産後クライシスのときに思い出したこと
産後クライシス。またか、と思われる方も多いはず。
わたし自身産後クライシスの経験があるけれど、他の方の経験を読んでふむふむと思う一方で、産後クライシスという言葉が当たり前になってきているのだから、もう少し周りが環境を整えるような社会にならないと、離婚夫婦は増える一方なのではないかと感じる。
さて、産後クライシスである。
うちの家庭の場合は
産後一か月からツマの完全なるワンオペ
働き方を変えない夫
によってもたらされた。
産後の身体は非常事態なのに、洗濯、掃除、食事作り一切を引き受けて、休みの日に30分だけ夫に預ければミルクをあげることもせず、抱っこしているだけ、
残業を減らすことなく毎日19時、20時に帰宅。
夜泣きの対応も全てツマ
寝室は夫のみ別
という環境、認識だった。
今のわたしから当時のわたしに言ってあげたい。
お母さんになったからって我慢しているけれど、それ、我慢していいことじゃないから!!
そう、当時のわたしはみんなお母さんたちはしていることだから(みんなって誰だ)という認識だった。
にも関わらず、夫が産後鬱に。
正直、子どもを2人産んだくらいしんどかった。
何度別れる、と告げたかわからない。
ある日ふっと思い出されたのは、わたしがこんなにがーがー言ってもごめんと言い、言い返さない夫が、結婚前、出張先からお土産を不器用なくらいたくさん買ってきてくれたこと
であった。
別にほしくなかった。あれば嬉しいし、感謝もしたけれど、あれこれねだる性格でもないし、お付き合いにお金をかけたいタイプでも、お互いなかった。
優しいのだな
と産後クライシスのときに改めて気づいた。
ヒステリーぎみになっているツマに言い返そうと思えば言い返せたのである。
しかし、夫はそれをしなかった。
ひたすら反省をしていた。
美味しいものを買ってくれた。
もうすぐ2歳になる我が子を見て、夫も見て、
もし2人目の子どもを授かっても、このチームならきっと大丈夫だ。
そう感じるこの頃です。
そして我慢はせず、
思ったことは伝えること。
自分にできなくてよそのお母さんができていることがあっても、自分は自分。
人それぞれであること。
忘れずにいたいと思う。
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