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脳をやる気にさせるたった1つの習慣【第四章】自分の夢に気が付く方法!

 脳内だけで、処理するのではなく、脳の外に固定点をつくることは、メタ認知が高まります(客観的に見て知ることができるんでしたね!)。
 客観的に見ることができると、そのように脳は認識し、初めて具体的な方法などを思いつき、行動につながっていく。その固定点を作る、メタ認知を高める方法こそが、「記録する=書く」「言葉にする」ことでしたね!
尚更、夢について「書く」ということは、

脳が喜ぶドーパミン放出!→やる気が出る
と、第三章で話してきました。

ただ・・・
「自分の夢や目標がわからないーーーー」ってこともありますよね。

UnsplashのJaredd Craigが撮影

その自分の夢や目標を発見できる具体的な方法を、答えてくれています。
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  • 紙とペンを用意して、①思いつくままを書いたり、②一人ブレストをする③早すぎる自伝を書くと見つけやすい!といいます。

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①思いつくまま書いてみる!
無意識が広く深い泉のように広がっている私たちの脳は、整理して書くということはなかなかできないといいます。まずは整理されていなくても、次々と、思いつくまま、書き出していくことが近道といいます。

②一人ブレスト
ブレインストーミングとは、複数人で自由にアイデアを出し合い、創造的な発想を得る方法のことをいいます。ルールがあり、
・批判・批評しない
・自由に、奔放な考えを歓迎
・アイデアの量をたくさん
・アイデアを結合し発展させる
これを、一人で、テーマを設定して行うことです。

▼▼▼テーマ:自分が好きなこと、やっているとワクワクすることをリストアップしていきましょう。自由に!おもいつくまま!アイデア大歓迎!たくさん!

▼▼▼そのリストアップを眺めて、、、
・発送が飛びすぎて明らかに実現不可能なものを除きます。
・これがなければ生きている意味がないと思えるもの、それをしていると他のことはどうでもよくなるくらい没頭できるものだけを絞ります。

▼▼▼続いては、なぜ自分がそれを好きなのか理由を考える。

これだけで、自分の夢や目標を発見できるはずなのです。脳には、感覚系の学習回路で情報を入力し、運動系学習の回路で出力する働きがあり、これを書くことでつなげることで頭の中の情報を整理し、気が付けるというのです。

UnsplashのMaxim Bergが撮影

③「はやすぎる自伝」を書く
 人生の半ばで書く、はやすぎる自伝を書くというのは、脳の中の偶有性のうち、確実性を増す作業であると茂木さんは言います。書いたものは脳の中で資本となっていく。資本をもとにして、新しいことや、やりたかったことに挑戦できるのだと。
 もう一つの意味として、””過去の自分との対話””となり、人生を振り返ってみたときに、自分を見つめなおすことになります。「どうしてそんなことをしてしまったのか」「自分はどういう経緯で、今の自分になったか」「どうして今の仕事を選んだのか」整理することができるのです。整理することが次のステップになるのです。
 早すぎる自伝を書いて、自分の人生を振り返っていくと、本当にやりたかったことや、無意識にしまい込んでいた夢にもう一度気づく可能性があるといいます。
 また、自分の人生には、ターニングポイントやセレンディピティーがあるといいます。「セレンディピティー」=「偶然の幸運に出会う能力」のことです。

☆☆☆「セレンディピティー」の概念☆☆☆
『セレンディップの三人の王子』という童話が元となっています。旅に出た三人の王たち。旅の途中で、自分たちが求めていないものに出合いますが、そのような偶然の出合いが、王子たちに幸福をもたらします。ここから、来ているのです。

UnsplashのBrian McGowanが撮影

自分の人生の中でセレンディピティーに遭遇したきっかけを追及していくのです。

▼▼▼書き方▼▼▼
今の自分の疑問点を起点にして、過去にさかのぼって自分の起源をたどっていくようにして書きます。

疑問点、例えばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なぜ自分はこの職業についているのか」
「自分がどういう経緯をたどってきた結果ここにいるのか」
「なぜこの人と結婚したのだろうか」
「自分はかつて自分が望んだような生き方をしているのか」
といったことです。

では、具体的にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
恋愛や離婚、結婚をした方がいたとして、自分の過去を自画像を描くように振り返っていくといいと言います。

UnsplashのBrooke Cagleが撮影

▼▼▼テーマ!!!▼▼▼
「なぜこの人と結婚したのだろうか」

一度離婚を経験して、結婚に大切なことを考えなおした。38歳で再婚を決意したきっかけは、彼の利口さを感じた。それは学歴とは違った機転の良さ、勘の鋭さなども生きる力を感じ、頼もしかったからだ。そして大切なのは経済力だ。若いころの苦労、自分の能力を活かし、発揮して、仕事を前向きに取り組む強さもあったからだ。そして貯金ももっていた。お金を大切にする考えを持っていたことも今と変わらない。
☆この時のセレンディピティー:夫

なぜこのような考えになったのか。それはやはり20代のころの離婚という経験は大きかっただろう。結婚を美化しすぎていた点があった。学歴があり、ご両親もサラリーマンを勤め上げ、部長という立場で高収入、義母は看護師と、しっかりとした職業についている印象の家庭だった。本人の人間性も優しく明るく、苦労ない感じが自分と境遇が似ているとも感じた。だが、本人に経済力がまだ身についていないという点で、自分が正社員復帰しなければならないという立場となった。夫には、私以上に生きぬく力、経済力があってほしいと気が付いた。
☆この時のセレンディピティー:前夫

離婚後すぐ結婚しなかったのはなぜか。恋愛をしたからだ。恋愛してから結婚したいと思っていたからだ。彼は、自分が精いっぱい働くということを応援してくれた。そして本人も仕事には真摯に取り組んでいたが、貯金ができない、女に甘える男であった。相手への情もあり、見極めることに5年を費やしたが、そこで私は貯金をした。
☆この時のセレンディピティー:結婚にいたらなかった恋人

結婚に、経済力、働く力、貯金も大切だと思う理由はなんだろうか。こどもの頃、育った家庭環境は・・・・

こんな風に。
自分が何を大切にして生きてきたのか、何が好きだったのか、といった自分自身も忘れていたことや、気が付いていなかったことを発見することもできるのです。本来の自分の姿を客観的に見えてくるのです。

それがわかれば、「今の自分は、かつての自分がのぞんできたような生き方をしているのか」「望んだ生き方をしていないとすれば、これから何を目標にしていくのか」「かつての自分が望んでいた以上の生き方をするには何をすればいいのか」と未来を考えるきっかけとなります。

そして、そこには、もう一つ、選択しなかった可能性があります。それを考えてみると、今まで気が付かなかった自分の気持ちがみえてくることがあります。

「あのとき選択しなかったから今の自分がある」
逆に、「あのときあっちの道を選んでいたら」ということもあるでしょう。

UnsplashのJon Tysonが撮影

誰しも、社会的な問題、経済的な問題、能力の問題、チャンスがないなど、別の道を選べなかったこという、本当はそうしたかったと思う欲望を、抑え込んでおくことは脳にとってよくないのです(コンプレックスとなっていくと、脳はやる気をなくしてしまうんでしたね!)

茂木さんは、「自伝を書く」ということは、自分の無意識しまい込んでいた夢を、もう一度解き放つことになり、人生を整理することになる。人生の整理をするということは、脳の中に確実なものを積み上げていくということです。その確実性の文だけ、不確実なものにも対処できるようになり、生の偶有性を楽しむことができると言います。
 「早く」自伝を書くことで、それだけ早く自分の人生を整理でき、次のステップに飛ぶことができるできるのです!!

UnsplashのTim Mossholderが撮影

では、人生を整理したところで、次は、夢を叶える言葉を磨く技術について話してくれます。お楽しみに!


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