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「小学校の時に宗教を創始した話」② @元教祖・元ひきこもりVtuber入口モフ二郎

みなさんこんにちは!
今日も記事をよんでくれてありがとう!
デビュー前Vtuberの、「入口 モフ二郎」 です。

大人になってからも、うっかり教祖になってしまう私ですが、
小学校のころにもすでに一度宗教を創始しています。(笑)

今日は、「小学校の時に宗教を創始した話」②、
ということで、昨日のお話の続きをしていきたいと思います。

昨日のお話は、
①孤独なモフ少年の一人遊びに、だんだん宗教的な要素が増えていった
②クラスの友人がたまたまそれに興味を持ち始めて。。。
でした! ご興味のある方はそちらからどうぞ。m(_ _)m
https://note.com/mofuzirou/n/n6923421c50c7?sub_rt=share_pw)

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 ……放課後の秘密の遊びは、やがて昼休み、授業の合間の休み時間に、友人たちをまきこんで行われるものになっていきます。


 私は実は、小学校一年生のころに、友人達のもめごとに中途半端に介入した結果、当時の担任の先生からホームルームで吊し上げをくらってしまい、それ以降、クラスの友人達との距離が出来ていました。

 それが突然、クラスの話題の中心になるわけです。最初に話しかけてくれて、一人遊びの話を聞いてくれた子が、クラスのインフルエンサーみたいな子だったからだと思います。かなり戸惑いを感じましたが、なんだかんだ人に話しかけてもらえるようになるのは、とても嬉しかったのを覚えています。

 クラスの、それまであまり話したことがなかった友人達が、孤独な私の一人遊びに興味を持ったのは、
 当時はテレビで心霊番組が流行り、次々と新しい都市伝説が語られ、霊能力者を主人公たちにした漫画やアニメが流行っていた、そういう時期だったからじゃないかなーって思います。

 それらの番組や、アニメの要素を取り入れて、私たちの宗教ごっこはどんどん変化していきました。

 最初は、休憩時間に、学校の近所にあるおはかにいって、幽霊がいるいない、おばけが見える見えない、を話して居ました。
 たしか、幽霊をみるためには、細目になるとか、指の間から見るとか、そういうルールが初期に出来上がった気がします。
 それで、じっと鬱蒼と木々の間にあるおはかをみつめていると、やがて、「本当に幽霊が見えた気がする」という子たちが増えてきました。

 やがて、新人の霊能力者たちは、そのお化けを”成仏させる”、あるいは悪い幽霊であれば”倒す”ためにどうすればいいのかを考え始めます。

 徐々に、方法論、儀式、幽霊を倒すためにとるべきポーズ、教義じみたものが出来上がってきました。たぶんみんな、ゴーストバスターズになったような気持ちになっていました。

 そして、半年もすると、教団はクラスを超え、学年へ広がりを見せていました。
 学校の中庭でシロツメグサの冠を編んでいた私は、いつのまにか、みんなに頼られる”教祖”となっていて、ひっぱりだこです。
 人気者になれてうれしい!

 しかし不思議と、”教祖”としてみんなにもとめられていると、体が締め付けられるような、目をとじたらそのままストローで空に吸われてしまうような、奇妙な感覚がして、脇にさらさらとした汗をかくのです。
 それは、罪悪感でした。


 つづく。。。

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