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《私の就活①-2》58歳で正社員採用が叶った転職10回事務女子?が語るお仕事の話5
私はただいま59歳の自称「事務を3倍速でこなす」プロの事務員です。これまでの自分探し的な職歴を元に、同じようにさすらい迷っている方がいたらそのヒントになればいいなと思って綴ってます。
前回、私の初めての就活「① 大手倉庫会社の子会社のビル管理会社(大学の就職課の紹介) 2年間」入社に至るまでの経緯をお伝えしようとしたところ、そこに行き着く前で長文過ぎて辿り着けませんでしたので、その続きです。
新卒の就活で英語系の短大生だった私の就活は、面接対策や一般常識の本を読んだり、就活課の先生のデモ面接もしてもらったような気もしますが、今思えばまず押さえておかなければ何も始まらなかった「自分のことを知る」ができてなかったために惨憺たる戦績でした。といっても短大だし10~20社程度で四年制大学の人は30~40社受けた人もいて、まだマシと自分を慰めていたような気がします。
何者でもなく何もできないくせに「私は会社の歯車になんてなりたくない!」といきがって息巻いて、じゃああんたは何ができるんだ?と聞かれれば、短大では英語系だったけど適当にやり過ごしてたので話せるようにもならず、読み書きは何なら高校の受験勉強時の方ができてたと思うし、かといってサークルでリーダーとかボランティアで活躍とか資格取りまくったとか音楽活動に本腰入れたとかバイトしまくったとかとにかく熱中したものがなくエピソードトークのネタもないのでアピールポイントがゼロでした。というか、この時代、「モラトリアム」「自分探し」とか言われて、学生運動の反動だったのか熱くなるのもダサいと言う空気も感じていたし、私自身ガンガン前向きな人は苦手で「幸せそうでいいですね」とめちゃ引いてたように思います。何より自分に自信がなかったんですね。今自分が「ガンガン前向きなウザい人」になろうかとはあの頃は夢にも思いませんでした(笑)
なんでそうなったかというとたぶん、「ウザい」「ダサい」と思いつつもそういう人になりたいと憧れていたからだと思います。
人間って「こうなりたい」と思ってたら本当にいつの間にかなるもんなんだなぁと感じます。細かい「叶わなかったこと」があったとしても、軌道修正しつつも、芯は残っている、って気がします。
話を戻すと、何者でもなくアピールポイントもなくそんな自分を自分ではわかっていて自信がないから自信満々なPRもできず、面接官はそんなおどおどした私を見てすぐ見抜いたでしょうね。今の私が面接官だったらピンと来たと思います。
じゃああの時どうすればよかったのでしょうか?
「いいオバちゃん」になった今、恥とかプライドとか全く関係なく「全部さらけ出す」スタイルがどれだけ楽か、そしてそれまでの「これゆったら相手の人はどう思うかな?」とか「自分がどう思われるかな?」とか頭の中で仕分けしながら話すことでどんどんこんがらがるし自分もしんどいし、相手にも自分のこと勘違いされるし、歯車がどんどんずれていくようにしていたな、と改めて思います。
なので面接では「飾らず知ったかぶりせず自分のことを語る」ー素直に思っていることを朴訥でもいいから心から話せば良かったのかな、と思います。あの頃は自分に自信がないことを隠そう隠そうとしてたんでしょうね。
今は仕事では基本起こったことをチームなり上司なりに「全部話す」スタイルでやらせてもらってます。ボールを投げて後は相手が考えてくれる。ずっとボールを持ってると循環が悪いし、自分がしんどいだけだからです。
あれ?どんどん話がずれてしまってますね…
もう1400字超えなので続きはまた次回になります…