ってる方がいたら教えて下さい!)
イベントの最初に質問を挟む
このチームでは各種イベントを実施する前に、いろんな質問を最初に行い、それを全員が答えた後にイベントに入ります。
今まで覚えてる質問だと過去にこんな質問がありました。
・好きな食べ物は?
・好きな色は?
・暑い時はどうする?
・もし自分が船を持ったら船になんて名前をつける?
・道路のど真ん中で裸になってしまったら最初にどこを隠す?
・もぐめっとが入ってくれて何が大きく改善できたと感じた?
中々独創的な質問があって結構楽しい質問が多かったです。
この最初の質問を挟むことによってチーム内のコミュニケーションを円滑にして各種イベントを楽しく実施する効果があり、それ以外にも気軽に英語で会話できるのでもぐめっとの英語力が格段に鍛えられました!
さらに、質問を聞き取れなかったとしてもみんなの回答を聞くことでどういった質問だったのかを想像することができたので結構なんとかなりました!
(それでもわからなかった場合はI'm sorry, please tell me question again?みたいなことをいって質問内容を確認してました)
ファシリテータ交代制
このチームではファシリテータは毎回交代制で実施しております。
メンバーがぞれぞれで微妙に工夫(間の取り方とか冗談とか)を取り入れながらファシリテータをしてくるので、毎回新鮮な気持ちでイベントに挑むことができます。
これによる効果として、ファシリテータの気持ちに立つことで各メンバーのタスク状況を積極的に見るようになったり、こうしてくれたらもっと会議が進めやすくなるなぁと気づきを与えることができたりします。
全員が状況を把握できるようにすることによって属人化を脱したり、場合によっては進捗が乏しいメンバーが他のメンバーを手伝ってあげるといった事も可能にしていきます。
KPTはメンバー全員で課題解決にフォーカス
KPTを実施するとメンバーが出した問題に対してTryでは自身の問題だけにTryを出していて、メンバー全員で課題に対して向き合えてないという問題を出していました。ただ、どうしたらいいかと悩んでいたので、やり方とかこうしたらいんじゃなかというアドバイスを元に改善を重ねることでチーム員が他のメンバーのProblemに対してのTryを出してくれるようになりました。
僕の最近妻の機嫌が悪いというどうでもいいProblemでもメンバーは暖かくTryを出してくれたのでとてもありがたかったです。
レビューは具体例と共に語る
僕の場合、コードレビューや設計レビューなどのいろんなレビューもSlackを用いて非同期に行っているのですが、その際に僕の拙い英語では意図が伝わりきらないことがありました。
その際にはなるべく具体例を伝えることで意図が伝わるように工夫しました。
例えば、コードレビューならば実際のコードを書いてみて、これでいけないかと提案するとかですね。
日本語に比べると慣れるまでレビューが少し大変ですが、優しく言う言い回しなど英語の勉強にもなりました。(shouldを使わずにthinkとかrecommend使うなど)
英語がわからなければチャットに貼ってもらう
うまく聞き取れず何度聞いてもわからない場合というは何回かありました。
その際にはチャットに書いてもらったほうが早かったりもします。チャットにさえ書いてもらえば見てわからなくても最悪翻訳ツールに回せば意味を理解することができるので、臆せずチャットにも書いてもらえるようお願いしてみることが大事です。
ツールを最大限使う
基本的にはリモートなのでオンラインでの会話になるのですが、もぐめっとがめちゃくちゃ使えたツールとして2つほど紹介します。
■Meetの英語字幕機能
これあれば大体リスニング問題は解決です。人によっては聞き取りやすい英語とかもあったりするのですが、字幕によって今まで聞き取れてなかったものも字幕のおかげで補完できるようになりました。
WWDCに行ったときのセッション視聴の攻略法をちょっと彷彿しました。
■DeepL
巷で有名な自然に翻訳できる翻訳ツールです。とりあえず言い回しがわからなかったり、自分で考えた英語があってるかどうかをこいつに翻訳かけていい感じだったらそのまま採用みたいなことをしたりしてました。
Google翻訳よりも自然と評判いいみたいなのでとりあえず使っとけば間違いないかと思います!
英語での仕事を始めるには潤滑油があるといい
ここまで色々英語で仕事できてるように語ってきましたが、それができたのも、どうしてもわからなかったときには間に入ってときには翻訳してコミュニケーションを円滑にしてくれたFreCre代表の Gong氏の活躍や存在が非常に大きいです。
英語での仕事のきっかけや、英語でのやり取りを手伝っていただきありがとうございます。この場を借りて感謝させていただきます。
最初に飛び込む際には日本語もできる人がいると心理的ハードルは圧倒的に下がると思うので、そんな人がいれば頼りにするといいと思います。
また、こんな拙い英語でも優しく受け入れてくれたFreCreのプロジェクトメンバーの方々にも感謝です。優しくやり取りしてもらいありがとうございました。とても英語のやりとりがしやすかったです。
まとめ
仕事として英語をやるとなると本気で頑張らないといけなくなるので英語力はだいぶ上がります。一気に英語力を上げるにはおすすめです。
また、発音しないと英語は身につかないんだなというのを改めて認識しました。
このおかげで夢の中でも英語で話すようになりました。どんどん英語で発言していきましょう。
そんなThis is a penも言えるようになったもぐめっとは英語でのスクラム案件でも、チームビルディングや技術顧問案件も絶賛募集中です!もしよろしければ弊社までお問い合わせください。
また、英語物語も絶賛各種ストアで配信中なので遊んでみてください。英語物語作りたいっていうエンジニアも問い合わせてみるといいと思います。
ちなみにもぐめっととしては他にもこんなものも運営しているのでよかったら使ってみてください!
ご精読ありがとうございました。