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厚顔無恥なイスラエルの成功
2024年11月2日 田中宇(たなか さかい)の国際ニュース解説
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概要
..イスラエルは、ガザでの虐殺と、レバノンでのヒズボラ潰しの両方が仕上げの段階に入っている。パレスチナとしてのガザ北部は抹消されつつある。
...ガザを抹消するイスラエルは、西岸の抹消も進めるだろう。イスラエルは、英米覇権が設定したパレスチナ分割という拘束・妨害策を、暴力的なやり方で壊していく。
...イランは、イスラエルと冷たい和平の関係になることを望んだ。その結果、2回とも、報復攻撃の応酬は2往復程度で下火になった。
...イスラエルは、パレスチナ抹消を進め、ヒズボラを無力化し、シリアやイランと冷たい和平の関係を非公式に結んだ。今後、これらの関係性について、ヒズボラの復活などの揺れ返しがあるかもしれないが、長期的には、いずれも達成・維持されると予測される。
...イスラエルは、市街破壊の人道犯罪や虐殺を公然と続け、国際社会からの批判を無視し、国連を敵視する厚顔無恥を重ねつつも、自国に対する脅威を減らし、安全保障の面で成功している。
...アラブは、口でイスラエルを非難するだけだ。トルコも同様。
ロシアが議長国を務めて先日開かれたBRICSサミットは、共同声明にイスラエル非難を盛り込んだ。だがBRICSも、口だけ、表向きだけだ。
...もともとユダヤ人が持つ力量は、非公然のネットワーク、秘密の諜報力、隠然関係などに依拠してきた。ユダヤのパワーは非公式だ。イスラエルという国家は公式な存在だが、イスラエルと他の諸国・世界との関係は非公式なものが中心でかまわない。
冷たい和平、非公式な和平でかまわないなら、すでにイスラエルの国際関係は必要十分なものになっている。
出典:https://tanakanews.com/241102israel.htm
所感
イランとイスラエルの報復合戦から「第3次世界大戦の勃発か?」と煽る報道もあったが、イスラエルやアラブの動向を見る限り、そのようなことはないだろう。アラブだけでなくBRICS諸国も表向きはイスラエルを非難しているが、実際は親イスラエル。やってることはみんなプロレスだ。「世界の嫌われ者」のはずなのに何故?と思うが、そこがイスラエルの底力というか諜報力がなせる業なのだろう。
..イスラエルは、ガザでの虐殺と、レバノンでのヒズボラ潰しの両方が仕上げの段階に入っている。パレスチナとしてのガザ北部は抹消されつつある。
...ガザを抹消するイスラエルは、西岸の抹消も進めるだろう。イスラエルは、英米覇権が設定したパレスチナ分割という拘束・妨害策を、暴力的なやり方で壊していく。
...イランは、イスラエルと冷たい和平の関係になることを望んだ。その結果、2回とも、報復攻撃の応酬は2往復程度で下火になった。
...イスラエルは、パレスチナ抹消を進め、ヒズボラを無力化し、シリアやイランと冷たい和平の関係を非公式に結んだ。今後、これらの関係性について、ヒズボラの復活などの揺れ返しがあるかもしれないが、長期的には、いずれも達成・維持されると予測される。
...イスラエルは、市街破壊の人道犯罪や虐殺を公然と続け、国際社会からの批判を無視し、国連を敵視する厚顔無恥を重ねつつも、自国に対する脅威を減らし、安全保障の面で成功している。
...アラブは、口でイスラエルを非難するだけだ。トルコも同様。
ロシアが議長国を務めて先日開かれたBRICSサミットは、共同声明にイスラエル非難を盛り込んだ。だがBRICSも、口だけ、表向きだけだ。
...もともとユダヤ人が持つ力量は、非公然のネットワーク、秘密の諜報力、隠然関係などに依拠してきた。ユダヤのパワーは非公式だ。イスラエルという国家は公式な存在だが、イスラエルと他の諸国・世界との関係は非公式なものが中心でかまわない。
冷たい和平、非公式な和平でかまわないなら、すでにイスラエルの国際関係は必要十分なものになっている。
出典:https://tanakanews.com/241102israel.htm
所感
イランとイスラエルの報復合戦から「第3次世界大戦の勃発か?」と煽る報道もあったが、イスラエルやアラブの動向を見る限り、そのようなことはないだろう。アラブだけでなくBRICS諸国も表向きはイスラエルを非難しているが、実際は親イスラエル。やってることはみんなプロレスだ。「世界の嫌われ者」のはずなのに何故?と思うが、そこがイスラエルの底力というか諜報力がなせる業なのだろう。