森佳乃子(レアリゼ代表)

女性ばかりのライターチーム「レアリゼ」代表です。「女性」「妻」「母」という枠にとらわれ…

森佳乃子(レアリゼ代表)

女性ばかりのライターチーム「レアリゼ」代表です。「女性」「妻」「母」という枠にとらわれず自立して生きる。「どちらか」を選ぶのではなく「どちらも」選べるライターとしての生き方。チームとして構成・執筆・編集から入稿まで、まとめてお受けいたします。

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森佳乃子のポートフォリオ

専門は美容医療ポートフォリオをご覧いただきありがとうございます。森佳乃子と申します。 2020年4月よりライターとして活動しております。専門は美容医療分野ですが、他にもキャリア、SDGs、食品、猫、オーディオ、英会話教室などKWをいただけばコラム、エッセイから長文SEO記事まで執筆が可能です。 また、動画から記事へのコンバート、インタビュー記事、記事LP、化粧品LP執筆なども行っております。 現在は「レアリゼ」という女性ばかりのライターチームで、主にSEO記事のご依頼を

    • 我流でできることとその先|「誰でもエッセイが書けるようになる実践講座」感想

      「誰でもエッセイが書ける」 2年前に初めてさとゆみさんのエッセイ講座を受けた。それから1年ほど、何も書けなくなった。 それまでアメブロやnoteでも、なんとなく「エッセイぽいもの」を書いていた。毎日自分の中でおもしろかったことや考えたことを、つらつらと書くだけの「日記=エッセイ」だと思っていた。 さとゆみさんの講座では「エッセイとは何か」から学ぶ。「エッセイとブログの違いって?」 そこで初めて自分が今まで書いていたものは「単なる日記であってエッセイとは呼べない」ことを

      • 「危険」と名高いLUUPが本当に危険なのか京都の街中で実際に乗ってみた

        「交通法規無視」「ポートが消火栓を塞ぐ形で設置されている」など、様々な物議を醸している「LUUP」。 「危ない」と日々Xで反対運動を見かけるのですが、そんなに危ないものなの? 京都の町の中で乗ってみた先日、健康診断で京都へ行きました。午前中の早い時間には終わったのでその足で、一条皇后定子さまのお墓のある鳥辺野陵まで足を延ばしました。定子さまが葬られたお墓は京都のはずれ、東山の中にあります。京阪電車を「東福寺」で降りて山に向かって歩いていくこと約15分。泉山寺の門をくぐって

        • なぜ書きたいのか

          新聞の読者エッセーに何度か投稿し採用されたことがある。生活の中で、「ちょっとオモロい」と思ったことを書いた。ケンカすると必ずケーキを買ってくる夫(「ごめんね」が言えない人なので)のことだとか、「おばちゃん」と絶対呼ばれたくない私が編み出した秘策や、イヤイヤ期に突入していた幼い息子とのエピ―ソードを書いたものはなかなかオモロかったと思っている。 これがなぜ採用されたのか?を考えた。それはたぶん「あるある」だ。 例えば夫はごめんねが言えないからケーキを買ってくる。昭和生まれの

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          レビュー:「義父母の介護」 とにかく年寄りに免許を返納させるのはたいへん

          村井理子さんの「義父母の介護」を読んだ。グイグイ引き込まれた。村井さんの書き言葉やそこから伝わるテンポが関西弁のそれで、私が生粋の関西人であるので読みやすかったというのもある。 でもそれ以上にこのエッセイが「あるある」で、ヒザをバンバン打ちまくる内容だったから、というのが大きい。 * 父、85歳。今年の9月末で86になる。その父が、免許を更新しようとしていた。まだ運転していたのは知っていたので、この春ぐらいからもう運転はやめるように。免許も返納の方向で、と言い続けてきた

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          レビュー:食べることは生きること~「スマホ片手にしんどい夜に。」を読んで

          「スマホ片手にしんどい夜に。」はシャープ公式アカウントの中の人こと山本隆博さんの連載「コミチ」からのアンソロジーだ。これまで取り上げられたコラムから20作品がピックアップされている。 色々な漫画家さんが書いた漫画について「シャープさん」こと山本さんが書いた感想や思考がまとめられているのだが、その中に「やさしい家電」というコラムがある。 企業アカウントはその企業のPRアカウントだから、当然その会社の製品を紹介することもある。いろいろな製品を紹介する中で反響が最も大きいものの

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          「成瀬は天下を取りに行く」レビュー:ある夏の日の美術室で

          「ぼおおのぉ、絵を描け、絵を~」 高校のとき、美術部だった(正確には「美術鑑賞部」に近い)。美術部顧問の先生は、私と、そのころいつも一緒にいた友人をまとめて呼んだ。「坊野」と「大野」だから「ぼおおの」。夏休みの美術室で、コンクールに出展する絵を描かずにおしゃべりしている私とクラスメートはしょっちゅう先生にそう言われた。 美術部は南棟の2階にあった。1984年、高校1年の夏。今から約40年前の夏はまだ、真夏でも30℃を超えることは滅多になかった。学校にはまだエアコンなどなか

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          美容薬機法ライターが「シミ取り」に行ってみた

          今までたくさんの美容記事を書いてきた。「シミ取り」の記事だけでもなん記事書いただろう。なのに、自分では1度もやった事がなかった。気にはなってたんですよ、シミ。出産のあと急激に出現したナゾのシミが「肝斑」というものであることも、若い頃に横着して日焼けするままになっていたツケが今になって「老人性色素斑」(いわゆるシミ)であることも、ソバカスのことを「雀卵斑」ということも知ってる。 肝斑は刺激を嫌い、レーザーをあてると悪化することもあるため注意が必要だと書き、だからトラネキサム酸

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          1人あたりの出生数が0.99になったというニュースを見て思ったこと

          東京では1人あたりの出生数が減り、ついに1人を切ったらしい。東京に限っての話だけど、すわ、このまま行けば日本消滅か?!と世間は騒がしい。 そりゃそうよねと思う。私の世代は小学生の頃からずっと「従来の価値観に囚われるな」「女性も仕事を持ち働く時代が来た」と言われた。専業主婦はネットで叩かれ「ごくつぶし」と言われた。 上の子供が1年生になるとき、小学校の保護者説明会で、学童保育の予約券を取るためにお母さんたちがワレ先に殺到するのを見て驚いた。 遅ればせながら私も、子供が4年

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          ブリアンで朝食を 生活に余裕があるということ~京都北山

          職場の同僚の若い娘っ子が教えてくれたパン屋さんに来た。京都は北山の「ブリアン」。幸いわたしは高槻という、大阪に出ても京都に出ても30分以内という立地の良いところ住みで、フットワークは軽い。よっしゃ、出勤の日よりはちょっとゆっくり目に起きて出かけよう。どうせ朝ごはんは食べるのだから。などと考えて家を出た。 めざすお店は京都府立植物園の真北、「北山」というオシャレエリアにある。 ちなみにモーニングは他に「スープセット」もある。「本日のスープ」「ミネストローネ」からえらべる。ち

          ブリアンで朝食を 生活に余裕があるということ~京都北山

          「家のなり怠りそね」 だから私は今日も働く

          24時間、何かしら「書くこと」について考えている。これはネタになりそうだなとか、これはあのことと結びつけて書くと面白そうだな、とか。 いつか独立してライター1本で生活できるようになりたいと思っていた。実際、今年2月に受けた「さとゆみ」さんこと佐藤友美さんのライティング道場で『1年後にどうなりたいか』を聞かれた時には「ライターとして独立すること」と答えた。 フリーランスの良さについては、たくさんのインフルエンサーが発信している。満員の通勤電車に乗らなくていいとか、めんどくさ

          「家のなり怠りそね」 だから私は今日も働く

          エッセイを書きたい

          高校の時、一番好きな教科は古典だった。……という人のお約束(?)「あさきゆめみし」で源氏物語の世界にハマった。古文の教師に気にいられて、円地文子さんの著書を紹介され「なまみこ物語」「私見源氏物語」などを読んだ。 あれからほぼ40年。いまほど「古典が好きで良かった」「古典を勉強していてよかった。古典を必修にしてくれていた文化省、ありがとう!」と思ったことはない。 5/26放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」は巷でも「神回」だともっぱらの評判だ。私もそう思う。まひろと道長の恋が

          満月と「虎に翼」

          満月だった。大きくてオレンジを帯びた黄色い月だった。時間は少しずつズレながら、世界中の人が今夜、この月を見ている。 見る月は同じなのに、いま日本にいる私と、地球の裏側にいる人とでは180度、違う環境にいる。 5/24放送の朝ドラ「虎に翼」でヒロインの夫、優三さんにもついに赤紙が届いた。出征していく夫を見送るヒロイン虎子と優三に全朝ドラ民が泣いた(と思う)。優しい夫で、結婚するなら絶対こんな人がいい、とドラマを観ている人がみんな思うようないい夫だった。 このドラマは三淵嘉

          「虎に翼」第7週と女性の社会進出について考えたこと

          外で仕事や勉強ができない。カフェでパソコンを広げて何かしている人を見ては「かっこいいなあ」と思う。まねしてみたけどダメだ。隣の人の話が気になってしまって仕事にならない。聞くともなしに耳が話に吸い寄せられてしまう。 コメダでちょっと書き物をしようとやってきた。隣の席にいる人は2人組の女性。星座の話からなぜか友人の家庭の噂話になっている。「トモちゃん」は蟹座らしい。 「トモちゃん」は大恋愛中の彼氏とうまくいっていて、相手の方の家で同棲中らしい。お隣さんは「トモちゃん」が相手に

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          馬にも衣装 飾るだけじゃないのよたてがみは

          日曜日はたいてい競馬中継を観る。馬が好きなのはもちろん、馬のおしゃれを見るのがおもしろいのである。 「額帯」という馬の額にかけられている部分やメンコ(馬の顔をすっぽり覆う馬具)がジョッキーとおそろいカラーだったり、たてがみにひと手間かけられていたり。さらさらのたてがみもいいけれど、きれいに編み込まれていたり、均等に分けられて色とりどりのゴムで結ばれていたりするのもいい。たてがみをいくつものお団子にしてくる馬もいる。首筋にたくさんのくるみボタンが付いているようで、とてもきれい

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          【レビュー】「Dr.Bala」~私は何をして生きるのか

          なにが大村医師を動かすのだろう。レビューを書くためにメモを取りながら見ていたのに、途中から手が止まり見入っていた。 「Bala」とはミャンマー語で「力持ち」のこと。由来については語られなかったが、大村医師とミャンマーの人たちとのかかわりの中で「力持ち」というニックネームが付くようなエピソードがあったのかもしれない。それほど、大村医師とミャンマーの人たちとの間は近しい。 2007年に長期滞在のボランティアとしてミャンマーに入ってから、大村医師は自分の夏休みを使って毎年東南ア

          【レビュー】「Dr.Bala」~私は何をして生きるのか