拮抗筋という概念
上腕二頭筋という筋肉
この筋肉は主に肘を曲げるときに使う筋肉。
対して上腕三頭筋という筋肉
こっちは肘を主に肘を伸ばすという働きをしてくれる。
この相反する筋肉の作用を拮抗筋と呼ぶ。
これらは対になっているのでどちらかが機能不全を起こすと巻き添えをそれぞれ受ける。
例えば上腕二頭筋がめちゃくちゃ硬かったとする、そうなると肘が自然と曲がりやすくなってしまう、そうなった時に肘を伸ばす筋肉の三頭筋は伸びきっているわけでも縮み切っているわけでもなく、中途半端な距離でアイソメトリックされている。
そんな状態なので筋肉が伸び縮みが出来ずに三頭筋も結果的に硬くなる。
という考え方がある。
これはトレーニングでも同じことが言えて、肘を伸ばしきるという事が三頭筋の作用によってできれば、
二頭筋を最大可動域で収縮を始める事が出来るが、三頭筋の使い方が分からず、肘を伸ばしきる事が出来なければ、可動域の狭い状態で二頭筋を鍛える事になる。(ちょっと極例で、あまりこういう事は無いと思います)
これって筋肉だけに限った事ではなくなんでも拮抗を理解しているって大事だと思う。
独り暮らしが長かったから家族のありがたみが理解できる
ずっと個人プレイしかしてこなかったらか、チームプレイの嬉しさが分かる
公園の水道で水をのんでいたからタピオカのうまさが分かる
いつも公園のベンチの下で寝ていたから、布団のありがたみ分かる
とか、なんでもそうだけど、反対側を知っているというは大事。
色々な経験をしておく、見る、感じるっていうのは人生を豊かにするうえで重要なスパイスになる。
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