ゼロ年代、セカイ系、震災
セカイ系との決別かと思えばそういうわけでもない。
えいえいてきなもの。をかなりストレートに描くのはらしいといえばらしい。
お話としては最初の段階で、あーはいはいというのがわかるくらいにわかりやすく、この構図そのものは意図的なものなのは間違いなかろう。
空の向こう、約束の場所。を思い出す、男女の立場は逆だが。
場所やキャラクターはかなり具体的な一方で、お話そのものの抽象度は高い。
田舎の少女と都会の青年という構図は様式美にすら感じる。
雨の車のシーンは結構ゾッとした。いい意味で