喜びが冷めないうちに
書くことについて考えてみた.
文章を書くことを決めてから今日で2日目.恐らく作家なら誰もが考えるであろう「なぜ書くのか」という問いについて考えてみる.
そもそも僕が文章を書こうと思ったきっかけは,文章を読むことが好きだったのと知的っぽいなと思ったから.書きたい中身なんて何もなくて,書くという行為がかっこいいと思ったから,文章を書こうと決めた.いわゆる手段の自己目的化だ.果たしてこんな文章を読者は読みたいのだろうか.
書くことについてもう少し考えてみようと思い,以前読んだ「誰よりもうまく書く」という本を改めて読んでみた.
本書は,書くことに関する教えがたくさん載っている.内容もさることながら,文章そのものが明快で面白く学びも多い.その中でも,僕なりに響いた点を以下に示す
創作の本質は手直しにある
重要なのは人間性と熱意
創作はつまるところ問題を解決すること
1つ目の「創作の本質は手直しにある」は,完璧主義になりがちな創作に修正プロセスの重要性を説いている.僕もこれまで幾度となく,途中まで書いた文章を下書きリストに眠らせてきた.文章が書けない人は,初稿から完璧な文章が書けると思い込んでいる.まずは完成させること.そこから何度も修正しながらオリジナルな文章を作っていきたい.
2つ目は「創作はつまるところ問題を解決すること」.これは,書くことの目的を示している.書くことと読むことは対応している.読むことの視点から考えてみると,文章を読む目的は何かしらの悩みや問題を抱えていて,それを解決することにある.書き手はそれに対して自分なりのオリジナルな解決策を提案する.読み手の問題と書き手の解決策がマッチしたときに,それはよい文章になる.
特に考えさせられたのは,3つ目の「重要なのは人間性と熱意」.これは文章をどう書くかについての気付きを与えてくれる.そもそも文章を書く,ー特にnoteの様なブログ形式の文章を書く,目的は自己主張にある.自分らしさを表現するために書く.それを認めるのが大事だ.僕はこれまで,自己主張をダサいと思ってた.なんだか,愛とか承認に飢えている気がして低俗だと思ってた.だからこそ,文章を書いても世の中に発信できなかった.「自分の文章なんて世の中に価値はない」と思ってたから.でも,この考えは改めよう.自分を表現するために文章を書いて,それを愛してくれる人がいることは素晴らしい.自分もそうなりたい.
では,自分の表現を認めてもらうためにはどうすればいいのか?
自分自身をそのまま表現すること.自分が面白いとか楽しいとかスゴイとか悲しいとか,全部ひっくるめて「喜び」を熱々なままで表現する.
どのくらい書けばいいの?
いつか誰かに認めてもらうまで.
この文章もいつかは修正するはずなので,一旦筆は止めて,
これからも自分自身を書き続けていこう.
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