見積を出すことにビビるな

このタイトルは、自分が社会人1年目の時に代表が先輩に言っていた言葉。
その当時はまだ営業すらしたことがなかったため、「なんで、そんなことを言うんだろう」と疑問に思っていた。

今ようやく営業現場に立たせていただいて、「いつのタイミングで、この見積もりを、この金額を伝えよう」と考える時が増えてきた。特に私の仕事は無形商材のためアウトプットイメージを想像しにくい。「何故そんなものにお金をかけなければならないんだ」と思われるときも結構多い。まだ世間一般的には有名な会社でないため、そう思われても無理はないし、「組織活性」の重要性もまだ浸透しきっていない。

ただ、その金額になったのには、必ず何かしらの想いがあってのこと。今の課題をなんとかして解決していかないと、もっと悲惨なことになるとか。長期的に見てみると、先行投資しておくべきとか。このような、お客さんを思う気持ちがあって提案内容や見積の数字が出てきていると考えると、自信を持っていいし、持つべきだと思う。

「これくらいの金額になるんですけど…」と弱弱しく見積を出してくる人。力いっぱいプレゼンをして見積を出し「少しでも課題解決に向けてサポートさせてください」と言ってくる人。一緒に仕事をし、その対価を払うのはどちらの方がいいか。主観だが、後者。自分の仕事・考えに誇りを持ち、自信のある人の方がやり抜くと思うから。

ようやく、代表の言葉が分かった気がした。

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これから、お客さんとお金の話をし始める社会人1年目の皆さん。まだ自信は持てないかもしれない。だがそんな時でも、「根拠のない自信」「大丈夫という自信」を少しでももっていてほしい。そして、自分の仕事と相手に求める対価が同じくらい価値あるものにしていく気概を持ち続けてほしい。

とっても嬉しいです。創作活動の励みになります。