カラオケと昭和歌謡
カラオケが好きだ。
学生時代の殆どは、歌う事はとても恥ずかしく、極たまに参加させていただける集まりでカラオケが入るとめちゃくちゃ苦痛だった。
今となっては、歌う事がとても好きになり、1人カラオケも行けるまでに歌う欲求が高くなってきているのだが、20代中盤から?気付いてきた違和感がある。
30代近づくになるにつれ、昭和歌謡を必ず歌わないといけない謎の習慣はなんだ。
別に強制はされてない。なんで歌わないの、とは言われない。昭和歌謡も、何となく言葉にしてみただけで、僕が思っているものと必ずしも一致するものではないかもしれない。
逆に、別に昭和歌謡が嫌いな訳でもない。良い曲もいっぱいあるし、美空ひばりを中心に昭和歌謡ベストみたいなものを大学時代に聴きあさったりもした。
けどなんだろう、確実にあるこの違和感。
そして、昭和歌謡を歌いこなす俺、詳しい私でないとモテない感。
いい男は、誰もが見落としがちな、だけれども歌ってくれたら誰もが「あぁ!」となる曲をなんとも言えない絶妙な上手さで歌いこなしてこそ、みたいなやつ。
みんな何か呪いにかけられてるのか、それを歌うと居住の地区では罰せられるのか、最近の曲が歌われる事は、まずない。
ちあきなおみの喝采はすごくよく聞く気がする。
そして、そんなナンバーが予約or歌い出されると、それこそ喝采が起こる。
みんな待ちわびてる。心待ちにしてる感。それが凄い。
いや、そりゃあ良い歌だし、歌い出されたら聴くし、曲の世界に入ってくけど、
そこまでじゃないんだよなぁ〜。
そこまで、その曲を、僕が心待ちにしていない。。。心だから、嘘つけない。。。どうしても、本当に好きなアーティストにばっかりいっちゃう。普段聴くのも、そう。
せめて、昭和歌謡と今との間の、ELTや、B'zや、あゆや、安室や、スピッツやゆずを歌ってくれた方が全然ノレる。
いや、もちろんそれらのアーティストも歌われるし、みんな盛り上がるのだけど、昭和歌謡ナンバーの強いこと強いこと。
なんでみんな誰もがああなっちゃうんだろう(笑)感性付いていきたかったけど、心から求めてないからどうしても普段そっちを聴かないし、もうしょうがない。。。
若い時=バンドかっこいい。〜30歳近くなるにつれ、バンド=今歌うのダサい、当時ダサいと思ってたものを歌ってこそかっこいい。という空気も、何となく感じる。
スナックって、必ずカラオケ勧められるけどミスチルとか歌うのだいぶ背徳感あるよね。。。
むしろフィリピンパブでカラオケ勧められる時の方が、キャストの女性陣はイケイケの最前線洋楽とか歌ってくれるので、なんかこれならワンオクとか歌っても許されそうな気もするからそっちの方が好き。
若者達とのカラオケでは、逆に頑張ってる感を感じられて気を遣われそうで…って思ったけど、そんな機会ないので良かったw
なので、いつも固定の友達以外では1人カラオケが定番になりつつある。それが一番気が楽。今はそんな空気の中、自分の好きなアーティストを歌うのに冷や汗かかなくなったし、冷や汗かく相手とはまず関わらないので、穏やかな日々だ。
もっとも、今の状況ではとても危険なアクティビティの一つであるカラオケにはなかなか行ける予定が立たないが。。。コロナが落ち着いたら、気の合う仲間や友達や1人でまた行きたいなぁ。。。
とりあえず今は1人でKingGnuを歌いこみたいし、何歳になってもミスチルは歌っていたいなぁ。。。