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何度でも遊びたい逆転裁判|ゲームプレイ記録

 私はゲームがすきです。

趣味で面白かったこと、感動したことなど自分の気持ちをまとめるプレイ記録をつけていました。

せっかくなら公開してみようと思い、noteを始めてみることにしました。楽しく続けていけるように頑張ります。

はじめに

一年ほど前、CAPCOM「逆転裁判123 成歩堂セレクション」をプレイしました。逆裁シリーズのswitch移植版です。

 法廷が舞台の名作アドベンチャーゲーム。「推理パート」で得た情報や証拠品をもとに「法廷パート」でムジュンを探し、証人のウソを暴き真相をアキラカにするというシンプルなアソビ心地と個性的なキャラクターが特徴。

裁判の小難しさはなく、とにかく爽快

「異議あり!」と叫び逆転をつかむ瞬間、SE、BGM、ストーリー、全てがワクワクドキドキしながら遊べる理由になっています。法廷バトルの掛け合いや奇天烈なキャラクターなども魅力の一つであり、クレイジーな裁判を味わえます。隠された最後の真実に辿り着くシナリオには脱帽です。

このゲームとの出会いはYouTubeの実況動画でした。見た瞬間
「な。なんだこれは…!面白すぎる!」
と思ったので自分でも遊ぶことにしました。

遊んだ感想は、



出会えてよかった。


私のお気に入り作品になりました。キッカケをくれた実況者さん、ありがとう、CAPCOM様
ありがとう。


また、この記事は物語に関する重大なネタバレを含んでいます。気になる方はご注意を。
感想は個人の1意見としてお楽しみください。


プレイ記録↓




逆転裁判 蘇る逆転

1話 はじめての逆転

本作のチュートリアル的役割の回です。
新米弁護士の成歩堂龍一が師匠である綾里千尋さんに導かれ、幼馴染の矢張政志の弁護をします。

 初めての裁判という目線を成歩堂とプレイヤーで共有できる展開が良いなと思いました。
謎解き系で最初に犯人がわかっているのが珍しい。

 矢張さんはトラブルメーカーで、「事件の影にはやっぱり矢張」と言われている。でもなんだか憎めないキャラクターです。そんな彼を成歩堂はなぜ信じているのか?

 序盤の数分で、安心感がすごいです。千尋さんに「あなたならできるわ」と言われたら何でもできる気がします。

千尋さんの印象的な言葉↓

「見る角度によって、その意味合いはどうにでも変わってしまうわ・・・・。」
「人間だって、そう。被告人が"有罪"か"無罪"か?私たちには、知りようがない。
弁護士にできることは、彼らを信じることだけ。そして彼らを信じるということは、自分を信じることなの。」
「強くなりなさい。・・・・もっと。
自分が信じたものは最後まで、あきらめてはダメ。」

私は千尋さんの「発想を逆転させるの」という言葉がとても好きです。この信念はシリーズを通して大切にされている事で、丁寧で熱心なセリフに一気に引き込まれたのを覚えています。かっこいい・・・・!


2話 逆転姉妹 

千尋さん、死んじゃった!!!( ;  ; )
序盤にしていなくなるという衝撃展開。疑いをかけられるのは千尋さんの妹である綾里真宵ちゃん。修行中の霊媒師で、千尋さんに続きなるほどくんの相棒になってくれます。

相手は無敗といわれる検事の御剣怜侍。なるほどくんは知っている人のようです。

言いたいことはわかるけど、やっかいでムカつくな〜と思いながら相手をしていました。困ると「これはもう、お話にならない!」と言うのが面白かったです。

あと梅世さん、こわいけどだんだんクセになるキャラクターだと思いました・・・・彼女のボキャブラリーにはある種、しびれるものがありま

初期成歩堂のこの感じも好き



しかし裁判の後半、あと一歩で勝利というところで、殺人の罪を逃れてしまいます。

 成歩堂くんと一緒に、諦めそうになったその時、千尋さんの姿が! それは真宵ちゃんの霊媒により、身体を乗っ取る形で現れた千尋さんの霊でした。
母親の仇を討つと言う形で逆転勝利します。


今の御剣検事の信念は

「罪を逃れようと嘘をつく。見わけることなんてできないから被告人はすべて有罪にする」

え!せつない・・・・
裁判では冷たく手段を選ばないイメージのミツルギ検事から、いつもと違った気になる言葉が出てきました。

有罪判決のためなら何でもする。でっち上げや捏造などの黒い噂。そして、犯罪に対する異常なほどの"憎しみ"
これには何かキッカケがあるのでしょうか。

個人的には千尋さん・なるほどくんの「依頼人を信じる」の正反対に見えて、底では同じことを言いたがってるように感じました。なるほどくんとの関係性が気になります。

 最後なるほどくんと真宵ちゃんで手を合わせているシーンで号泣 成歩堂法律事務所として、千尋さんの意思を継いで、、ヒビキは悪くないよね!!、ってうわあ泣いちゃうよ・・・・
真宵ちゃんの呼び方が「弁護士さん」から「なるほどくん」に変わるシーン、とても好きです。

まだみんなのこと詳しく知れていませんが、それくらい初めから感情移入できるゲームでした。千尋さん、まだぜんぜん生きてるじゃないか。

3話 トノサマン

みんなのヒーロートノサマンが殺人の犯人だった?!と言う話。なんとなく無敗だったミツルギとも繋がってるのかなーと感じました。
なかなか悲しい事件でしたが、勝ち負けじゃない、真実の証明を追求する今回の話は1の中でもお気に入りです。

クセになるメロディ、ベースがかっこいい。
てれってーてれ ててててーん てーれんっ!

 今回弁護をするのは、
トノサマン役の心優しいアクション俳優、
荷干三郎。


そして、オバチャンこと大場カオルさん登場回。頭に梅干しを3つけている…

 トノサマン大好き少年の九太がかわいかった。
真宵ちゃんの純粋で怖いもの知らずなセリフは聞いていて気持ち良いです。


 冷徹で厄介なライバル検事という印象から、意外と面白い人だなと変化が見られる回でもありました。さすがの検事もオバチャンの前ではたじろいでておもしろかった。

 今までの弁護士vs検事という構図から、真実を明らかにするため、共に戦うという流れになっていてグッときた。
みつるぎ検事のセリフかっけー!でした。
音楽と合わさって、2人の共闘弁護かっこよすぎました。逆裁のBGMすきです。
ジリジリしたサスペンスも、ドキドキする尋問も、ここだ!という場所で流れる、デンデンデデン!も好き。(曲名がはっきりしなくてすみません)


 法廷終了後、なるほどくんにミツルギが心の迷いを打ち明け、今まで逃げていた“不安”と“迷い”という感情に向きうのが印象的でした。必ず有罪にすると言う信念は、この不安と迷いを避けるためでもあったのでしょうか。 

「私の中に、よけいな感情がよみがえった。"不安”そして”迷い”だ。私にとってはジャマなものだ。もう二度と、私の目の前に現れないでほしい。」


みつるぎ検事さん・・・・

そんな気持ちを「私にとってはジャマなものだ。」というミツルギ検事に対して、「それは、よけいな感情じゃない。」とさらっと答える成歩堂くんもカッコよかったです。
 我々は出会うべきではなかった。とさえ言っていますが、なるほどくんとの裁判でこれほど心が揺れているのは、みつるぎ検事の正義感と今進んでいる道に葛藤があるからだと感じました。

 父を失い絶望感の中若かりし頃のミツルギ検事が、「悪人を必ず有罪にする」という狩魔の信念に溺れたのもなんとなくわかる気もします。わかりやすいし。なるほどくんはかつての御剣怜侍を取り戻すきっかけになったのではないかと思いました。胸の内を示してくれて良かったです。


 でも、時々この2人にしかわからない世界で思わせぶりなセリフを言うのは何なんでしょうか。ミツルギさんのロマンチストな言い回しは何。真宵ちゃんと同じ顔して聞いてました。法廷での姿とはうってかわって、世間話は苦手なのだ、と成歩堂に話すシーンは思わず笑ってしまいました。

真宵ちゃんとスタッフの間宮さん、きゅーたと一緒にトノサマン鑑賞&トレカ交換会したい。


個人的すきな真宵ちゃんのドヤ顔集

キャタツとハシゴ

4話 逆転、そしてサヨナラ

みんなのトラウマ
DL6号事件を忘れるな”🦜
今までの点と点が一つの線へ繋がっていく
神シナリオです。最高でしたー!

話を重ねるにつれ、なるほどくんと気持ちがシンクロしている気がします。


サムネとOPに驚く。
そして、被告人として留置所にいる御剣検事に衝撃を受けました。何故?!!?

「私を見にきて笑いにきたのか、笑いたければ、笑うがいい。」「こいつ、スナオじゃないからな。笑ったら、怒り狂うか泣き出すぞ」

ここの会話、なるほどくんはミツルギ検事の事よくわかっているんだと思いました。成歩堂だけには弁護を頼みたくない、それは事件を知られたくなかったから。本当に辛い時に弱みを見せないミツルギらしい答えだなと思いました。しかし弁護、させてくれ!!!

 相手はミツルギ検事の師匠である狩魔豪
ミツルギの20倍タチが悪く、一人称がワガハイだったり、三分間待っていたり、、、ゆさぶるたびに異義あり!してくるので大変です・・・・
唯一の癒しはつぶれたイトノコ刑事の反応でした。

しかし、ヒラヒラな服装や仕草など、もろ影響受けている所は本当に彼の師匠なんだなとしみじみしました。豪さん、やっかいな相手でもあるのですが、敵役にふさわしい威厳、随所に出るお茶目な言動に、好きなやつだ・・・・という思いを隠せませんでした。

☝️😙


後半はこちらもノリノリで尋問できて面白かった。お互い「アンタ」「おまえ」呼びになるのも良いです。成歩堂と一緒に白熱した法廷バトルを楽しめました。
ブレイクシーンも最高だった。

新たな証人として矢張さんが登場するシーンも良かった。「事件の影にはやっぱりさん」ですからね!

そして逆転裁判は


オウムに尋問できるゲームです。


DL6号事件

 物語全体に大きく関わっている事件です。

御剣の父親・御剣信が殺害された事件であり、真宵ちゃんの母親・綾里舞子も関わっています。2話で千尋さんが追いかけていた事件というのはこの事のようです。

 事件当時、御剣は父親が殺されたエレベーターに一緒に乗っていました。一部の記憶を失っている他にも、地震をひどく恐れており、心に深い傷を負っています。そして、自分が父を殺してしまったかもしれないという悪夢がずっと彼を縛り付けています。

15年前の事件、時効になっても事件は終わらないというセリフには胸を刺す思いになりました。

それを振り払うように必死で検事の道を走り続ける中、出会いたくなかったはずのなるほどくんが悪夢を打ち破る存在になるのが熱い!!

 そしてついに、なるほどくんが弁護士になった理由、ミツルギと矢張を何があっても信じると決めた理由が判明します。

それは小学校の学級裁判でした。




「キミじゃないのだろう?僕の封筒を盗んだのは。」

だったら堂々としていたまえ!」

「コイツ、"やってない"っていってるじゃねぇかよ!」


御剣矢張は過去に疑われた自分を無実かもわからないのに信じてくれた同級生であり、弁護士を目指すきっかけになる人物。なるほどくんが信じているふたりは、自分自身を信じてくれたふたりだったのです。

味方のいない成歩堂くんにかける真っすぐな言葉がかっこいいー!


「僕はかならず、父さんのような弁護士になるのだよ」


みっちゃん・・・・!( ;  ; )ヽ(;▽;)ノ



幼少期のミツルギ、愛おしすぎる。このセリフを聞くたびに笑顔になる大好きシーンです。蝶ネクタイも似合ってる。みっちゃん、大好きだよーー!

ここから2話のなるほどくんがみつるぎ検事と再開する展開につながります。孤独な人の味方になりたいと言う考えをくれたほど、なるほどくんにとって「正義」はあの日のミツルギだった。でも目の前にいるのは・・・・

≪鬼検事に、黒い疑惑≫
≪有罪のためならば何でもする男≫

噂の真相を聞き出したいと御剣に会うために弁護士になったなるほどくん。2人の友情が熱すぎる。

それを踏まえると
「変わったな、お前・・・・」
にどんな思いがあったのか、なんとなくわかるなーと思います。ほぼMela!。2周目も最高です。

そんな顔するなよ…


もう1人、綾里真宵ちゃんの活躍も目が離せないです。いつもあかるい真宵ちゃんが「このまま目が覚めなきゃよかった。」というシーンがとても印象的でした。真宵ちゃーん😭

成歩堂の「役立たずなんかじゃない、証明してみせる」の言葉通り、真宵ちゃんの掴んだ証拠品が逆転につながる展開は泣きました。
真宵ちゃんは必要な人だよ!絶対!みそラーメンたべにこうね!


 そしてなるほどくん!!いちばんかっこよかったです!こう言う言葉を淡々と言えるのが成歩堂くんの強さだなと思います。どんなにどん底にいても這いあがる、溢れる正義感と熱いハッタリ。

事件は綾里家とも繋がりのあるもの。最終話で今までの事件と繋がるシナリオ、真相に迫るたびドキドキが高まっていくのが楽しかったです。途中、サブリミナルチヒロさんが助けてくれるのも心強かった。

DL6号事件、改めて見ると自分の尊敬する師匠に父を殺され、罪を被せられ、最終的に師匠も失うの辛すぎませんか…こりゃトラウマになるよ。

敵、共闘、弁護といろんな立場で関わった2人ですが、何よりも親友なのだなと思いました。ミツルギ自身の罪、今まで目を逸らしていた事に近づけたのは怖さもありましたが、嬉しかった。みんな、みっちゃんのこと大好きなんだろうな。彼のことを何があっても信じているとわかるセリフがすきでした。とくに糸鋸刑事の優しさが沁みました。

イトノコさーん!!
😭


法廷終了後、みんなで勝訴を祝うシーンがあります。弁護士検事としての2人な部分もありますが、本来の成歩堂龍一と御剣怜侍のちょっとした雑談の様な会話も聞けるのが嬉しい。そこでなかなかの新事実が判明したりするのですが、、、


ミツルギ検事ー!!
ブキヨウなありがとうに泣いてしまいました。弁護できてよかった!君が僕のヒーローだったように、こんな僕も君のヒーローになりたいのさ。(ウー ワー!!)

ゲーム内のボイス、CAPCOMの社員さんと聞いて驚きました。みんなぴったりでした。特になるほどくん。エンディングでこれまでのみんなに会えるのもとっても嬉しかったです。胸が熱くなります…



【最後のまとめ】

 逆裁シリーズは「信頼する」という言葉がよく出てきます。被告と弁護士、刑事と検事、師匠と弟子、恋人、兄妹などなど様々ですが、信頼関係が呼び名でわかるのがすごく好きです。
「依頼人を信じること 自分を信じること」は逆転裁判によく出てくる言葉で、丁寧に描かれているなと感じます。遊んで爽快なのはもちろん、人間の寂しさとやるせなさも描いていて、それがあたたかくて好きです。

幼い頃、なるほど君をミツルギが助けた様に、今度はなるほどくんが救い出し、共に戦う、信じる。そして依頼人を信じることにつながって行く。千尋さんがいっていた「相手を信じることは、自分を信じること」はこうやって受け継がれて行くんだとおもいました。

 「何があっても相手を信じること。」
難しいことだと思います。裏切られるかもしれない、傷つけてしまうかもしれない、誰も信じてくれないかもしれない、、不安は尽きません。

それでもこの3人を見ていると、ああ、誰かを信じることは尊いなという気持ちにさせてくれるところがすごく好きです。友だちっていいなあ。親友っていいなあ。みんなが愛おしくて私までみんな好きだと思いました。



読んでいただきありがとうございました。
逆転裁判は2回目を遊んでも、より深く楽しい体験ができるゲームだなとおもいます。
初めて遊んだ日のワクワクはもちろん、事件の全貌を知った上で見直してもさらに味わえる。
そんな作品です。

何度でも遊びたい逆転裁判でした。
面白かったです。

長くなりましたが、皆様に好きの気持ちを共有できれば嬉しいです。逆転裁判を遊ぶことに

異議なし!


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