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#2「ROCK IN JAPANに初めて行ってみた話」

初めての夏フェスにいってみた

きっかけ

ずっと好きだったのはジャニーズだったり、邦ロックにはなぜかずっとはまってなかったり、知らない音楽を全力で楽しめるほど、暇な奴でもなかったりして、夏フェスからは縁遠い25年間を過ごして来たわけで、今回初めてのRIJに行ってきました。きっかけをくれたのはCreepyNutsとSUPERBEAVER。クリーピーは数年前オールナイトニッポンを聴いてたきっかけで好きになったが、たった30分超、1組だけをみるためだけに暑い中炎天下の外でのライブになかなか行く気にはなれず、フェスに行くことはなかった。でも夏フェスに行くことにひそかな憧れはあり、機会があったらくらいにしか思えていなかった。きっかけをくれたもう一組、ビーバーとの出会いは1月にあった山田裕貴のラジオイベントでライブをしていたことだった。1月に出会って以来、この2組が一緒にフェスに出ることがあれば、見に行こうと心の中で決めており、春フェス、夏フェスとずっと探してきた。ついにこのRIJ4日目に2組が同じ日に出ることが発表され、チケットを手に入れた。

当日までの過ごし方

私の性格上、慣れないこと、初めてのことには石橋を叩いて渡る的に調べつくして、知識として身に着けてから行きたい質である。当選してまずしたことは情報収集。よくフェスに行く友人、同じ日に出るアーティストが好きな妹、タイムテーブルが出てからはありとあらゆる人に行くことを話し、見た方がいいアーティスト、おすすめの持ち物などなどたくさん調べてから行った。結果的に全部を持っていき、見ることは不可能だったが、たくさん役に立てさせていただいた。持ち物についてもネットやSNS、公式アプリを中心にたくさん調べ抜き、いりそうなものを大型ショッピングモールで1日かけて調達し、結果的に冷やタオル、ハンディファン、日焼け止め、日傘、雨具、凍らせた飲み物、保冷バッグ、塩分系タブレット、ウエットティッシュ、アーティストグッズ、ゴミ袋を持って行った。たぶん割と役に立ったと思う。(晴れ確定演出の時の持ち物)

そして迎えた当日

どきどきとワクワクを両腕に抱え、いざ当日

いつもギリギリで生きている私は、なぜか時間にゆとりをもって準備しているはずが、気づいたら予定の電車に乗り逃す、みんなに迷惑をかけるが日常茶飯事。(この現象なんなんだろね。)さすがに会場まで2時間、1本逃すとだいぶ遅刻が確定するため、なんだかそわそわしていたが、その日は何ならアラームのなる前に起床し、余裕ありすぎるムーブで準備完了した。そして時間通り電車に乗り、スマホをいじっていた。そんな私の目に飛び込んできたのは友人の「今日急遽RIJいくことになって」というつぶやき。それは心強すぎるよと思い連絡すると、ほぼ同時刻につくことがわかり、駅で落ち合うことに。会うことも数か月ぶりだったため、話に花が咲き始めたこと到着し、それぞれ見たいアーティスト見ようということで別れた。

私的フェスの過ごし方

見たいアーティストが16時以降に固まっていたため、まずはクロークに荷物を預け、フェス飯を堪能することに。ここでプチ事件。クロークに荷物を預けるために準備し、預けたあとに、タイテ見ようと思ったらスマホがなくて、あずけて3秒後に荷物を回収。さすがにさっき預けたお兄さんにあれこの人さっき預けたのに絶対中になんかいれっぱなしだったんだって思われたくなくて、半分顔隠しながら、すぐ回収、また預けるっていうタイムロスをしてしまった。こういう時に1人だとネタに消化することもできず、やりきれない感は出てしまう。そしてフェス飯も調査済み。おいしい冷やし梅茶漬けとレッドドリンクをいただいた。アルコールかちこもうかななんて思ったけど、さすがにド頭に入れて後半失速したらいやだなと日和ってしまった。そして知らなかったけど時間もあるし、後輩に紹介してもらったアーティストを見に行ったら、想像以上にスカスカで、肉眼でメンバーがしっかり見える位置で見れてしまった。こういうワンマンにいくことはないけど、いろんなアーティストがみれるのも醍醐味なのかなと思ってしまった。

ついに本命タイム

そして待ちに待った16時15分。ついにCreepyNutsの登場。BBBBで世界的にヒットしたこともあり、ライト層への幅がより広がっている今、かなり多くのお客さんがCreepyNutsの登場を待ちわびていた。CreepyNutsはファン的にはおなじみの曲が並んでいながらも、やっぱりライトな層も楽しめるように超ヒットソングメドレーでありながら、DJタイムや顔役などでフレックスしていて、最高にかましたセットリストになっていた。やっぱり最高にかっこよくて、でもちょっと茶目っ気があって、いかつくて好きを再確認しているまもなく、反対側ステージでSUPERBEAVERのライブが始まるため、急いで移動する。SUPERBEAVERのライブはアイラブユー、美しい日、青い春っていうライブフェス盛り上がること間違いなし定番ソング、小さな革命、切望の最新アルバム内のメッセージ性を強く出した曲。そして意外だったのがド頭に人としてのアコースティックバージョンを持ってきたところ。1番最初にやる曲って特にフェスみたいにいろんなアーティストが集まる場でアーティストの顔になるところ、核になるようなところだと思うからそこがすごく意外で、ファンの中から声にならない声が漏れていた。いつもSUPERBEAVERと対峙して音楽をすると思うことだけど、ぶーやんの思いと願いのようなものをしっかり言葉にして伝えてくれる。それに対して、動きなり声なりで返していくことで音楽となり、キャッチボールとなり、コミュニケーションになっていくから、本当にメッセージ性が強くて、見た後にはやっぱり頑張らなきゃなって思わせてくれるアーティストの一人。暑いのにさらに熱くしてもらった。そしてさらに妹に勧めてもらいフェス前に曲を聴きまくっていたsumika。ライブ始まる前からちょっとだけさわやかな風が吹き始め、夕日がとにかくきれいに傾き始めたそんなころ、ライブが始まった。(#1の写真はその時の様子)遠くで聞こえるLoversに誘われ、ギリメンバーが見えるくらいのところで楽しめた。普段だったら縮こまってしまうところも、sumikaの軽快でポップな音色に乗せられたら自然と踊りだしてしまうような、そんな音楽の持つ力に助けてもらいつつすごく楽しめた。特にフェス前に聞いていて好きになっていた「ふっかつのじゅもん」が生で聞けたのがうれしかったのと、よくEIGHT-JAMに出られているキーボードの小川さんがすごく楽しそうに「ね、俺のことみて」って言わんばかりに歌っているのが、印象的だった。そしてあんなにやさしい声で普段歌うのにあのくしゃっと笑う、片岡スマイル。あんなの全女子好きになっちゃうじゃんと片岡さんガチ恋勢に激しく共感していた。軽率に新たな好き候補の誕生です。
最後に星野源にほとんどの人が流れていく中、その真裏でやっている打首獄門同好会へずんずんと歩いていくことに。決してあまのじゃくしたいわけではなかったし、むしろただでお源さん見てみたい的なミーハー心はあったけど、そのなかで確実に埋もれるよりはフェス初心者VSフェス常連アーティストして見たくていざ、ヒルサイドステージへ。リハから打首獄門同好会色全開でなんか楽しそうと予感させてくれる。ボーカルの会長のギター調整タイム兼MCタイム。これリハなん。なんでファンとの距離近いん。って思っちゃうくらい軽快にトークしていく感じ。あれ、この感じ、好きなやつじゃないと予感してしまった。本編もVJ(映像と歌詞が出てくるモニターみたいなの)ありで、初心者も全然楽しめる、何なら老若男女誰でも楽しめる、隣にいた小学生くらいの男の子も楽しんでいるみたいな、あの感じがなんか好きなんじゃないをより助長させてくれた。フェス帰り道ひたすら聞きまくったのは打首獄門同好会の曲でした。

まとめ

この日1日を何日引きづるんだと思われてもおかしくないと思うけど、いまだに余韻の中にいるし、この日1日やフェスに向けて買い出ししたり、聞いたことなかったアーティストの曲聴いたり、リサーチしたりそんな日々も振り返ってなお、やっぱり楽しかったし、最高だったし忘れられないような、小さなエピソードもちょっとした事件も一瞬のことでも忘れたくないような、ちょっと振り返れば、まだまだ味のする1日だったから、フェスって本当に特殊で不思議な空間なんだろうな、だからフェスが好きな人ってやめられないだろうなと経験できた。そして好きなアーティストたちのコンボ、本当にファンの走馬灯ってこういうことかなって思うくらい、本当に幸せでした。そしてそんな経験をさせにこの場に引きづりだしてくれた好きたちに改めて大きな感謝。そんな気持ちにさせてもらったっていう話。

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