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高地戦(原題:고지전)

高地戦(고지전)
監督:チャン・フン
脚本:パク・サンヨン
製作:イ・ウジョン、キム・ヒョンチョル
音楽:チャン・ヨンギュン、タルバラン
撮影:キム・ウヒョン
編集:キム・サンボム、キム・ジェボム
配給:ショーボックス
公開:2011年10月27日
上映時間:133分
製作国:韓国
言語:韓国語

『高地戦』(こうちせん、原題:고지전)は、2011年公開の韓国映画。朝鮮戦争における南北境界線付近の高地をめぐる極限の戦いを描いた作品。
第84回アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品、
第48回大鐘賞最優秀作品賞、
第32回青龍映画賞撮影賞、美術賞受賞作品。

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あんまり褒められたことではないのですが、私は歴史とか日本史・世界史の授業を「短期記憶」で切り抜けて来ていたので、ほぼ、日本や世界で何が起こっていたかなんて興味がなかったというか、分かっていないのですが、私の旦那さんはちょっとした歴史マニアで、時代劇も大好きだし、一緒に時代劇を見たがるので、最初はイヤイヤでしたが、結婚して15年にもなると、だんだん日本史に興味が湧きだしました。

私の旦那さんはまだインターネット黎明期のころに韓国や香港から直接ビデオを個人輸入して日本未公開の映画を観ていたほどのアジア映画オタクで、ジャンルは違えど映画好きというところからお付き合いが発展したという経緯があり、韓国映画に興味を持ち出した私に、旦那さんが勧めてくれたのがこの「高地戦」でした。

基本的に旦那さんが勧めてくれた映画ではずれたことがなかったので、何も考えずに観ました。

でも、途中でこの朝鮮戦争と呼ばれる内戦は何が原因で起こったのか?という疑問が沸き上がり、映画を中断して旦那さんに質問しました。

旦那さんが教えてくれたのは、「僕もそこまで詳しくわかってるわけじゃないけど、そもそもは日本が朝鮮半島を植民地にしていた時代があって、そのころに朝鮮半島において日本による同化政策を強いられた歴史があって、その後、日本が敗戦した後に日本が持っていた領土をどうするという事になって、ソ連とアメリカの代理戦争として南北に分かれて戦って領土を奪い合うことになっていった、という事やったと思うけど、、厳密なことはもっと調べて行かないとわからんね・・。」ということだった。

その時に本棚にあった高校の世界史の副教材「山川世界史総合図録」を見ながら説明してくれた。

私は何も知らないけど、知らないのは私の責任やな、と思うようになったので、これからもうちょっと調べて行こうと思う。

「俺たちは敵と戦っているんじゃない。戦争と戦っているんだ。」という台詞がとても印象に残りました。

韓国軍の高官が見慣れたチョン・グックァン(전 국환)ssiで、「この人は高官役多いな!」という印象でした。今回は韓国軍でしたが。

今まで観た戦争映画の中で、一番描写がリアルだな、と感じました。それは、戦闘シーンのそれだけでなく、同胞と戦う辛さという部分で、ラスト付近の描写もとてもつらいな、と思いました。

韓国映画ファンでなくても、観て欲しい1本です。


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