私が就活&キャリア支援をやるワケ

こんにちは。津曲です。昨年10月末に始めたTwitterも3,500人目前となり多くのフォロワーの皆様とつながることができました!

皆様本当にありがとうございます!

これまでも「キャリア=人生」に関わる重要な相談を受けるからには責任を持ちたいと、実名顔出しで発信をしてきましたが、Twitterだけの発信にも限界がありますよね。相談してみようかなと思っても、「どんな人がわからない」とめちゃくちゃ不安だと思うので、よりもっと気軽に相談してもらえるように、学生のみなさんと深く真っ直ぐに向き合っていくために「どんな人なのか!」を開示しようと決意しました。その理由についても最後にお話しします…!

これまで開催したイベントや面談では、お話ししたこともある内容ではありますが、初めて私のキャリアを含めて文字に起こします。つたない部分もあるかと思いますがお読みいただけると嬉しいです。

「生きづらさ」を抱えていた25年間

私は今年で29歳になりますが、キャリアコンサルタントとしてお恥ずかしい話、25歳までは「人に興味があって、”人のために”と邁進できる人間」ではありませんでした。私の記憶にあるのは、新卒当初、稲盛和夫さんの「働き方」という本を読んで、「こんな立派な人にはなれない!自分が生きてくだけで精一杯!」と言っていたのを覚えています。

なぜかというと生きづらさをもんもんと抱えていた人間だったから。自分を保つこと、守ること、傷つかないように、人に合わせ、世の中に合わせることに必死でした。例えばこんな感じです。

・人と話すことが苦痛(緊張で動悸がする、初対面苦手、会話が続かない、法人営業やってた頃は病みかけました…)
・人の目を気にしすぎる
・自己肯定感が低い(「自分なんて」と自己嫌悪になりがち)
・負けず嫌い=認められたい・誰かより優位でいたい=承認欲求が強い
・自己開示、自己表現が苦手

そんな自分に必死な人間が、人のためにできるわけがないんですよね…

自分自身の就職活動の話が一番苦手

短大卒なので就活は10年前になりますが、こんな状態の私の就活がうまくいくわけはなく。。

結果的には良い会社とご縁を頂けましたが、自身の就活成功体験をノウハウとした支援者が多い中、自己分析もままならなかった私は完全にしくじり先生タイプ。なので、「もえみさんの就活の話きかせてください!」が一番苦手です(笑)

就活時代は、こんな自分で生きるのは辛くて、社会人になったら変わりたい、自分に自信を持って堂々と生きて行きていきたいと、私は「何者か」になろうと必死でした。

恥ずかしい話、「バリキャリ」になりたい、が就活当時の私のなりたい姿。就職してからも、他人から「認められる」ことを求め、「仕事」に打ち込むことで「何者か」を目指していました。

ただ、目指している「何者」が何なのかもわからないまま、がむしゃらに生きていても、いっこうには「何者」にはなれず満たされない日々が続きました。仕事ではなんとか実績を残せていたこともあり、自信は少なからずついていたものの、生きにくさは相変わらず…。

HR領域に「キャリア」転換した25歳

そんな何者にもなれない私も、社会人5年目となった25歳。当時、精密機械メーカーで営業、営業アシスタント、採用、教育、総務など色々な業務を担当させてもらっていたのですが、そろそろ「プロフェッショナル」を目指して専門知識を得たい…と考え始めます。

「ヒト、モノ、カネ、情報」の中でどの分野で行こうと考えた際に、当時の会社で「会社は人がつくるんだ」を身をもって体感したことをきっかけに、「人事」の道を選びました。

当時の会社には人事部がなかったので転職。人事(ひとごと)に向き合うなら、サービス形態もとことん「人に向き合う」会社に行きたいと、教育サービス会社に入社。

ただ当時も、まだまだ「人」に興味があるというよりは「会社や組織」に興味が向いていました。プラス「人事」というポジションに、「何者か」になることをまだ追い求めていたように思います。

面接のとき、「あなた人に興味ないって言われるでしょ」とのちに上司となる方に言われたのは今でも覚えていますが(笑)それでも採用してくれた上司には感謝しかありません。

「新卒採用担当としての日々」が私を変えた

そんな自他共に認める「人に興味がない」私を変えたのは、新卒採用担当として関わった多くの学生さんたちでした。

「これから先なにやりたいの?」「あなたはどんな人ですか?」と問われる就職活動。

就活生に求められているものを、企業側になって初めて理解。

あー、こういう意図で聞いてきていたのか・・・
あー、こういうロジックが必要だったのか・・・と。
就活生だったときの自分のレベルの低さを圧倒的に感じました。

もう一つ衝撃だったのは、「志・信念」を持っている人の魅力。面接官として学生さんにお話を伺う中で、「日本の教育を変えたい!」「地方格差をなくしたい!」「幼少期の教育が大事だと思うんです!」「一人一人の個性を大事にした教育に携わりたい」そんなことを、キラキラした目で語る学生さん達や新卒入社で頑張るメンバーの熱い想いに触れ、この想いを叶える手段として就職したい会社を選ぶんだということ、自分が実現したいこと、なりたい姿(自分の目的)がはっきりしている人は成長スピードが早い、努力もする、結果的に成果を上げていくし、満足したキャリアを生きているということが分かりました。

ただ、ここまでしっかりと自分を理解し、未来を見ている学生さんは1割いるかどうか。ほとんどは「就活だから」と「なんとか」答えを持っている状態でした。就活になって初めて「自分一人で考えろ」と言われるのは酷だと。社会のことも分からないことだらけなのに、会社が偉そうに問いかけている場合ではないと感じるように。

内定はゴールではなく、これからの人生どう生きたいのかをライフデザインしてく方が、より自分が満足いくキャリアを歩めると確信しています。就活はその手段にすぎません。

内定がゴールになり、「就活だから」と受かるためのノウハウや見せ方にこだわることで、不幸なミスマッチがおこるし、2〜3年経って、「自分はなにがやりたいんだろう」とまた悩み始める人を多く見てきました。こんなに一生懸命、就活したのに。と残念に思うんです。

人生100年時代に求められる”自分らしさ”

人生100年時代といわれ、老後は年金をもらえるかもわからない。国が老後年金以外に2000万円必要だと言って話題になったように、生きるためには、一生自分の「価値」を高め続け、世に提供していかなければ生きていけない時代になりました。

だからこそ、学生のうちに、自分と向き合ってどう生きて行きたいか、なにを大事にしたいのか、自分はどんな人間なのか=つまり”自分らしさ”を追求する必要があると思っています。

でも、その考えに触れる機会がなく、時期が来たらインターンに参加し、媒体に登録し、みんな就職するからとレールに乗っていく。

私も就活生時代、キャリアや自分らしさに触れる機会やきっかけ(場所)が欲しかった。自分の殻を破りたかった。おそらくできている人は自ら情報を得に行っていたんだと思います。変わる努力をしていたんだと思います。でも私にはできなかった。

もし就活時にできていたら、絶対違う人生があったはず。それなら、そうやって失敗した私が、しくじり先生として同じように自分一人では自分の生き方に向き合うことが難しい学生さんたちに「自分らしさ」と向き合う場所や機会を提供したい。これを人生かけて実現したいと思うようになりました。

ここから私は、「会社・組織」ではなく、より「個」に寄り添いたいと「ひと」に興味を持ち、「学生さんのために」との想いを持ちキャリアを歩むことになります。

私が無償で「就活・キャリア支援」をする理由

理由は単純明快。信念として学生さんから「就活・キャリア教育」でお金をもらうことはしたくない。ただそれだけ。綺麗ごとだ!と思われるかもしれませんが、人生の大海原に出る、人生かけるほど苦しい想いと向き合う学生さんをただ純粋に応援したい。

また、自分が貧乏学生だったこともあり…笑(飲み会とかがない日は1食100円生活していました笑)
「お金がないから出来ない」「リスクを考えて一歩踏み出せない」といった壁を一つでもなくしたい。そんな想いで無償にこだわって支援をしています。

生活するお金が必要なら、私は別のことで成果をあげる、成果を繋げてお金をもらう。ただそれだけの話です。

この1年、マネタイズは考えずに、本業ではHR領域の知見を得る為に人材紹介派遣会社に転職。キャリアアドバイザーの仕事をメインに、この1年以下の取り組みをプライベートで着々と行ってきました。

・Macherを始め、3ヶ月で100人以上と面談
・就活生向けに自己理解セミナーを開催(参加者のべ70人以上)
・自論だけではなく、体系立った理論を基にアドバイスをしたいと思い国家資格キャリアコンサルタントを取得。
・Twitter運用開始(フォロワー3,500人突破)

そんななか、今年2月、転機が訪れます。

Twitterのご縁でA-LABO(http://www.central-engineering.jp/a-labo/)の社長である齋藤さんに出会ったことです。

A-LABOのコンセプトは、“自分らしさ”を見つけ、新しい未来を創造する今までになかった次世代の学習・探究スペース。私が実現したかったこととカチッとパズルのピースが偶然にもはまりました。

本来はセントラルエンジニアリンググループ会社の研修会社として運用されている場所ですが、齋藤さんの学生さんたちに明日の自分を創造するために全力で自分と向き合える場所をとして使って欲しいという熱い思いを伺い、A-LABOを拠点に支援活動をさせていたくこととなりました。

個人的には場所をお借りする、実現したいことを実行に移すチャンスをいただくので、その代わりとまではいきませんが、4月以降、私もセントラルエンジニアリンググループに所属し、新卒採用研修などにも携わり、会社への貢献もさせていただきます。

「生きづらさ」と向き合う

採用担当としてもですが、学生を支援する存在として、真摯に学生さんと向き合う為には、まずは「自分自身が自己理解できていなければ信頼関係は作れない」と、「自分が中心、生きることに精一杯」のままでは「学生の為にはできない」「生きづらさ」への向き合い=自己理解を進めました。

「生きづらさ」の根本原因は「コンプレックス」だった

自己理解を進める中で、私の「生きづらさ」の根本原因としてたどりついた一つの答えは、「コンプレックス」でした。その種はとっても身近な存在だった、歳の近い弟やいとこ達。

正直、このコンプレックスは無意識でした。年が近い分、幼少期から比べられやすい環境ではあったと思います。テストの成績、運動会のかけっこの順位、運動神経、高校受験、大学受験。なにをやっても私は他の兄弟達に比べてかないませんでした。

無意識だったのは、両親や祖父母も比べるようなことは言わなかったからだと思います。ただ一言心に残っている言葉がありました。「もえみちゃんはもえみちゃんらしくでいいんだよ」という言葉。優しさだったのだと思います。比べる必要はないよと言ってくれたんだと思います。でも悔しい思いも感じないように抑えていたほどの幼心には、「やっぱり私はだめなんだ」と受け取ってしまったんだと認識しました。

認識した瞬間に、負けず嫌い、認められたいがすっと消えたのは今でも不思議な感覚です。ただ「幼少期の幼い私」が「大人になった私」を苦しめていたのはまぎれもない事実でした。

私が「自己理解」を通じて変われたこと。

・未来思考になれた(実現したいことが明確になった)
・自分の為ではなく誰かの為が、パワーの源
・人と話をして身の上話をする毎日
・自己肯定感は底上げされた
・他人と比較しなくなったことで、
 →負けず嫌いが消滅、自己肯定感も底上げされた

まだまだ、生きづらさを感じる時もありますが、少しづつ「自分らしく」いきれるようになってきています!!

自己理解は、一人では難しい。

それが私の感想です。そもそも、「内省・向き合い」が上手ければ、コンプレックスなんてとっくの昔に気づいていたでしょうし、生きづらさをもんもんと抱える理由はなかったはず。

感情に流されたり、思い込みや、思考の癖(べき論)などが邪魔をしてしまう以上、新たな問いを投げかけてもらい、気付きを得られる為には、サポーターの存在は必要不可欠だなと思っています。

私の場合は、人事部の上司にサポートを依頼。徹底的な深堀と、自己変革の為のコントロールもサポートしていただきました(実は今でも師匠としてお指導いただいています!)

「変われた要因」は以下だったと分析しています。

・やりたいこと(志・目標)を見つけられたこと
・「変わりたい!抜け出したい!」という想い
・自分のそのものを認め、受け入れること
・自分の殻に籠らない、思い込みを疑う
・向きあいをサポートしてくれる存在
・逃げそうになったとき引き留めてくれる存在
(何度も、過去の価値観に引っ張られて心が折れかけました)

コミュニケーション下手や、人見知り、自分を出せない苦しさ、周りを気にしすぎるもどかしさなども、私自身がもともとそうだったからこそ、「自分らしさ」の追求と、「自分を変えたい」という学生さんの力になれたらと思っています。

すみません、気がついたら長々となってしまいました!

ので、この辺りで・・・笑

津曲という人間を少しでも知っていただけたら嬉しいなと思っています。ここまでお読みいただきありがとうございました・・・・!

最後に、私のお手伝いをしてくれる学生さんを募集します!

A-LABOで長期インターン(報酬あり)募集です。個別に単発で面談をすることとプラス、長期的に学生さんたちと関わりを持ってサポートしていいきたく、学生団体としての運用を企画しています。

学生代表やマーケターとして「学生視点」で一緒に作り上げてくれる仲間が欲しいです!業務内容としては企画、マーケ、マネジメント、イベント運営など多岐にわたり、基本的には、私のパートナーとしてお仕事をしていただきます。

1)「自分らしさ」「キャリア」について共感していて、自己変革していきたい!熱意のある学生(学歴、学年不問)

2)長期で継続していける方(最低1年くらいは!)

3)もちろん、就活やキャリアのサポートします!

ご興味ある方とは、まずは個別でお会いしたいと考えていますので、twitterのDMにてご連絡ください!お待ちしています!!


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