-Freudenstadtフロイデンスタット- 黒い森
夏休みの家族旅行に、ドイツ南西部にあるSchwarzwald (シュバルツヴァルト / 黒い森) へ出かけました。『黒い森』と言う名前は、植林された針葉樹により森全体が黒っぽく見えるから…だそうです。
コロナが怖いので人気のある大きな街や湖の側は避けて、私達は Freudenstadt フロイデンスタットという小さな街に宿泊しました。Freude フロイデ とは『喜び』の意味です。「喜びの街」だなんて、なんだか良さそう。冬にはスキーも楽しめるゲレンデが近くにあるようです。
ーFreudenstadt フロイデンスタット・街の様子ー
↑ぐるりと四角く建物に囲まれた広場には、噴水や、子供用遊具のある公園もあって広々。公園内にベンチも多いし、カフェやレストランもあってのんびりと過ごす事ができる。
ー散策ー
街の広場から出発する、散策コースがありました。
12,5km 3時間20分のコースで、ぐるっと回って帰ってくる円周コースです。私達もこのコースに沿って散策を楽しみました。
↑フリードリッヒタワー&「喜びの街」を見下ろす展望。
↑タワーの側にはカフェもある。Schwarzwälder Kirschtorte シュバルツヴァルダー キルシュトルテ / 黒い森地方の名産であるチェリー酒を効かせた生クリームケーキ。
↑森の中の散策の様子。
↑大きな蟻塚を発見。
↑タワー近くにあるミニゴルフ。
↑散策で見た植物を紹介しています。
ー宿泊先ー
夏休みで我が家に滞在中の息子くんもいるので、Ferienwohnung フェーリエンボーヌング と言う一軒家やアパートの一室まるまる貸し出しの、別荘のような所に滞在しました。極力他人との接触を防ぐ事が出来ますし、安いのです。
↑このお家の半地下。大家さんは数件隣に在住。到着日に鍵を受け取り、帰りはドアに鍵を挿したまま勝手に出発で良いとのこと。宿泊料は前払いだとはいえ、事後チェックなしでいいんですか⁈
↑こちらが入り口。
↑大きな窓もあって明るい室内。食器類、食洗機&洗濯機あり。大人2人+子供1人(ソファベッド)。キッチン兼リビングにソファベッド、そこから繋がった寝室。寝室にあるドアは洗面所(トイレ&シャワー)というコンパクトな住居。
宿泊料金は、3人で3泊4日 250€ (1€ 120円計算で30000円)でした。
改築されてから間もないようで綺麗な室内でしたが、浴室の換気があまり良くなかったことと、私は見ませんでしたが夫は虫を見たそうです…(半地下の為か地下室にいるような虫だったそうですけれども。私のパニックを恐れて言わなかったそうです。) おかげで?私は快適に過ごすことが出来ました。
ーコロナ対策ー
私達夫婦はワクチン接種2回目も済ませていますが、息子くんはワクチンを打っていません。ドイツでは現在、ワクチン未接種の人は、『陰性証明』が宿泊先や外食時(室内の場合)に必要となります。しかも、24時間以内のものしか有効ではありません。息子くんは旅行前日に地元で検査所を訪ねて陰性証明を獲得し、私達はワクチン接種証明を持参、無事に宿泊先に提示する事が出来ました。旅行中も現地の検査所を調べて検査を受け、証明を出してもらいました。
街中のレストランやカフェの、テラス席では各種証明は必要ありません。ですが、雨の日はテラス席は使えませんので、陰性証明がないと利用できません。各種観光施設も同様ですが、ワクチン接種、陰性証明のどちらを持っていても、室内では原則マスク(しかも医療用に限る)着用が義務付けられています。レストランや、カフェでも着席中以外の移動(入店、退店時やトイレ利用)はマスクを着けます。各種証明は入店時に提示し、更に、名前と住所・連絡先を紙に記入して(あるいは登録制のアプリに入力して)提出する必要があります。
↑カフェの入り口にあった消毒マシーン。両手を差し込めば消毒液が出てくる。下にある長方形の口は、携帯や財布などを置けば殺菌をしてくれる。
『黒い森』の中を歩いたのは簡単な散策コースのみでしたが、緑が気持ち良かったです。コロナで色々と対策も大変ですが、良い気分転換ができました。
2021年8月27日