海と過ごす休日
あっという間に6月になったなーって思っていたのに、またあっという間に半月が過ぎていた。梅雨入りして、雨はそんなに降らないけれど蒸し暑い日が続いていて、バテ気味。頭が重くて痛くて、体がだるくて、何にもする気が起きない。やりたいこと、描きたいイメージ、つくりたいもの、頭に浮かんではくるんだけどね、体が動かない。
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この前、といってももう2週間前の週末、天気がいいから海辺で読書をした。水筒にコーヒーを入れて、最初は砂で汚れないようにコンクリートの階段に座っていたけれど、お尻が痛くなって砂浜に腰をかける。誰もいない静かな海。波の音が心地よい。1時間ほど読書をして、とても気持ちいい時間を過ごせた。わたしにしては長い時間屋外、それも日が当たる場所で過ごしたせいか、午後からスイッチが切れたように疲れて昼寝してしまったけれど…。
家の前が海という環境で暮らし始めて2年ちょっと。毎日海が見えるのが当たり前になったけれど、やっぱり海への憧れは強くて、休日には海を見たく散歩する。
海と道の間の壁、なんていうんだろう?これに沿って歩いていると、時々壁が切れて海に降りられるところがある。砂浜だったり、岩場だったり、いろんな海辺が広がっていて、いい感じの場所が見つかると、「ここを秘密基地にしよう」って思う。潮の満ち引きによって景色が変わるから、同じ場所を次に見つけられないことも多い。
ピクニックがしたい、キャンプがしたいって思うけれど、なかなかハードルが高くて実現できずにいる。でも、わざわざ頑張って特別なことをしなくたって、飲み物と文庫本持って海に行けば、それで十分楽しいことがわかった。今度は夕方、缶ビールを持って海に行こうと、密かに計画中。花火もしたいな。思いついた時に、ふらっと楽しむのがいい。
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海辺で本を読んだのより、もう少し前の週末には、妹と海に行った。仕事で半年に1回くらいこっちへ来ることがあって、空いた時間に会っている。一緒にお昼ごはんを食べて、海を眺めた。
岩場には魚や海の生き物がたくさんいて、子どもみたいにはしゃぎながら眺めていた。他愛もない話をして笑って、やっぱり家族だなーって思った。もう10年以上別々に暮らしていて、会うのは時々なのに、会えばなんの遠慮もなく話せて、心の底から笑える。いや、そんな風になったのは社会人になってからか。学生時代はコンプレックスもあったし、性格が正反対だから衝突することばかりだった。でも不思議と社会人になってからは、やっぱり姉妹だなーって感じることが多くなって、心を許せる大切な存在。
今月末、久しぶりに帰省をする。なんとなく実家に帰るのが億劫になってしまっていたけど、弟が帰ってくるからそれに合わせて、久々の全員集合。初めて甥っ子にもお会いできるから楽しみ。最近なんだか調子が悪くて、頭がふわふわして、自分に実感がない感じ。それでいて、何をするのも嫌でたまらない。少し、ゆっくり休めるといいな。
読んでくださって、ありがとうございました。