マエストロスダーンとの幻想
久々のnote。Facebookに書こうと思ってましたが、長文になるので、久々にnoteに書いてみようとログインしました。
※前回のnoteから繋がりがない文章になってしまいますがごめんなさい。
2021年の7月から続いて心が全く休めなかったアングレオケスタ全集プログラム(ラヴェルPコン、スペイン狂詩曲、新世界)の最後、幻想交響曲の本番がようやく終わりました。
幻想のアングレは名フィル×高関さん、東響×エッティンガー今回で3回目だったかと。牧歌的な優しいイメージを作り今回の初日のリハに臨んだら、スダーンから「柔らかすぎる。弱すぎる。もっと歌え。もっと叫べ。もっと伸ばせ。」という事を(多分)言われ、イメージもリードも1から変えて本番をむかえました。
本番の配信アーガイブを聴いたらやり過ぎだと思ってた事が意外と自然に聴こえてて、あー自分はいつの間にか小さいスクエアの中で歌ってるつもりだったんだなと。
ニコ動配信は↓※2021年10月3日まで
https://sp.live.nicovideo.jp/watch/lv333267847
個人的な昔話ですが、僕が東響に入団できたのは当時の団員さんとスダーンの後押しのおかげでした。入団当時はスダーンから結構色々言われたり嫌な顔されたりして本当に個人的に相性悪いと思ってましたが、今回カーテンコールで僕が座ってからもずっとこちらを見て拍手し続けてくれてて、結構ウルウルしてしまいました。少しは恩返しできたでしょうか…。
そして今回幻想のバンダは東フィル首席の佐竹さんに来て頂きました。フリー時代に本当によく隣で吹かせて頂いていましたが、相変わらずの美音と安定感、本当にピッタリ合わせて下さいました。本番の後もわざわざ上手まで来てセクションを出迎えて下さる心遣い。こういうオケマンになりたいなと改めて。
荒木さんも相変わらず本当に素晴らしかったし、浦脇君も理想的過ぎる2nd。ベテランの佐竹さんの音楽を聴いてそれぞれ感じた事もあっただろうなー。
色んな事を伝えて、刺激を与え合えるそんなオーボエセクション目指したいと改めて思えた今日の記念に写真撮ってみました。
※撮影時のみマスク外してます。
一息つく間もなく明日からはルイゾッティーとサントリーホールオペラ&ガラのリハーサル。東響に入団して最初の仕事が一緒に入団した荒さんと並んでのルイゾッティーとのオペラでした。明日2人で当時の思い出でも話してみようと思います。