2024年問題を解決するスタートアップ企業
2024年問題が話題になっている宅配業界。2024年問題とは、ドライバーの勤務時間がルール化されて、今までより荷物が運べなくなるというものです。
このままでは全国で35%の荷物が運べなくなるという試算もあり、どうするか問題になっているわけですね。
ドライバーの高齢化で若い人がいない。そのうえ勤務時間も短くなる。
色んな問題点がありますが、今回は再配達の多さについて触れていきます。荷物が再配達されるのは10%前後で大体10回に1回だそうです。
これでも減った方らしいのですが、せっかく行った配達が無駄になるので馬鹿には出来ない数字です。
その問題にアスクルは置き配を増やして、再配達を減らす動きをみせています。
置き配なら人がいなくて再配達になることはないですからね。
しかし、置き配にも課題はあります。荷物を盗まれる危険や、マンションなら共用スペースに物を置くことでトラブルになることもあるそうです。
私は再配達を減らすには置き配が最適だと考えていたので、なんとか課題を解決出来ないか考えてみました。
結論として、荷物が盗まれると自動でアラーム等で知らせてくれたら良いなとなったのですが、コスト面や鳴らないように解除する手間もあり浸透しなさそうです。
やっぱり簡単には難しいなと考えているとこんな記事に出会いました。
207(ニーマルナナ)というスタートアップ企業が宅配のDX化を進めているというものです。
207は配達アプリでスタートアップの登竜門である「ローンチパッド」でも優勝しています。過去にはクラウドワークスも優勝しているものです。
そんな207の記事を読んですげえなと素直に感心しました。その配達アプリが使う人のことを第一に考えていることが伝わったからです。
この配達アプリの良い点は大きく分けて2つあります。
1つ目は宅配先の不在確認が配達前に出来ることです。これは凄い!再配達問題も解決やん!と恥ずかしながら興奮しました。
そして2つ目も凄い。住所を写真で撮るだけでその場所への効率的なルートが地図に表れることです。
配達に慣れている人も住所を調べることは多いみたいで、これも時間短縮に繋がります。
当然のように不在の家は避けて回るルートも地図に出すことが出来ます。脱帽です。はい。
Uber Eatsの宅配版みたいなこともしていて「ギグワーカー」でドライバーがいない問題も解決しようとしています。
その上これから始まるインボイス制度にも対応するアプリも開発したとか。凄すぎますね。
現在20万人いると言われる配達員のうち4万人。つまり、20%の人がすでにこのアプリを使っているみたいです。
これからの宅配業界を担っていくのはこの207なのかもしれませんね。今後の動向にも注目していきたいと思います。