ロンドン芸術大(UAL)に行って半年経ちました!感想とか諸々
こんにちは!書きたいことは山積みでしたが、上手く時間が作れないまま半年が経ってしまいました…本当にあっという間ですね。。
(書く書く詐欺していたポートフォリオやCVのことも今日から春休みに入ったので、この期間になるべく書けたらなと思っています!宣言)
写真はコース全員で次回のプロジェクトで使う場所を訪れた日の写真です。真ん中のおじさんがコースリーダーで、緑の帽子の女性がサブチューターです。
1.授業のスケジュールについて
週によって変動があるのですが、毎週このようなスケジュールです。水曜日にチューターとクラスメイト全員で美術館に行く機会も4回程ありました(チケット代は学校負担でした!♪)
自習が多いようにも感じますが、この自習がないと制作が間に合わないので私的にはちょうど良い感じです。火曜のチュートリアルはコースリーダーと1対1で約30-40分程、その時に行っているプロジェクトの進捗や発展のさせて行き方などを話し合います。年末まではクラスを半分に分けて、一日かけて10人ほどの進捗をみんなで聞く、アドバイスを出し合うという形式でしたが、数人がもっと効率的にしたいと主張した後、完全個人面談になりました。(とはいっても同じ部屋で作業しながら聞いているので、コースメートが何をしているかは大体把握しています)
有難いのはソフトウェアのクラスが一通りあること。私は全くの初心者で受験時代もパワポでなんとかしのいできたので、CADもAdobeもRhinoも一度も触ったことはなかったですが、毎週1-2時間ほどオンラインor対面で授業をしてくれて基礎的なところは全てカバーしてくれましたし、連絡すればいつでも対面で会って教えてくれたので半年ほどでRhino以外は(笑)基礎的なところは不自由なく使えるようになったかな?とは思っています。友人の学校や他のUALのキャンパスではこのようなクラスはなく、皆Linkedin learning(全大学生が無料で使えるオンライン講座サイトのようなもの)で自習して習得していたので恵まれているなぁと日々思っています。コースリーダーやテクニカルチームも含め、チェルシーのチューターは本当にサポーティブな人たちが多く、自分から助けを求めれば、100%寄り添ってくれます。
前期に3Dプリンターを初めて使った際に上手く元データが作れず諦めかけた時も、テクニカルのスタッフが私の締め切りに間に合うよう修正してくれ、無事作ることが出来ました(笑)
土日は翌週のチュートリアルの準備と、CAD.Adobe.Rhinoの録画を再度見て復習する(→分からないことろは翌週聞きに行く)、買い物、洗濯などしていたらあっという間に終わってしまいました。
2.コースに対する感想
これは個人差があるので、一意見として聞いていただければと思いますが、私はかなり満足しています。イギリス人、ヨーロッパ系、アジア系のコースメートも(建築・インテリア系のBA持っている人たちも含め)、基本的には満足しているというのを聞いて私も安心しました。私の一番の評価ポイントとしては、質問に行けば基本的にちゃんと時間を割いてくれ、且つ一人ひとりの個性や考えに寄り添ってアドバイスをしてくれるところです。実際に2時間くらいコースリーダーと語ったことも何度かありました(話し出すと少し長い笑)
カリキュラムも個人的には凄く満足しています。今のコースリーダーに代わる前は、前期に5プロジェクト詰め込まれ毎週題締め切りがあるスケジュールだったようですが、今のコースリーダーはじっくり一つの課題に取り組ませてくれる点(前期も後期も2プロジェクトずつ)は自分に合っていると思いました。コースリーダー自身が建築家なので、忙殺される日々にクリエイティブな考えは生まれにくく、どうやってアイデアを発展させていくか、クリエイティブな思考を身に着けるかというところに重きをおいていると話してくれました。今日は春休み前の最後の講義でしたが、非常に印象的だったのはCreative mannerを身に着けなさいと何度も連呼していたところです。デジタルツールの技術は大切だが、それは誰にでもやろうと思えばできることだし、数年後には使われないツールになっているかもしれない。でも自分たちの想像力と圧倒的なユニークさ、洗練されたマインドセットの価値は失われることはなく一番価値のあるものだと。だからkeep workign ,keep thinkingし続けなさいと熱心に話してくれました。講義の後、コースリーダーと二人で話した際に「卒業までにCreative mannerを高めたいと思った!」と話したら、「もう十分にできるようになってきているよ!残りの期間も同じように取り組めば何の問題もないよ。」と言ってくれたのは嬉しかったです。
別の視点では、コースメートの質もかなり良かったなと思っております。基本的に25歳以上の人たちが多いのもあり、変に群れることもなく、休日にご飯を食べることはあるけど、いつも一緒に行動するわけではないというのが私的には心地よいです。クラスの雰囲気も変に競争的すぎず、基本緩いけど「締めるところは締める」スタンスが、友達としても付き合いやすく、でも成果物のクオリティはみんな高いので尊敬もしています。
3.しんどかったこと(特に英語)
今はようやく学校にもロンドンの生活にも慣れ少しずつ余裕が出てきましたが、やはりこの半年は大変なことも沢山あったなと思います。。やはり英語の壁は今でも高いです。。コースリーダーとサブチューターがスコットランドの人でなまりがあるので、今でも何言っているか全然分からないこともありますし(イギリス人のコースメートも全部はわからないと言っていました笑)。コースメートとご飯を食べながらプライベートの話をしていても、特にイギリス人のコースメートがいるときは一気に会話のスピードが上がり分からなくなることがあります。皆の言っていることがもっと分かれば、深い討議ができたり、深くその人を理解できるのにと、何度が悔し涙を流しました(笑)
が、最近は開き直ってきて、「まぁ趣旨つかめればいいか~」「全部の会話を100%理解しなくていいか~(コメントしなくても聞いてるだけでいいか~)」くらいの気持ちでリラックスして聞いています。そのほうが意外と意味がすんなり入ってきたりもしたり。ただ、最近英語の勉強もちゃんと再開し始めました(笑)
あとは円安ですね!!これはみんな泣いています。。。私が留学を決意した際は150円台だったのでまさか190円にもなるとは誰も予想していなかったのではと。私もせっせと貯めた日本円の貯金の価値が約半分にしかならないと思うとしんどいですが、1980年は520円、1990年代は220円台だと思えば「その時に留学していた人に比べたらマシだ、、」と思いながら耐え忍んでいます。ただ実際に生活がきつくなってきたので、ついにバイトを始めました!!(私の周囲もバイトをしている日本人の友人は多いです)
4.最後に
あっという間の半年でしたが、前期の成績はなんとかDistinction(A評価)を取ることができたので安心しています。バイトも無事見つかり、あとは院進学に必要なIELTS6.5を取るのみです。(重い壁)
春休みの目標は、スケッチアップを自分で習得する、Rhino復習、IELTS勉強、最終課題エッセイに必要な参考文献探して読み始める(なるべくエッセイも書いておきたい)、なるべくバイトしてお金稼いでおく、を達成できるように、適度に休み、勉強し、働いて頑張ります!
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