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犬の飼い方(基礎編)
「わんちゃんの正しい飼い方(基礎編)」です。
これからお迎えを検討されている方、されたばかりの方、
またすでにベテラン飼い主様の方も含めて、
少しでも新たな発見があると幸いです。
お迎えするにあたっての事前確認
可愛い可愛いわんちゃんをお迎えする前は、うれしさとワクワクで
大興奮ですよね!
ワクワクドキドキで頭がいっぱいになるのは当然ですが、
以下を事前にしっかり確認できていると
安心してお迎えが出来るかと思います。
家は十分な広さが確保可能か
犬種サイズにもよりますが、
リビング:13畳前後
個室:7畳以上
が理想です。
そして大前提として、屋内で一緒に生活をしてあげてください。
昔は番犬目的で屋外での飼育も多くされておりましたが、今は令和です(笑)
衛生面のみならず、犬は生体として、人と協調して生きる生物です。
そして、犬は人間の約6倍のスピードで年をとり、
一緒にいれる時間はあっという間です。
屋外の犬小屋に鎖でつないで、大好きな飼い主様との
コミュニケーションや刺激がほとんどない可哀そうな飼い方ではなく、
家族の一員として、犬がいる生活を楽しみ
同じ空間で共に大切な時間を紡いでいって頂きたいです。
誤飲誤食を防ぐ対策が万全か
パピー期は特に想像もしないものを口にします。
食べ物はもちろん、生え変わりの歯がかゆいため、
家具(イスの足やテーブルの角など)、コード類など
食べ物以外のおもちゃや危険物など容赦なくゴリゴリ噛んで
飲み込んでしまい、開腹手術が必要になる事故も多く発生しています。
(人間より体が小さいわんちゃんにとって、麻酔を使う手術は命に関わります。)
食べ物や小物は手が届かないところに収納する、
ケーブル等危険なものは噛みづらいようにしまい込む、など
日々の整理整頓の習慣が必須となります。
なお、家具や壁はボロボロにされてしまうことが大半です。
これはかわいい家族の成長の記録として
受け入れる寛大な心も必要となります(笑)
毎日お散歩に行くことが可能か
基本的にサイズに関係なく、毎日お散歩に行くのが理想です。
(身体的にお散歩に負担がある等を除き)
お散歩は単に運動目的のみならず、ワンちゃんにとっては
自然の匂い、風、音、人、他の生き物など
外部からの全ての刺激を受け、知育や社会性を養う
大切な時間となります。
小型犬であれば20分程度でも良いので、一日一回は必ず
お散歩に行きましょう。
わんちゃんにとっては楽しいコミュニケーションの時間です。
ご自身やご家族で、お散歩を楽しめるように、
事前に必要性の理解と準備をしておきましょう。
※運動としての重要性は別記事にて、整体観点でお伝えします。
金銭面の準備ができているか
通院、保険、トリミング等の日々のお手入れ、
外泊時のシッターさんやドッグスクール等の費用、
万が一の緊急入院や手術など、さまざまな費用が必要になってきます。
特に手術等になると1回で数十万円オーバーは普通です。
緊急時にも対応できるよう準備をしておくと安心です。
家族や先住犬への理解とケア
わんちゃんをお迎えするにあたって、ご家族全員が正しい理解を得ていることがもっとも重要です。
わんちゃんは人間と同じ家族です。
家族全員で温かく迎え入れ、正しく愛情をもって接していけば、
わんちゃんはより一層その愛に応えてくれます。
誰かひとりに負担がかかるではダメです。
わんちゃんは賢いので、わんちゃんなりに家族内ランキングをつけて
それ相応の対応をします。
お互いが愛情を持って信頼関係を結べるように、家族みんなで正しい知識と理解、準備をしましょう。
なお、お子様は両者の目線で様々なケアが必要となります。
また、先住犬へのケアもとても重要です。
群れ生活がベースである犬ですが、当然相性があります。
最悪の場合は一緒に生活することができないという判断をせざるを得ない場合もあります。
お子様や先住犬の性格などを十分に考慮して、事前準備と対策を練っておきましょう。
※上記2点については、しつけやコミュニケーション等の別記事にて詳細を記載します。
アレルギーがないか
動物アレルギーがあると絶対に飼えないというわけではありませんが、
様々なリスクがあります。
軽いものであればくしゃみや目が痒いレベルですが、
咳が悪化しぜんそくになるなど、重症化のリスクもあります。
アレルギーが悪化して、一緒に生活できなくなる、
という最悪のケースもあり得ます。
私も犬猫の毛アレルギーですが、うまく付き合っております。
(なんだかんだ最初に比べれば自分の体が順応していきている気が。。)
ただ、万年鼻炎、喘息気味にはなっているのは事実です。
事前にパッチテスト等を受けリスクを把握することと、
お迎え後の場合は治療も可能ですので、通院や服薬などをお医者様とご相談しましょう。
(お子様やアトピーの方はリスクが高くなります。事前にしっかりお医者様とご相談が必要です。)
また、わんちゃんを定期的にお風呂に入れるなども対策となりますので、
衛生観点も含めてケアしていきましょう。
以上、
挙げるときりがないのが本音ですしそれぞれ、もっと補足が必要なので
今後の記事でもより深堀した詳細をお伝えしていきたいと思います。
犬をお迎えする際に準備するもの
生活空間
ゲージ(サークル)
クレート
ベッド
タオルやブランケット
おもちゃ
ごはん類
フード
水飲み皿のお椀や水飲みボトル
ごはん用のお皿
トイレ用品
トイレシート
トイレトレー
消臭スプレー
ケア用品
ブラシ
歯ブラシ
歯磨き粉
ノンアルコールシート
シャンプー、トリートメント
お散歩グッズ
首輪
リード
うんち回収袋
水(おしっこ用)
水飲み用ボトル
人間のもので、犬が口にしてはいけないものや危険なものがたくさんありますので、すべて犬のようのものであることが前提です。
基本的に必要な準備物は上記の通りですが、
選び方や理由など、より詳細はまた今後の記事にて補足していきます。
犬を飼うと起きる変化
犬を家族としてお迎えした際、実際にどのような生活の変化が生まれるか、
イメージできるだけしてみてください。
可愛いわんこのおかげで毎日癒されそう♪
家庭の雰囲気が賑やかになりそう♪
お散歩も増えて健康にも良さそう♪
すべて正解です!
本当にわんちゃんを飼うと幸せな時間が増えます!
しかし、当然生き物ですので、デメリット(?)もあります。
生き物を飼うにあたっては当然のことばかりですが、
BeforeAfterで違いは生まれますので、
以下をしっかり理解の上、心構えを出来ていると、
焦らずゆっくりわんちゃんと一緒に
歩むことが出来るかと思います。
思い通りに動いてくれない、いう事を聞いてくれないことは当たり前
家(家具や壁等)はボロボロになる
おしっこやうんちなど、そこらじゅうでされる可能性がある
お出かけや外泊がしづらくなる
金銭的負担が増える
良いい意味でも悪い意味でも”犬中心の生活”になる
アレルギーリスクがある
毛がつく、舞う、溜まる
老後は介護が必要となる
さいごに
動物に悪い子なんていない!
何度でもお伝えしたいのが、これです。
悪い子という定義は人間の勝手な定義ですし、
全く別の生き物である犬を”飼う”というのは
ある意味人間のエゴでもあります。
上記で上げたデメリットも、人間側の工夫や対応で
改善できることだらけです。
人間が犬という生き物をしっかり理解し、どうしてあげると、
犬が人間と一緒に生活するのが楽になるか、
という考え方で接して頂けると嬉しいです。
今後の記事でも、犬とはどういう生き物なのかを深堀して
お伝えしていきます。
Have a WONderful life!