巨乳恐怖症の俺が巨乳だらけの世界に転生させられたんだがどうすればいい?

ある所にやけにモテる男がいました。その男は特別顔がいいわけでもなく、性格に至ってはもはや変な人でした。
彼は異世界転生をした人間でした。本来ならばハーレム無双が行われるのですが、神様の手違いで厄介な人間を厄介なところに送り込んでしまいました。
巨乳だらけの男のいない世界に巨乳恐怖症の男を連れ込んだのです。

魔王を殺すことを目標として旅に出ていた男ですが早速通り道の村が魔物に襲われています。魔物は普通のゴブリンで生物学上は男に分類されますが人類じゃないのでセーフです。男は迷わず射殺しました。さすが元軍人です。躊躇いもなく正確な射撃を行ってくれました。
あ、言ってませんでしたが彼は元々あまたの戦場を渡り歩いた老兵であり、私が老衰で死ぬところを回収して若返らせて転生させたのです。厄介な性癖を持っていたのは失念していました。
おや?村人の巨乳な女たちがお礼に村に泊まるように言いましたね。しかし、男は拒否して村の門の前で寝ることにしたようです。
しばらく何もなさそうなので夜まで時間を飛ばしましょう。
あらあら、早速村人が夜這いをしようとしようと男に近づきますね。
気配を下手に隠そうと近づいたために男が反応して飛び起きて銃を構えてしまいました。
すぐに村人と気づくや否や銃は下ろしましたが距離感が離れててますね。
お、村人が脱ぎ始めましたよ。
あらら、男が吐きましたね。相当重症ですねこれは。
その後は1人にして欲しいと頼み込み男は1人で夜を明かしましたね。
せっかくなのでこの時間を利用して私からコンタクトを取ってみましょうか

「やぶ遅くに失礼します。勇者様、この世界はどうですか?」
「…あぁ、俺の殺しのスキルが役に立つって言うのは最高に嬉しい。だが、巨乳しかいない上にそれにモテるってどーゆー事だよ。」
「うーん、失敗しましたね。では魔王が貧乳になる呪いをかけておきましょう。」
「なんで魔王なんだよ…殺すのに…」

とりあえず逃げてきました。殺しは楽しんでるようですが貧乳がいないのは心底不服そうですね。
ん?彼は何かを思いつき私にコンタクトをとってきましたね。

「どうしました?勇者様」
「欲しいものがある。偵察機だ。SR71は作り出せないか?」
「うーん、では同等の性能の戦闘機を作り出してあげましょう。あなたと神経接続することで操作できます。機銃もおまけでつけておきましょう。」

どうやら、貧乳が恋しくなり魔王城までとつげきするようですね。
早速戦闘機に乗り魔王城まで行きましたね。
マッハ3で向かうものですから5分とかからずたどり着きましたね。
おや、全速力で走りながら魔物を殺し尽くしています。狂気的な笑顔すら見えますね。
なにか魔王になにか叫んでいますね。聞いてみますか

「魔王!お前は人類を滅ぼしたいんだよな!?」
「そ、そうだがお前は何者だ!胸は小さくなるしなんなんだ今日は!」
「人類を滅ぼすから俺と結婚してくれ!俺は巨乳が嫌いなんだ!どうだ!?」
「トゥンク…勇者…好き」

やばい、非常にやばい。これはやらかしたかもしれない。
ま、まぁいいか
これで争いはなくなるわけだし…実質ハッピーエンドか…?


こうして、異世界から人類は滅んだ。
魔王と勇者は末永く幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。

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