#036:絶好腸にしたら、すべての健康不安が解消した件
振り返ると反省ばかり。健康フリークになった私の変遷…
原因を先にいうと、私は20代後半のころに若年性更年期障害を診断されました。
言葉で簡単に説明しづらい身体の不調に悩まされたのは高校3年生の時です。厳しい部活動だけに夢中になっていた生活から8月末の県大会敗退で引退。半年後に大学受験が控えていることに気づいたものの、約1カ月の燃え尽き症候群となり、ハッと気づいた10月から慌てて受験勉強をスタート。ほとんど寝ずにとにかく詰め込むだけ詰め込んで、いざシーズン本番!というタイミングで力尽きたのでしょう。受験校に向かう電車の中で今でいうパニック発作(めまいと吐き気、冷や汗と腹痛…などなど)を起こしました。
ここで学ぶべきは、健康第一。健康のために身体に無理無謀な生活をしてはいけない…ということなのに、なーんにも考えずにいたのは若さゆえ…と、昔の自分を許してあげることにします。
自虐的ともいえる無理は、その後も続きます。
私が学生の時はちょうどバブル最盛期。お金があればあるだけいい。ほとんど寝ずに時間が空けばバイトを入れて、遊びとおしゃれのためにガンガン小遣いを稼ぎました。
その頃も、たまにパニック発作を起こすことがありましたが、1日休めば完全回復した(気になっていた)ので、「いつものこと」と、気にせず毎日を楽しんでいた…つもりになっていました。
社会人になると、定期的に起きるめまいのほかに、慢性的な体調不良を感じるようになりました。「これは、どこか悪いのかも…」と思い、医師へ受診したり、針や整体などのメンテナンスに行ったのですがなかなか改善しない…。
そんな時に、女性の健康について扱う仕事に出合い、取材も兼ねて婦人科でホルモン検査をしたところ、医師からバッチリ
「ホルモンの量で言うと、あなたのカラダの年齢は60代です」
と言われたのです。
このとき私は20代にして更年期障害の体調不良の辛さを味わっていたのです。
気づけばずーっと体調不良だった
ホルモン剤を服用し、生活を見直して、落ち着いてきた頃に妊娠・出産。これでホルモンバランスが安定したのか、更年期障害特有の症状に悩むことはなくなりました。
ところが今度は加齢との向き合っていかなくてはなりません。
若いころ、度が過ぎるほどアクティブに過ごしていた私は疲労感に対して鈍感でした。疲れているんだけど「気のせい」「気合を入れて…」なーんて考えてどうにか乗り切ろうしてしまうのです。
フリーランスに転身し、生活は自分のペースでコントロールできるようになったものの、子どもが寝た夜から仕事をしていたので、睡眠時間がほとんどない時もありました。
結果、限界が来ます。無理が祟って40代半ばにバセドウ病に罹りました。
ざっと振り返っただけでも、実は私は20歳前から40代半ばまでずーっと体調不良に悩んでいたことになります。
なのに、当時は全くそんな自分に気づかない。
ただただ、「●●には××がいい!」と聞けば飛びつく健康フリークになるばかりで、根本的な問題に目を向けることがなかったのです。
バセドウ病に罹り気づいた「病気の原因はジブンだった」
バセドウ病が判明した時の甲状腺ホルモンの数値が思いのほか悪く、子育てと仕事を両立している生活の私を気遣って、医師から
「とりあえず短期でもいいので入院しませんか?」
と言われました。
が、この時、我が子は小学校低学年だったし、大事な仕事を抱え納期直前だったこともあって、それは無理な相談ね〜♪でした。
この時、ようやく私は自分のカラダと健康を過信しすぎていたことに気づきます。
「ゴメンね。わたしのカラダ…」
心から謝って、カラダから発せられるサインに耳を傾けることを誓いました。
自分のカラダ、考え方を180度変え、とにもかくにも自分に優しく、自分を大切に暮らすことに決めると、不思議なことに入院を進められるほど悪かったバセドウ病が、1年も経たずに治療終了することができたのです。
ここでハッキリ気づいたのです。
「病気って、カラダから自分のマインドに向けたサインなんだ」と。
健康オタがさいごにたどりついた『腸活』
20代~アラフィフまで、私は体調不良と付き合いながら生きてきたために、かなりの健康フリークになっていました。趣味といっても過言ではありません。
その過程で、最後(?)に行きついたのが『腸活』でした。
とにもかくにも腸の調子が良ければ、ココロもカラダも健康になると思ったのです。
(長くなったので、何をしたのかはここでは端折ります)
結果、この仮説は私にとっては正解だったと思います。
腸が快適だと、とにかく元気なんです。肌の調子も良くなるし、免疫力もアップした気がしますし、何よりもメンタルが安定する…。
腸って第二の脳といわれていますが、メンタルの調子との関係はかなり密接なのではないでしょうか。
健康オタクのアラフィフが、ようやくたどりついた健康体。加齢には抗えないこれからが快適なカラダとともに過ごせるなら、若い頃にしんどかった経験は「良かったこと」として受け入れられます。
「いま」元気でいること、「いま」満足できれば、過去になにがあってもすべてが「良かったこと」になるんですね。
じゃ、結果オーライってことで。
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