2024年 僕はどう生きるかを考えてみた
2024年の生き方について考えてみる.
2023年を振り返る
昨年を振り返ってみると,なんだかんだ変化や挑戦も多い年だったと実感する.何といっても,生成AIとの対話に時間と労力の多くを費やした.生成AIに関する授業を大学でしたり,知人の講演会にゲストスピーカーとして呼ばれたりと,社会のAIへの関心とローカルな人材不足のギャップが自分を新たな挑戦に駆り立てた.おかげで,研究テーマは錯綜した.これまで専門ではなかったAIをどうやって自分の研究に落とし込もうか,妄想と制約が研究テーマの迷走につながった.今年にもつながる新たな出会いも多くあった.大学院での新たな出会いは刺激的だった.確かに素晴らしい年だったとは思う.しかし,物足りなさを感じたのは否めない.
物足りなさの正体は「やりたいことができていない」ことにあると感じる.研究が進めなかった,文章を書かなかった,作品を発信しなかった.恐らく,去年の初めに立てたであろう"シンネンノホウフ"を一つも実行に移せなかった.そんな自分のふがいなさに物足りなさどころか,軽蔑さえ感じているのだと思う.
振り返ってみても自分は目標を掲げて達成できたことは一度もない.目標を立てたその瞬間は,全能感を感じ,力がみなぎってくるような感じがする.けれど,次の日にはその力はほとんどなくなり,スマホでゲームをしている.それでも目標を立てることには何かしらの意味があると思い込み,同じ過ちを繰り返す."科学的に証明されている"目標の立て方も,"ハーバード流"の計画設定も僕には無力だった.少なくとも僕は,目標を立ててそれを達成するのは向いてないことに気が付いた.(というか,心のどこかでずっと気づいていた)
2024年を考える
というわけで,今年は抱負は立てないし,目標も特にない.代わりにルールだけは決めておこうと思う.目標はトップダウンで,ルールはボトムアップ.目標は未来を決めてそこから逆算して今を決めようとするイメージ.ルールは今何をするかを決めて,未来についてはルールによる分岐の結果というイメージ.ルールは分岐点で何をするのかを決めるために必要.複数の選択肢を与えられたときに,「If X , then Y」とあらかじめ自分の生き方を決めておくことで,風に身を任せているようで実は運動法則に従っているようになる.なので,2024年はルールを立てて,それに盲目的に従う一年にしようと思う.
ルールはシンプルに立てよう.変わっていくと思うので,そんなにこだわりすぎても骨折り損になるだけだ.自動化ツールのZapierからアイデアを拝借して,「When X hapens, do Y (then do Z)」を基本にする.
X・Y・Zを当てはめながら,思いつくルールを考えてみた.
特に重要だと思うものは忘れないようにメモをする
日常のやること系
日常のやることはある程度決めておいた方が,無駄に考えたり,1日の計画を立てなくてよくなる.加えて,習慣はネットワーク効果に従う(と勝手に思ってる)ので,自分にとってコアとなる活動は習慣化することを心がける.
自分にとってコアになる活動は,主に3つ:➀論文・本をインプットする(蓄積) ②考えるアイデアを練る(思考) ③アイデアを実装する(創作) なのでこれらを習慣化するルールを考えてみた.あとは,やるべきことはあさイチで終わらせたことがいいらしい (出典不明,曖昧です…) ので,それも取り入れた.加えて,ログを残すことも重要だと思う.データは蓄積すればするほど価値を増していく.簡単なメモやログでも1年後には,重要な洞察になっていることが期待できるので,これも習慣化したい.
感情の対処系
次に大事なのが自分の感情をうまくコントロールすること.感情をコントロールしすぎることはよくないと思うし,あえて感情に身を任せることがあってもいいと思うけど,感情のせいで望ましくない行動をとってしまうことも多い.特に集中力やモチベーション,人間関係に関わる感情はできるならコントロールしたい.現時点での解決策は主に手を止めて瞑想すること,ポジティブな面を見つけること,みたいにすべてのビジネス書に書いてありそうな,俗なものにしてみた.ここは結構変化してもいいと思うので,自分の身体で実験しながら最適なものを見つけよう.
大事な意思決定
最後に,人生の重要な意思決定について.なんとなく今年は重要な年になりそうな気がする.これからを左右するような意思決定が待ってるような予感.決まってることでいうと,来年以降のどこで何をするのかを決めて,アプローチする.具体的には,博士課程の研究室を決定して,コンタクトをとる必要がある.また,収入源も確保する必要がある.現在は奨学金と微々たる貯金のみで生活をしているので,不安定にもほどがある.自分の研究を通して,社会に価値を提供しながら,生活できるくらいの収入を得ることは喫緊の課題.これまで,これらの課題を先延ばしして過ごしてきたが,もう悠長なことは言ってられないくらい切羽詰まった状態だ.
これまでを振り返ると,僕の失敗パターンは➀行動に起こすのが遅く ②完璧主義なので,納得のいかないまま身動きできない の2つが主だった.今年は,自分の失敗パターンを繰り返さないように,➀とにかく手を動かすこと ②完璧じゃなくてもとりあえず終わらせることをルールに取り入れた.
ということで,この文章も完璧ではないまま,終わりにすることにする.2023年までの僕だったら,改めて文章を見返して,完璧にしようと思い,結局下書きリストに残っていたと思う.今年は,そこから抜け出し,素敵な1年にしようと思う.
2024年は自分にとってどんな一年になるだろうか.それは条件分岐の結果なので,今の僕にはわからない.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?