冬休みと共に去りぬ
昨日、ショックな話を聞いた。娘が仲良くしていたAちゃんが学校を辞めることになったのだ!
娘の友達は比較的おとなしい子が多いのだが、唯一その子だけが娘たちのグループ内で明るく、元気な子であった。
内気で人見知りが激しい娘にとって、彼女は心からゲラゲラ笑ったり、ふざけあうことができる親友であった。
しかし、その子は夏休み前に、仲良くしていた友達と仲たがいをし、そのまま学校に来なくなった。
Aちゃんが来なくなってから、不登校の経験がある娘は不安定になった。なぜなら、授業でグループ行動をしなければならない時や、お昼休みなどに、孤立することを恐れたからだ。
他にも、娘には友達はいるのだが、その子達は、かなりマイペースで、娘が望んだような、ふざけあう間柄の子達ではない。従って、娘には、明るいAちゃんがなくてはならない存在だったのだ。
自分が不登校だった時の記憶が蘇った娘は、Aちゃんが学校に行けない間も連絡を取り、一緒に遊びに行ったりもした。他にAちゃんが仲いい子達も、彼女と一緒に遊びに行ったり、とかなりフォローしていたようだった。
こうした行動が功を奏したのか、Aちゃんは学校に復帰した。最初は保健室だけ、とか1時間目だけとかだったのだが、徐々に復活でき、冬休み前は、他の友達と楽しそうに笑っていて、娘に嫉妬心を起こさせるぐらい元気になっていた。
だが、残念なことに、冬休みが終わった後、彼女は学校に現れなかった。
初日もそうだが、次の日も現れず、娘は最初はブリブリ怒っていた。
そして、昨日の夜になって、学校を辞める、ということを報告してきたのである。その時は、まだ娘はショックな様子はなく、淡々と私にそれを伝えてきた。
ところが、次の日学校で、娘たちグループのメンバー全員に、Aちゃんから、学校を辞めるメールが来たことを知ったのである。それを聞いた時から、娘はまた不安定になった。
昨日まではそのようなことを言っていなかったのだが、あの授業が嫌だから学校に行きたくない、この勉強も嫌だ!終いには、どうして、あの学校は辞める子が多いの?と
Aちゃんがいなくなったことによるショックで、娘はネガティブモードに入ってしまったようである。やはり、思春期はふとしたことで、ネガティブモードになってしまうので、注意が必要だ。
例え学校が違っていても、Aちゃんはいつまでも友達だよ、一緒に遊びに行けばいいんだよ、と言うと、娘は大きく頷いた。
こんな悲しいことが起きてしまったのだが、娘には早く立ち直ってほしい。
人生って山あり、谷ありだから、いつか、こんな経験もあったなあ、と笑って過ごせるようにな大人になってほしい。
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