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《私の就活①》58歳で正社員採用が叶った転職10回事務女子?が語るお仕事の話4

私はただいま59歳の自称「事務を3倍速でこなす」プロの事務員です。これまでの自分探し的な職歴を元に、同じようにさすらい迷っている方がいたらそのヒントになればいいなと思って綴ります。

前回私の転職歴をご披露しましたが、それらを分析することで自分の生きてきた道筋が見えてきました。今回からはその職歴を一つずつ紐解いていこうと思います。
まずは「① 大手倉庫会社の子会社のビル管理会社(大学の就職課の紹介) 2年間」に入社した経緯をお話します。
これが私の初めての就職でした。
新卒の就活。英語系の短大生だった私は時代的にもだいぶ尖っていた、というかひねくれていました。世はちょうど「男女雇用機会均等法」が施行され「女子社員はお茶汲み、コピー取り、いい会社に入ってエリートに玉の輿といった腰掛け入社反対!」「総合職で女性も男性と同じように仕事ができる!」なんてタイミングでした。その頃の英語系の学生(自分の周り調べ)に人気のあった仕事は「スチュワーデス」「グランドホステス」、あとはざっくり大企業(笑)
商社、銀行、証券、メーカー、マスコミ…大きいほどいい、みたいな。DCブランドも全盛で正に「ブランドの時代」というものに完全に踊らされていました。
といっても私の場合「ひねくれて」いたので、「腰掛け入社なんか男に媚びてるだけだ!私はバリバリ仕事したいんだ!」と息巻いていた上に、「ブランドや大企業なんて見た目の華やかさだけで選びたくない!」とか斜に構えて眺めてました(成績的にも無理だったと思うけど)。
そのくせ自分が行きたかったのは「マスコミ」。ぶれぶれです(笑)
サブカルも全盛、ポストモダンとかよくわからないのに読んでみたりとか、ブランドをバカにしつつも流行に強い憧れを抱くという…若いってこういうことなのかなぁ?時代かなぁ?(今の若者はもっと冷静な気がするので)。
で、広告代理店とか映画の翻訳の会社とか、挙げ句の果てにはダメ元で坂本龍一さんの事務所に電話までしました(笑)
でもその前に私は肝心なことをわかってなかったんです。それは「自分のこと」です。自分の強みや弱みがわからないと面接でアピールなんてできません。面接のような状況も経験したことなく、いわばぶっつけ本番です。何の対策もなく挑んでたな、と今では思います。
すっかり長くなったので続きは次回にしますね。


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