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スリヴァー3キル講座

こんにちは、もぎとりです。
今回はモダンスリヴァーにおける3ターンキルについてのお話です。
モダンでは安定した3ターンキルができるデッキは、禁止裁定に引っ掛かりますが、3ターンキル自体が禁止されているわけではありません。
今回はモダンスリヴァーの3種の3ターンキルの紹介をしていきます。

毒殺ルート

《悪性スリヴァー》による毒殺を狙うプラン。

Virulent Sliver / 悪性スリヴァー (緑)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
すべてのスリヴァー(Sliver)は有毒1を持つ。(いずれかのスリヴァーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒(poison)カウンターを1個得る。10個以上の毒カウンターを持っているプレイヤーはこのゲームに敗北する。)
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1ターン目に1体、2ターン目に2体出すとそれぞれが有毒3となり、3ターン目にはギラついたおはじきを対戦相手に10枚プレゼントすることができるロマンを秘めています。
これはハルクフラッシュというヴィンテージクラスのデッキに採用されるなど、以前からある程度活躍しているカードです。
モダンホライゾン1以降は、《斬雲スリヴァー》や《屑肉スリヴァー》が追加されたことで、速度や回避能力の向上や除去耐性がついたので殺傷能力は向上しました。

ただ、ピンポイントで除去されると毒が溜まらない点や、単純にビートダウンした方が手っ取り早い事が多い点などやや使いにくい感じは否めません…
それでもビートダウンと毒殺を同時に狙える点や無限ライフ対策など有効となる場面は多いです。

ビートダウン以外のプランで勝ちたい方はお試しあれ。

コンボルート

Morophon, the Boundless / 限りないもの、モロフォン (7)
伝説のクリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードは常にすべてのクリーチャー・タイプである。)
限りないもの、モロフォンが戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
あなたがその選ばれたタイプの呪文を唱えるためのコストは(白)(青)(黒)(赤)(緑)少なくなる。この効果は、あなたが支払う色のマナの点数のみを減らす。
他の、あなたがコントロールしていてその選ばれたタイプであるクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
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Sorin, Imperious Bloodlord / 傲慢な血王、ソリン (2)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
[+1]:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは接死と絆魂を得る。それが吸血鬼(Vampire)であるなら、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
[+1]:あなたは吸血鬼1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。傲慢な血王、ソリンはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
[-3]:あなたは、あなたの手札から吸血鬼クリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。
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Goryo’s Vengeance / 御霊の復讐 (1)(黒)
インスタント — 秘儀(Arcane)
あなたの墓地にある伝説のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。そのクリーチャーは、ターン終了時まで速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
連繋(秘儀(Arcane))(2)(黒)(あなたが秘儀呪文を唱えるに際し、あなたはこのカードを手札から公開して連繋コストを支払ってもよい。そうした場合、このカードの効果をその呪文に追加する。)


《御霊の復讐》》や《傲慢な血王、ソリン》を使って、《限りないもの、モロフォン》を戦場に出し、そこから《初祖スリヴァー》や《スリヴァー軍団》《斬雲スリヴァー》につなげてビートダウンするプラン。
最速で2ターンキル(御霊リア二メイト)ができる浪漫デッキです。

難点としては、コンボデッキゆえ手札が噛み合わないと何もできずに負けてしまう不安定さ、モロフォンへの依存が強い点など多くの問題点を抱えていました。
しかし、それらの難点を改良したデッキが現在生まれています。
それが、スリヴァートロンです。

トロンランドでモロフォンを叩きつけるという単純な構造ですが、大量のサーチカードによる高い再現性、マナフィルターにより何としても5cスリヴァーを出すという凄まじい意志の力を感じるデッキです。

スリヴァーで派手なことがしたい方にはオススメ。

ビートダウンルート

Force of Virtue / 美徳の力 (2)(白)(白)
エンチャント
あなたのターンでないなら、あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札から白のカード1枚を追放してもよい。
瞬速
あなたがコントロールしているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。


スリヴァーによるビートダウンは基本的には4ターンキルですが、
《斬雲スリヴァー》、《美徳の力》を用いることで、3キルが可能です。

流れとしては、
1t土地置いて薬瓶
返しの相手ターンに美徳の力をピッチコストで唱える。
2t 土地置いて薬瓶から1マナスリヴァーと斬雲スリヴァー出して4点。
3tロードを2体出してパワー4*4体で16点でちょうど20点
となります。
3t目で手札を全て使い切る(9枚)というご都合ビートです(笑)。

ただ、ここまで綺麗に回らなくとも、斬雲や美徳があれば3t目に9点ぐらいは叩き込めるので、コンボデッキにも間に合いそうです。

このプランの良いところは、単純に普通のスリヴァーデッキに組み込みやすい点が挙げられます。
美徳の力を使う場合は白いスリヴァーを増やす必要があるので、《斬雲スリヴァー》や《不確定な船乗り》を4枚積みましょう。

難点としては、手札の消費が非常に早く、直ぐにリソースが切れてしまいます。そのため、攻撃を凌がれてしまうと立て直しが大変で、何らかのリカバリー手段を用意した方が良いと思います。
お勧めは〈初祖スリヴァー〉で、序盤はピッチスペルとして投げ捨て、終盤は続唱による展開で盤面を構築していきましょう。

今回はモダンスリヴァーにおける3ターンキルを紹介しました。
今後も新たなスリヴァーが収録されればさらに可能性は広がっていくと思います。非常に待ち遠しい。

それではまた。


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